壊れ天秤記録

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星に願いを

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人を待つ時間というのは、それだけでそわそわドキドキするものだし、それが好きな人だというのなら尚更ふわふわドギマギしてしまうものだろう。そんな柄にもないことばかり考えてしまうのは、多分昨晩見たドラマのせいか。高校生が放課後に繰り広げる甘酸っぱい青春の気に中てられて、その気になっている。あるいは今日がクリスマスイブだからというだけかもしれないが。

そんなことばかり考えているから、僕は背後から忍び寄る影に気づかなかった。
叩かれた肩の方に振り向けば、凍てついた僕の頬に彼女の柔らかな人差し指が突き立てられていた。不覚。
「先輩って、案外簡単に引っかかるんですね」

ころころと笑うこの笑顔が他の誰かに向けられるのは我慢ならない、という独占欲を押し殺す。

駅前のロータリーを離れ、目的地へ。人波に飲まれてはぐれぬように目を配り、常に隣を歩く。逸る足を抑えて歩くのはなかなかに大変だったから、彼女の小さな手が空いていることに気が回らなかった。などというのは言い訳だ。僕にはそこまでの度胸はなかったというだけのこと。己の小心さに呆れ傷つきながらも、無感情に時は流れ無慈悲なまでに足は歩みを止められない。

「晴れてよかったな。数日前まで雨予報だったから少し心配していたんだ」

なんて無意味な世間話をしてしまう。僕のうわずった言葉は薄っぺらく、冷たいビル風に吹かれてあらぬ方向へと飛んでいった。

公園に入って視界が開け、巨大な複合施設が存在感を主張する。
建物に入るとシャンデリアのような輝きが出迎えてくれた。ここには何度も来ているが、クリスマスともなるといつになく華やかな装いを見せてくれる。
まずは、最初から行くと決めていた眼鏡屋に。彼女が眼鏡を買い替えたいと言うので、それならプレゼントに買おうというところから今日のお出かけは企画されたわけだが。普段は家でしか眼鏡を掛けない彼女のレアな表情がたくさん見られるのだから、僕にとっても役得な選択だったわけで、意図していない幸運である。
アレも良い、コレもアリ、アンティーク調の丸眼鏡も悪くないけど、いやでもカッチリとした銀縁も意外と捨てがたい、なんて迷いながら選ぶ彼女を見守るだけでも十分にお釣りが来るというものである。

そんな風に少し気を抜いていたら、
「どっちが良いと思います?」
なんて聞いてくる。色形の似通った二つ、僕には違いなんて分からないから、なんとなくの直感で選ぶ。
「やっぱり?でもこっちの方が高いんだよなぁ…」
「高くてもなんでも、一番欲しいものを選びなよ」
直感で言っただけの無責任な発言ではあるのだけれど、なにも後輩の手前、見栄を張りたいというだけではない。本当に欲しいものを選ぶ方が幸せに決まっているというのは僕の信条である。

結局、僕が選んだ方の眼鏡を作ることにして、彼女は戻ってきた。
「店員さんにはカップルだと思われてるかもしれませんねぇ」
なんて笑いながら言ってくる。何か言い返そうとしてグッと堪えるも、口の端から中途半端に空気が漏れる。僕の動揺をからかうように彼女は軽やかに笑い、僕は誤魔化そうと咳払いをする。この笑顔にどれだけ救われただろうか。

眼鏡を作ってもらう間、近くのペットショップを覗くことにした。犬や猫よりもハムスターがお気に召した彼女がケージの前にしばらく居座り続けたので、引き剥がすのに少しだけ苦労した。幸福論なんて語り尽くされてなお議論の余地があるものだろうが、僕にとってはこういう何気ない時間こそが至福の瞬間だ。

時間が来て、眼鏡の受け取りと会計を済ませる。彼女は、せっかくだからとその場で眼鏡を掛けて店を後にした。この際、自分も同じものを買ってペアルックにしようとかそんな邪念が脳裏をかすめた。製品型番はレシートにバッチリ記載されているのでその気になればいつでもできるのだが、僕にも倫理観くらいはある。

