こないだ本棚の整理をしていたら、ベースマガジンが随分たまってきていることに気がついた。いや知ってたけど。ちゃんと数えてみると97冊。我ながら多すぎだと思う。


一読者として偉そうなことを書いてしまうが、ほんとにこの雑誌は面白いと思う。もちろん面白いと感じるのはベーシストか、もしくはよっぽどベースが好きな音楽ファンだろうけど。

最近のベースマガジンはどちらかというと保守的というか、良くも悪くも普通の企画が多くなってきている。実はおれは自分がベースを始める前の時代のベースマガジンもたくさん持っている。主に古本屋やネットで買ったりしている。最初は好きなアーティストのインタビューなんかを目的に買っていたのだが、読んでみると譜例や練習譜面はもちろん、「ベースを一から作ってみよう!」とか言って木材加工の工程を延々と連載する記事なんかあったりして面白い。一番イカれてるなと思ったのは、「アダルトビデオのパケ写にベースが写ってる!」と、アダルトビデオを紹介している記事を見た時かな…。

そんなイカれた雑誌、ベースマガジンの一部を軽く紹介したい。


これはおれが持ってるベースマガジンで一番古いやつ。第3号とのこと。この頃は付属音源がCDじゃなくてソノシートなのね!再生することもできんわ…。


第36号。若かりし頃のピノ・パラディーノ。今ではプレベがメイン機だけど、昔はスティングレイのフレットレスを使ってポップソングを中心に参加していた。


2004年1月号。黒いグルーヴといえばこの人、ミシェル・ンデゲオチェロ。表紙が赤と黒でカッコいい。


2005年1月号。みんな大好き亀田誠治師匠。これは東京事変の教育をリリースした時のもの。ちなみに撮影場所は浅草とのこと。


2005年12月号。ビンテージフェンダーに焦点を当てた巻号である。これ読めば大体フェンダーベースについて知ることができる。


2006年5月号。ジャコさんである。あのドナ・リーが譜例として紹介されている。この時点で死後約19年が経っているが、それでもなお表紙になるジャコはやっぱりすごいね。


2006年12月号。ご存知変態、レス・クレイプール。絶対これ前見えてないでしょ。いつの日かこのベーマガにサインをもらいたい。


ちょっと飛んで2009年7月号。ベースのメンテナンス、改造に焦点を当てた巻号。これ読んでメンテのイロハを学んだ。ベースマガジンは定期的にこういう特集も組んでくれるのでありがたい。


2013年6月号。おれが敬愛するスチュアート・ゼンダーの特集。とは言っても、彼の現在の活動よりはやはりJamiroquaiにいた頃のプレイに焦点を当てた内容になっている。デビューから20年、グループを脱退して13年経つのにこの扱いはすごいね。ちなみに最近はB'zの稲葉浩志のサポートをやってた。

ここからは番外編、変な表紙の巻号を紹介していきたい。


2015年5月号。内容はギャルバン、女性ベーシスト特集とのことだが、表紙は有村架純…当然ベーシストではない。何考えてんだベースマガジンよ。


2013年11月号。グラビアアイドルの杉原杏璃がDIとともに寝そべるという前衛的な表紙。もちろんベーシストではない。「機材であるDIの特集に花を添えてくれました」とか書いてたけど、それでいいのかベースマガジン。


2016年9月号。グラドルがいいならお笑い芸人でもええやろの精神で登場したのか、RGが表紙に。確かにアメトーークのギター芸人では唯一ベースを持ってきていたが…個人的にはまだはなわの方が理解できる。


最後はベースマガジンじゃなくてギターマガジン。メンズノンノと間違って買ってしまった(大嘘)。みんな大好き長岡亮介である。某知り合いの結婚式ではウェルカムボードの側にも飾られていたね。

なんか結局ほとんど好きなアーティスト紹介になってしまったけど。国内外問わずいろんなアーティスト、さらにはベースという楽器そのものの特集も頻繁に組んでくれる面白い雑誌なのである。ベーシストはもちろん、ベースが好きな人は是非読んでみてほしい。


おわり