気づけば2020年はブログを更新してなかったのか…
今回はベースに使えるFuzz Faceを作ったので、その話を備忘録も兼ねてやっていく。
以前から脱法BOSSコンというものに憧れており、可燃ごみ箱様をはじめとしてさまざまな方の実績を参考に完成させることができた。詳細は割愛するが要するにラッチングリレーとロジックicを使って、BOSSコンのモーメンタリスイッチをそのまま流用している。
土台として使ったのはおなじみPSM-5。理由は赤いからと安いから。コントロールは2枚目の通り通常のFFのVolumeとFuzzに加え、プリゲインを増設してみた。これはギターでよく使われるいわゆる鈴鳴りサウンドをベースでもやってみたかったからなのである。というのも、おれが普段よく使ってるベースはジャズベなので、ボリュームが2つあるわけだ。鈴鳴りサウンドはギターやベースの本体のボリュームを絞って得られるものなので、ボリュームが2つあるのは非常にやりにくい。しかも歪みとしては別のオーバードライブなりファズなりを使うつもりで、コイツは完全に鈴鳴りサウンドを得るためだけに使うつもりだった。そこで、ベース本体のボリュームをフルテンにしたまま入力を絞るため、プリゲインを作ったわけだ。
ここで、普通にプリゲインとして50kAのポットを繋いだわけだが、下写真の左のつなぎ方だとプリゲインをほーんのちょっと回しただけですぐ歪んでしまうことがわかった。
エフェクターなんかを作ってると、ゲインやボリュームのつなぎ方は「3番に入れて2番から出す」のが当たり前のため、何にも考えず繋いでしまっていた。しかしこれでは、アウトプット(ここではFFの入力に接続)がグラウンドに近くなるだけで、ベース本体からの入力を絞る効果は小さいと推定。そこで、ジャズベの配線みたいに「2番から入れて3番から出す」ことにしてみた(写真の改良のほう)。これならベースの入力がグラウンドに近くなるので、入力を絞る効果が大きいんじゃないかなということになる。実際、今まではプリゲインが8時くらいでもう限界だったのが、改良案で繋いでみると、プリゲインが9時くらいでちょうど良くなった。とりあえずは成功か。もちろん、FFの歪みを使いたい時は12時くらいまで回せばちょうどいい感じになる。そもそもベースはギターよりも出力が大きいので、プリゲインがない(≒プリゲインをフルテンにする)とFF特有のプープーサウンドになってしまい使い物にならなくなる。
まぁ、そもそも50kAじゃなくてもっと抵抗大きいポット使えばいい気もするけど…手持ちにこれしかなかったから。。。2個目を作ることがあれば(ないと思うけど)、1Mオームくらいのを使ってもいいかなと思う。
終わり