 

その後も、帽子屋や雑貨屋などいろいろなところを見て回ったりしているうちにもうすっかり日は落ちて、街には星空のようなイルミネーションが瞬いていた。煌びやかな街並みにはしゃいだ声をあげる彼女には、買ったばかりのメガネもよく似合っている。その笑顔はいつもと変わらず日向のようで、この暖かく眩しい笑顔のためならば僕は全てを捧げられると。烏滸がましくも、そう思ってしまった。

はしゃぐ彼女に手を引かれ、光溢れる道筋に沿って街を歩く。少し遠回りにはなるが、それは些細なことだ。街が華やぐ季節は元から嫌いではなかったが、彼女とならばそれが楽しいとさえ思えてしまう。
しばらく歩くと、街の灯りの質がキラキラしたものからギラギラとしたものへと変わり、喧騒にもアルコールの匂いが混じってきた。直線的な光は目に痛く、ガヤガヤとして刺激的だ。
突然、僕らの目の前に人の塊が現れる。近くの居酒屋から出てきた大学生くらいの若い集団が、なにごとかを喚きながらフラフラとこちらへ向かってくる。
僕は、危うく正面からぶつかりそうになった彼女の肩を抱き寄せる。いや、正しくはぶつかりそうになる前に、あたかもぶつかりそうになったから抱き寄せたのだという体で、彼女を抱き寄せる。

ただこの機に乗じただけだが、彼女は僕の下心に気づいていないのか気付かぬフリをしてくれているのか、抵抗せず抱き寄せられてくれた。挙句、感謝の言葉さえ述べてくるものだから、軽い罪悪感すら覚えてしまう。
幸い、何事もなく彼らは通り抜けていって、僕の嫌悪は通りに響くバカ笑いと共に霧散した。

そんな騒がしい世界を抜け、裏路地のバーへと辿り着いた僕らは目当ての扉を押し開く。仄暗いランプのオレンジ色の柔らかな灯りと薄っすらと引かれた夜想曲(ノクターン)の微かな旋律が温かく出迎えてくれた。
予約しておいた通り、地下の個室へと案内された。どこの店も満席のようで、根気強く待つ集団客を尻目に悠々と席に案内されるのには、引け目よりも優越感が勝った。

席に着くとすぐに、注文したワインとともに白身魚や肉料理が運ばれてくる。
「乾杯」「乾杯」
グラスを交わす。

うん、甘すぎなくて美味しい。

「美味しいですね、これ」

彼女はローストビーフに舌鼓を打っているようだ。

ここにして正解だったなと安堵する。この店を紹介してくれた師匠には頭が上がらない。

 

美味しい料理と楽しい会話に乗せて、夜は更けていく。
「大丈夫、飲みすぎてない?」
「大丈夫ですよ、そう言う先輩こそ飲みすぎでは?」

「そんなことないって。でさ、さっきの話だけど…」
美味しいワインを傾けていると話も弾む。つい本音がポロッとこぼれる。彼女の顔が少しぼやけて見えてきた。飲みすぎたかなと思ったが、いつの間にか癖で眼鏡を外していたらしい。記憶にはないが、まあそういうこともあるだろう。
だから、対面に座っていたはずの彼女がいつの間にか隣に座っているのは飲みすぎて記憶が飛んでいるせいで、自分の脈拍がかつてないほど速くなっているのも多分アルコールのせいなのだろう。実は飲みすぎていたのかもしれない。自分の限界は把握していたと思うのだが、珍しいこともあるものだ。気のせいならぬ酒の精(きのせい)などという洒落にすらならない駄洒落が頭に浮かぶ。やはり酔っているらしい。

 

不意に、彼女のカバンの中から手袋らしきものがチラリと見える。そういえば、今日は手袋はしていなかったはず…これも気のせいだろうか。少し視野が広がったのか、テーブルの上に置かれた真新しい眼鏡が目に止まる。違和感の輪郭がぼんやりと見えた気がした。


