先輩の仕事の一つとして教育というものがあると思います
自分がされてきたことの中で良かったこと・嫌だったこと・嬉しかったこと・役に立ったこと
後輩に継承していきたいこと・継承していくべきこと・継承しない方がいいこと
それを自分の中でろ過していく
そして来るべき後輩が出来たタイミングで今度は自分が逆の立場で実践していく
これも先輩の仕事の一つだと思います
先輩といっても一番上までいくまではずっと誰かの後輩でもあり先輩でもあります
自分がしっかり教育されてきたからそれでOKというわけではなく、なんで先輩がそうしてくれたのかを考え、思いを巡らせて「それごと」伝える
行動だけを伝えても意味はありません
「なんで」それをやらなければいけないのか
その使命感や動機もしっかり伝えていかなければ、その会社が大切にしている理念や長年培って出来た風土みたいなものがどんどん薄くなってきます
面倒だけれど自分もしてもらったことだからやるというのでもなく、自分がしてもらってなかったらやらなくていいわけでもなく。
なにかに突き動かされながら自分の中でろ過して実践する決意が必要です
そういう先輩であって欲しいし後輩にもそういう目で見ていて欲しいなとぼくは思います
継承していくべき心・仕事に対する姿勢・仕事がある喜び・それを全うしたいと思える使命感
一緒に仕事をしていく仲間に対する思いやり・慈悲・やさしさ・尊重すべきこと
そういうのは伝えるのはとても面倒だし相手に煩わしいと思われるかもしれないけれど、そういう時に大切なことは自分の気持ちではなく、相手の将来やその相手に接客されるであろうお客様の事を考えることです
そこに考えが至れば少し背中を押してもらえるんじゃないかと思います
大切なことは環境や待遇だけではなく「人」だと思っています
人に恵まれたと思ってもらえる環境にしていきたいなと思う最近です