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芥川龍之介最晩年の小説。『河童』『侏儒の言葉』『或阿呆の一生』などとほぼ一緒ってことらしく、最後の作品かどうかはわからない。『河童』とか『侏儒の言葉』とか小説じゃないし、風刺ってか、愚痴っていうか、説教臭いっていうか、作品としてあんまり読んで面白いもんじゃないと思う。
もともと芥川の小説自体、説教臭いのが多いと思う。『芋粥』みたいな。
『歯車』は、小説だし、主人公が死にそうで死にそうで、幻覚は見えるし、ドッペルゲンガー出てくるし、普通に作品として面白い。現代的に読んで、実は最も面白い作品じゃないかと思う。
いまどきでは、青空文庫で無料で読めてしまう。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card40.html
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