「僕は――」
彼女は普段より少し赤みがさした笑顔で、いつもと変わらず笑っている。少しだけ酔いが見えるその瞳はとても綺麗で、いつまでも見つめていたいと素直に思った。


この夜、この街にしては珍しく少しだけ雪が降ったという。

チャンピオンズミーティング。

月に一回、当月の星座の名を冠して開催されるウマ娘の対人戦コンテンツ。

 

天秤座の名を冠した自分としては絶対に負けられないのが、10月開催のライブラ杯であり、これまでの育成はすべてこの時のためにあったと言っても過言ではない。

 

そのような事情もあって、今回はこれまでになく環境考察なども行ったので、備忘録として記事にする。

 

目次
・要求ステータスとスキル
・環境考察
・戦術選択と育成経緯

・個体紹介と最終成績

 

☆要求ステータスとスキル

ライブラ杯 開催条件

京都 芝 3000m(長距離) 右回り 晴れ 良バ場

 

スピード1200/スタミナ1000/パワー901/根性400/賢さ601

以上が、ライブラ杯にて理想とされるステータスである。(と、いろんな動画投稿者が言ってたので鵜呑みにした)

 

スピード

最高速度であるため、勝敗に直結する。ゆえに最高値を狙いたい。また、距離適性Sがつくことで実数値から10%の引き上げがつくため、スピード1200+長距離Sが理想である。対人ゲームである以上は対戦相手も理想に限りなく近づけてくると思われる。

 

スタミナ

1000と書いたが、これは金回復2つを取ることが前提である。

ただ、回復に限らずスキルは発動確率が賢さに依存するため、発動しない場合がある。

また、回復スキルは、発動場所が早すぎたり遅すぎたりして発動したところで十分な効果が得られない場合がある。安定して発動するのは、今回中盤に発動する円弧のマエストロや中盤確定の食いしん坊、序盤ではあるものの有効に発動するくらいには走る下校後のスペシャリストなどだろうか。好転一息やクールダウンなどのスキルはスタート直後の直線や終盤の直線で発動して無駄打ちする可能性がある為、できれば有効発動がより見込めるスキルを選択したい。

 

根性

根性は意識しなくても400~500は行くので特に考えなくていいと思われる。正直、根性あげる暇があったら他を少しでも上げたい。

 

パワー・賢さ

今回のレース場ではパワーと賢さにより補正がかかる。数値が300を超えるごとにその補正が上がる為、300n+1以上にするのが効率が良い。特にパワーは加速に影響する数値なのでできるだけあげておきたい。賢さはスキルの発動率に影響するが、他のステータスを上げつつ実際に600越えまで上げるのは難しいため、実際には400~500程度で妥協することになるかと。

 

スキル

特に注目すべきは回復スキルと加速スキルである。

回復スキルはスタミナの項で先述したので省略し、加速について。

これが最も重要な要素と言える。

ウマ娘では基本的にスタート直後と終盤開始位置に加速し、それ以外は基本的に一定の速度に速度スキルが乗っかる。

地固めが強いとされるのは、逃げ(及び逃げがいないときの先行)がスタート直後に最速で加速することで再序盤から先頭を取れるためである。

そして、終盤開始位置のタイミングに発動する加速スキルが有用とされる。

今回のレース場では終盤開始位置が直線であるため、発動さえすれば有効になる加速スキルとしては直線一気(迫る影)が有効になる。

 

また、逃げや先行が使用するセイウンスカイの固有スキル「アングリング×スキーミング」は最速で発動しないものの有効ではあるので、これらの前方脚質には必須となる。

 

もちろん、直線加速(一陣の風)やアオハル点火・力(アオハル燃焼・力)などのスキルも有効に働く可能性はあるが、発動タイミングの指定がないため、安定しない。

 

 

 

☆環境考察

1)追込環境

チャンピオンズミーティングが実装された5月以降、過去5回開催されてきたチャンピオンズミーティングのうち、長距離で開催されたのは6月のジェミニ杯。そしてその時強かったのは何と言っても追込ウマ娘、ゴールドシップ。

 

