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神話の神様として知られる「天照大神」がモデルの主人公、
世界をあまねく照らす太陽神「アマテラス」が送る、涙あり笑いありの癒し系アクションゲーム。
主人公と言っても、ここでのアマテラスは逞しい体つきをした白狼なのですが、
非常に心優しい神様なので愛らしく緊張感のない顔つきをしていて、
行く先々で常に犬扱いされ「シロちゃん」だの「ポチ」だの好き勝手に名前をつけられます。（世界をあまねく照らす太陽神です。）
ゲーム全体の雰囲気はまるで、日本画や水墨画、切り絵、昔話の絵本を寄せ集めたようなヴィジュアルになっていて、イベントシーンではその美しさに思わず見惚れてしまいます。
芸術性が高いので、公式攻略本も見ていて楽しめるし画集も発売されています。
サウンドトラックも、三味線や和太鼓、雅楽、琴を使用していて下手に現代風にアレンジされていなかったりするので、とても演出が凝っています。
ストーリーでユニークなところは、ゲームを進めていくうちに
「日本書紀」を始め「一寸法師」「里美八犬伝」「弁慶と牛若丸」「浦島太郎」「桃太郎」「舌切り雀」・・・と、数えたらきりがない程、日本に多く存在する伝説や昔話に出会えるところです。
脚本もしっかりしているので、お恥ずかしい話ですが、ラストで号泣してしまいました。
ゲームの難易度もそれほど高くないので、大人子供、幅広く楽しめると思います。
カプコンゲームの有名どころでは、
映画化されるまでに人気を博した「バイオハザード」等があります。
実は、「バイオハザード」のプレイヤーとしては、
映画の方はゲームの内容とは異なる物で、別作品として認識する人が多いです。
何故かというと、カプコンゲームには、「バイオハザード」だけに限らず制作側の遊び心がふんだんに盛り込まれていて、「バイオハザード」自体も「怖い」というイメージだけで括られてしまわれがちですが、
実はやってみると、バカバカしくて笑えたり、くだらなすぎて逆にそれが憎めなかったりする意外な要素がたくさんあるのです。
しかもそれがさりげな～く真面目～にふざけてくれるのでこちらも予想できなくて、恐怖やスリルと挑発的なユニークさのギャップが癖になり「さぁ今度はどんな風に笑わせてくれるかな」という気持ちになって次回作もつい期待してしまうのです。
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