『歯車』芥川龍之介:いまにも自殺しそうな緊迫感がスリリング! | lideli-rev

lideli-rev

ライデリの制作チームが、マニアックなことをつらつら書いていきます。

歯車 他2篇 (岩波文庫 緑 70-6)/芥川 龍之介

¥420
Amazon.co.jp

芥川龍之介最晩年の小説。『河童』『侏儒の言葉』『或阿呆の一生』などとほぼ一緒ってことらしく、最後の作品かどうかはわからない。『河童』とか『侏儒の言葉』とか小説じゃないし、風刺ってか、愚痴っていうか、説教臭いっていうか、作品としてあんまり読んで面白いもんじゃないと思う。
もともと芥川の小説自体、説教臭いのが多いと思う。『芋粥』みたいな。

『歯車』は、小説だし、主人公が死にそうで死にそうで、幻覚は見えるし、ドッペルゲンガー出てくるし、普通に作品として面白い。現代的に読んで、実は最も面白い作品じゃないかと思う。

いまどきでは、青空文庫で無料で読めてしまう。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card40.html

芥川龍之介全集〈1〉 (ちくま文庫)/芥川 龍之介

¥840
Amazon.co.jp

芥川龍之介の「羅生門」「河童」ほか6編 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 近代文学編)

¥780
Amazon.co.jp

作家たちが読んだ芥川龍之介 (別冊宝島 1385)/芥川 龍之介

¥770
Amazon.co.jp