低レアのため入手も容易でありながら、非常に強力な追込性能を持つこのウマ娘は採用率も高く、「ゴルシゲー」という言葉も生まれるほど。

今回も、前回同様にゴルシが大量発生する環境になることは容易に想像できた。

 

そして、追込といえばもう一人、ナリタタイシン。

 

現状、彼女しか使用できない金加速スキル「迫る影」を持ち、終盤だれよりも加速して追い込んでくる、ライブラ杯最強候補の一角。ゴールドシップと比較すると、育成難度は上がるものの、仕上がりさえすれば非常に強いウマ娘と言える。

 

メジロマックイーンをはじめとした先行は、有効な金回復スキルに恵まれていたこともあり、また追込に捲られない程度の強さもあって注目されていたが、逃げがいないことを想定するなら地固めが必要になるなど育成難度が上がってしまう。

 

 

2)デバフ戦術

長距離を走るということは、それだけスタミナが要求される。しかし、スピードやパワーといった速度・加速度に影響を及ぼすステータスを十分に盛りつつ、3000mの長距離を走り切るスタミナを確保するのは難しい。終盤開始の加速開始までに十分なスタミナを確保できなければ、十分な加速はできない。よって、相手のスタミナをデバフスキルによって削ることで相手の加速を阻害し、終盤戦に競り勝つことができる。これが今回有用とされたデバフ戦術である。

 

そして、デバフといえばやはりナイスネイチャに軍配が上がる。

 

中距離でしか機能しない「魅惑のささやき」はともかく、差し脚質で使用できる「八方にらみ」を持つことで大量デバフを遂行できる。

また、自前で差しためらいを所持しているのも偉く、サポートカードの枠を一つ稼げる。

 

そして今回、10月20日に実装されたのがマンハッタンカフェ。

 

現状、彼女しか使用できない金スタミナデバフスキル「スタミナグリード」を持ち、固有スキル「アナタヲ・オイカケテ」により前方の相手の速度を下げることができる。

差しで運用もできるが、「スタミナグリード」は自身が後方にいるときに前方の持久力を奪うスキルであるため、中盤には後方にいることが要求される。そして、今回が追込環境であるため、できるだけ後方に居てほしいことも考えれば、追込で運用した方がより強く戦える。追込適性Cは、因子を工夫できれば適性Aにまで上げることもそこまで難しくはない。そして何より、追込で運用することで直線一気による加速が可能となり、また、スタミナ30%という異例の成長率によりスタミナ盛りが容易であることも合わせて考えると、自身をエースとして運用できることも可能であるというのが非常に大きいため、デバフ戦術でなくとも採用できるため流行した。

その結果、勝率を安定させるためには当初必要とされていたスタミナ数値(1000+金回復)よりも高めの数値を要求する環境になっていたと思われる。

 

 

☆戦術選択と育成経緯

チーム戦である以上、他2人が下位であってもエース1人が1着を取りさえすれば勝てるのでデバフ戦術は有効となる。

ただ、この戦術はエース1人が出遅れ掛かり、回復や加速スキルの不発などで勝てなくなってしまった場合に負けが確定してしまうという欠点があるため、エース3人で誰か1人でも加速スキル使ってくれれば勝てる、という戦術にも十分に理はある。

 

ただ、自分自身の手持ちのリソース(サポカや因子、育成に使える時間)を考慮すると、ステータスを仕上げたウマ娘3人を育成しきるのは難しいと考え、自前の因子だけでも十分育成できるデバフネイチャを採用した。

 

そんな中、10月2日に理想形といえるデバフネイチャが完成してしまったことで、とりあえずは他2人の育成に打ち込める環境ができた。

 

まずは、手持ちで唯一追込として運用できそうなゴールドシップを育成。芝S長距離Sでステータスも満足できる個体ができたので、これ以上の上振れはないと考えて育成を終了。

 

追込として運用できる娘が他に居なかったため、先行育成を検討。メジロマックイーンやスーパークリーク、ダイワスカーレットなどを育成してルームマッチに出してみたものの、思っていたほど強くなく、相手の選出に逃げがいるかどうかなど自分ではどうにもできない状況によってかなり強さが左右されると感じた。

