1920年代、ある母親のもとから息子がこつ然と姿を消す。数ヶ月後、警察からの息子発見の一報を受け、息子を迎えに行くと全くの別人だった。
警察は「間違いなく息子だ」と言い張る。やがて明らかになる腐敗と惨劇。
クリント・イーストウッドが監督と音楽を兼任。主演はアンジェリーナ・ジョリー、ジョンマルコビッチ。
実話を元に作られたというこの作品ですが、
実話だと思いたくない程凄惨なストーリーで、思わず目を伏せたくなる程。
しかし逆に、この目に焼き付けてその真実を認知しておかないと、罪になりそうな気持ちにさせられます。
嫌でも引き込まれてしまう作品です。
この事件については、当時の新聞記事が公式サイトでも公開されていて
アンジェリーナ・ジョリー演じるクリスティン・コリンズ本人の
憔悴しきった顔写真等が閲覧できます。
驚かずにはいられない事件の結末も、もちろん映画で知る事ができます。
クリント・イーストウッドの作品は、この作品のように深く考えさせられるものがほとんど。
例えば、戦時中の日本の硫黄島を舞台に、2部大作構成で話題となった「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」
実際にあった日米の戦い。その中で繰り広げられるヒューマンドラマが、
戦争を知らずに生まれた私のような日本人には特に、今日の平和のありがたみを噛み締めさせてくれます。
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