 

20日にマンハッタンカフェが実装され、即引いたのでそちらを育成。初回育成(差し)でSができるくらいには育成しやすかった。

なぜかすり抜けてきたナリタタイシンも育ててみたが、こちらは育成が難しくて断念。

21日にSランクかつ長距離S持ちのマンハッタンカフェが完成。

22日のライブラ杯予選開始。ネイチャ+ゴルシ+カフェで出走。

初日の出走後の育成で上振れを狙ったところ、23日に初のS+マンハッタンカフェが完成したのでカフェの個体をこちらに差し替える。

25日の予選終了後にナリタタイシンのSが完成し、決勝に出走させるか悩むも、賢さの低さや実戦に出していないこともあって信用しきれずに結局予選と同じメンバーで出走することに。

 

 

☆個体紹介と最終成績

 

予選 

22日20戦18勝

23日20戦19勝

24日20戦17勝

25日20戦16勝

合計80戦70勝 勝率87.5% 

 

ゴールドシップ 80戦34勝 勝率42.5%

 

ステータスとしては文句ない性能。

円弧のマエストロは取れていないが、スタミナのステータスが1100以上になっているので確定で有効になる「下校後のスペシャリスト」+白回復3つで十分戦えると判断。

 

マンハッタンカフェ 20戦5勝 勝率25%

初日のみ出走。

 

マンハッタンカフェ 60戦31勝 勝率51.6% 

ステータスとしては文句ない性能。

円弧のマエストロは取れていないが、スタミナのステータスが1100以上になっているので「スタミナグリード」+白回復3つで十分戦えると判断。頑張って固有レベルもあげているので、スタミナグリードと合わせてゴルシのアシストもできる。

 

というか、円弧のマエストロ出なさ過ぎて泣ける。

 

ナイスネイチャ 80戦0勝 勝率0%

 

採用デバフ

八方にらみ けん制4種 ためらい4種 先行追込焦り スタミナイーター トリック(前)

今回強い先行と追込に対して厚めに脚質焦りも採用。

本来であれば、八方にらみを当てるためにバ群についていきたいのでスタミナはもう少し欲しいところではある。ただ、けん制とためらいを4種ずつ引くだけでも大変なので妥協せざるを得ない。

 

決勝 

まずは動画を見てもらいたい。特に編集も何もないが、言葉で説明するより余程わかりやすいはずだ。

 

 

 

結果としては勝ってプラチナ取れたので、本当に良かった。

 

デバフ戦術は、デバフ役(今回で言えばネイチャ)は終盤には必ず沈んで勝てないため、「可哀想だ」などの批判を受けることもある。しかし、彼女たちの仕掛けるデバフはすべてのレースで必ず何かしらの影響を与えている、ある意味では一番勝敗に影響している要素でもあるのだ。強い相手と当たった時、あるいは自分と同程度の相手と当たった時にはエース同士の競り合いを有利に進めてくれるのはデバフ役の存在だ。あるいはこちらの運がなくエースが掛かってしまったとき、相手にも同等のデバフを掛けていい勝負に引き戻してくれるかもしれない。

また、ウマ娘というゲームは、育成が非常に大変なゲームである。同じサポート編成と因子であっても運次第でEランクにもSランクにもなる。上振れたとしても120点満点にはなかなかならない。だからこそ自分が妥協した点を補い、あるいは相手が妥協した点をはっきりとした弱点に変えて勝負を優位に運ぶこともできる。

環境をしっかりと見極めて育成することで、彼女たちは輝くのだ。

 

それはそれとして、決勝でライブラ杯81戦やってきて初めてナイスネイチャの固有スキルを見ることができたのは、救われたような気がした。

 

最後に、この記事を見てくださる皆様、育成の相談に乗ってくださった皆様、因子を貸してくださったフレンドの皆様、そして対戦してくださった延べ162名の皆様に感謝を。

そして今回出走してくれたこの4人のウマ娘に、感謝を。

 

 

2021年2月28日。この日に放送されたエピソードFINALを以って、スーパー戦隊シリーズ第44作目『魔進戦隊(ましんせんたい)キラメイジャー』は全50週にわたるテレビシリーズの放送を終えた。

この一年は過去にないほどの災禍が全世界を襲い、キラメイジャーでも、キラメイレッド/充瑠役の小宮璃央(こみやりお)さんが新型コロナウイルス感染のため入院し、番組は撮影を休止。エピソード10と11の間に5週の総集編や劇場公開作品のテレビ放送を挟むこととなった。放送終了後にも、打ち切りの可能性があったことが公式ホームページでも示唆されていた。

まずは、そんな状況下でも一年間の放送を走り抜けてくださったキャスト・スタッフの皆様にお礼を申し上げたい。

そして、皆様への感謝をこめ、本記事では『魔進戦隊キラメイジャー』の魅力について総括していく。私見を交えつつネタバレも含むものになるので予めご注意いただきたい。

 

 

宇宙の遥か彼方に存在する、美しき宝石の国―クリスタリア。
その輝きが今、失われようとしていた。
闇を崇める軍団、ヨドンへイムが侵略を開始したのだ。

クリスタリアの王・オラディンは、その娘であるマブシーナ姫に、
王家に伝わる伝説の5つの宝石―キラメイストーンを託し、決死の戦いに挑む。

マブシーナはオラディンの言葉を胸に、もう1つの美しき地――地球へ向かう。
そしてキラメイストーンと共鳴する、強靭な輝きの精神<キラメンタル>を持つ人間を探し始めるのであった。

 

以上が、東映公式ホームページに記載された『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』の粗筋である。

 

 

 

 

放送開始前にテレビシリーズの前日譚を劇場公開するという異例の試みからスタートしたキラメイジャーだが、私は2019年末に発表されたスタッフの布陣を見た時点で非常に大きく期待していた。

 

 

チーフプロデューサーを務める塚田英明(つかだひであき)氏は『特捜戦隊デカレンジャー』、『仮面ライダーW』、『仮面ライダーフォーゼ』といった作品のプロデューサーであり、メイン脚本を担当される荒川稔久(あらかわなるひさ)氏は『仮面ライダークウガ』、『特捜戦隊デカレンジャー』やオリジナルアニメーション作品『アクティヴレイド -機動強襲室第八係-』でシリーズ構成・メイン脚本を担当されているなど、お二人ともに私が個人的に好きな作品に携わってこられた方々である。特に、『特捜戦隊デカレンジャー』は放送から10年以上を経ても複数の新規映像作品が制作・上映される人気作で、私が子供のころに大好きだった作品でもある。それ故の信頼と期待である。


さて、キラメイジャーはその名の通り「キラめき」をテーマにした戦隊である。そして、主に「乗り物」と「宝石」をモチーフとしているが、その役割はただのモチーフにとどまらない。キラメイストーンと呼ばれる宝石たちは、劇中では戦士たちの相棒として時に励まし、時に喧嘩をしながらも彼らとともに戦ってきた。

そして、そのキラメイストーンたちによって戦士として見出されたのは、それぞれがキラめきに満ちた各界のスターたちである。

イケメンアクション俳優の押切時雨(おしきりしぐる)、美人すぎる外科医の大治小夜(おおはるさよ)、女子陸上界の彗星・速水瀬奈(はやみせな)、今をときめくeスポーツ界の大スター・射水為朝(いみずためとも)…そんなキラメくメンバーのリーダーとして選ばれたのは、何も持たないただ絵を描くことが好きな普通の(人見知りな)高校生・熱田充瑠(あつたじゅうる)だった。

レッドキラメイストーン/魔進ファイヤが充瑠の持つ想像力にキラメンタルを見出し、彼に肯定されて「変わる…変われる…変わりたい!」と願ってキラメイレッドへと変身した充瑠。そして、同様に絆を結んだ人間と魔進たちの物語こそ、『魔進戦隊キラメイジャー』である。

 

 

人が輝くとき、そこに奇跡が生まれる。

輝き、それは未来を変える戦士の証。

キラメイGO!

 

 

1)懐かしさ

 

印象的だったのは<ちょっと懐かしい感じがした>とか<今風でもありレトロでもある>みたい感想がちらほらあがったところ。聞くところによると、「エピソードZERO」をご覧いただいた皆様のSNSなどでの感想にもそのようなご意見があったそうな…。私たちは決して狙いに狙ってそうしている訳ではなかったので(むしろ新しいものを作ろうと常日頃思ってますよ)ちょっと新鮮でした。

 

(東映公式HP「魔進戦隊キラメイジャー エピソード2 リーダーの証明 | 東映[テレビ]」より)

 

キラメイジャーを語るにあたって、まず述べておかなければならないのは「懐かしさ」である。

2012年の『特命戦隊ゴーバスターズ』が等身大戦闘と巨大戦を並行して行うことをはじめとした革命を成し遂げて以降、近年のスーパー戦隊シリーズでは、初期から9人編成の『宇宙戦隊キュウレンジャー』、テレビシリーズでは史上初となる2戦隊による対立を大きな軸とした『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』、編成こそ正統派なもののストーリーの奇抜さから"ケボる"という言葉も生まれてしまった『騎士竜戦隊リュウソウジャー』など、挑戦的な作風が続いていた。

しかし、本作はスタンダードな型、即ち「色とりどりの5人の戦士が名乗り、協力して悪の怪人を倒し、合体ロボットに乗り込んで再度迎撃する」という王道パターンに回帰した。これについては塚田プロデューサーも意識的に行ったこととして言及している。

 

さらに、本作の主な敵怪人は「邪面師」と呼ばれるが、初代スーパー戦隊『秘密戦隊ゴレンジャー』の「仮面怪人」をセルフオマージュしている。また、その邪面師のモチーフはその顔部分に集約され、ボディ部分は色違いの共通スーツを使用しており、モチーフにはラグビーに始まり万力、百人一首、マシュマロなどコミカルなものも多く取り入れられている。この辺りもまた原点回帰の一つといえる。

 

また、先述の通り、『特捜戦隊デカレンジャー』などの2000年代スーパー戦隊を手掛けたスタッフを中心に制作されており、その意味で「あの頃」を思わせる懐かしさもあった。序盤では、小夜の昭和ギャグ「なんたるちあサンタルチア」やジョイスティック邪面のセリフ「お前のハートにターゲットロック!」が『デカレンジャー』の劇中セリフや次回予告のオマージュであるなど、スタッフも意識して入れ込んでいたものと思われる。

 

懐かしさを感じさせる要素がふんだんに盛り込まれていた一方、新しい要素も数々取り入れられていた。スタッフ陣では、2018年の冬の劇場版『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』の大ヒットを導いた山口恭平監督がパイロットを担当。坂本浩一監督や渡辺勝也監督など東映特撮ではおなじみの面々だけでなく、同年放送の円谷特撮『ウルトラマンZ』でメイン監督を務めた田口清隆監督が起用され大きな話題となった。脚本陣には東映の脚本家職募集出身の金子香緒里氏や下亜友美氏をはじめとし、『仮面ライダーW』『獣電戦隊キョウリュウジャー』の三条陸氏、数々のヒーローショーを手掛けた井上テテ氏などが参加し、毎週個性あふれるストーリーが展開された。

 

 

2)序盤エピソードの組み立て

 

「変だよね」

 

(エピソード3「マンリキ野郎!御意見無用」より)

 

まずは、各キャラの序盤のお当番回について解説したい。これは、各キャラクターについて初めて掘り下げるエピソードがそのキャラクターの一年間の方向性の始点となるからである。また、本作は彼らがチームとして成立していく過程を描いていく物語でもあるため、視聴者にとってだけでなくキャラクター同士の関係性の始点となることも忘れてはならない。

 

まず、充瑠についてはエピソード1「魔進誕生!」で「持たざる者」「でも未知の想像力がある」ということがこれ以上なく描かれている。想像力に長けた普通の高校生というコンセプトが伝われば、まずは成立する。
 

エピソード2「リーダーの証明」では、その時点では一番フレンドリーに見える瀬奈が、リーダーとなる充瑠に激しく反発する。そして、これによって、一年を通して作品を貫く軸となる価値観を鮮やかに浮かび上がらせている。この価値観については次の項にて詳しく記載しているのでそちらを参照してほしい。ともかく、事件解決後に瀬奈が晴れやかな笑顔を見せたことで彼女の魅力を存分に伝えるエピソードとしても成立している。
 

エピソード3「マンリキ野郎!御意見無用」は、話題になって劇場版やGロッソでもコスられた"万力"のエピソードである。一見クールキャラに見える時雨をコメディ路線にキャラの幅を広げつつ、素でカッコいい為朝とカッコつける時雨の明確な差別化に成功している。

 

また、為朝についてはエピソード5「ショベローまかりとおる!」で相方の魔進ショベローを通して掘り下げている。同時に、為朝の人間味のあるところをフィーチャーしたことで、為朝が嫌味なキャラクターにならないようバランスを取っている。リーダーの資質を持つ為朝が一歩引きつつ、しっかりもののツッコミ役としてポジションを確立。


小夜はエピソード6「ツレが5才になりまちて」で幼児化させることでその心の中にある強固な信念を引き出している。柔和さと時折Sっ気を見せるミステリアスなお姉さんの芯にあるものをうまく引っ張り出しつつ、可愛さも魅せる名エピソードだろう。


上記で見てきた通り、最初の担当回にしてはキャラクターの振れ幅の広い思い切ったエピソードが多い。特に万力や幼児化は通常ならキャラクターがある程度固まった2周目以降で扱われるようなお話である。

しかし、本作は前述の「懐かしさ」や「型=ぱっと見どこかで見たことあるキャラ造形」に「職業や相方魔進のモチーフなどの周辺情報」が加わり、視聴者に脳内補完を促したことで、キャラクター性の定着に時間をそこまで必要としなかったのだと思われる。また、エピソードZEROの存在も、視聴者がキャラクターのイメージをつかむのに一役買っているだろう。
分かりやすい例としては、「ブルーがイケメン俳優で剣使い。相棒からはアニキと呼ばれて慕われている」という情報から、その人物はクールな兄貴肌のキャラクターを勝手に想定する。さらには演じる水石亜飛夢(みずいしあとむ)さんのビジュアルもそこに拍車をかける。そのおかげで、最初の当番回で「万力に頭を挟まれ変顔をするイケメン俳優」という画によって、キャラクターの一貫性を損なうことなく意外な方向に膨らませることに成功したわけである。

 

もちろん、その後の当番回でも瀬奈が陸上を始めた意外なきっかけを描いたり、時雨のヘタレっぽい面と小夜のイケメンな側面を合わせて出したり、為朝の持つ作戦指揮能力の描写をひたすら突き詰めたりとキャラの掘り下げに余念がない。

 

また、本作の事件の発端となるマブシーナについても、エピソード4「亡国のプリンセス」やエピソード8「エクスプレス電光石火」などでたびたび基地を飛び出していることから、ただ大人しいだけの姫ではなく、行動力のある姫であることが描写されている。その裏には故郷を滅ぼされて父親を目の前で殺されたこと、その哀しみを背負いつつもキラメイジャーと協力して乗り越えようとする強さがあることもエピソードを通して伝わってくる。

 

また、恒例の追加戦士としてコロナ禍による放送休止後に登場したクリスタリア宝路(たかみち)についても、初登場のエピソード12「ワンダードリルの快男児」から約1か月をかけてクリスタリア王家を中心とした設定周りを描くことで、キャラの背景や背負うものの重さを視聴者に提示した。

 

 

3)魅力的なキャラクターたち

 

相方が輝くとき、宝石(いし)も輝く。

今日は、相方大好き魔進が熱く語ります。

 

(「キラトーーク!相方大好き魔進」より)

 

 

キラメイストーンは宝石である。およそ顔と呼べるものはなく、手足も持たぬ彼らは豊かな表情を見せ、時には空を飛ぶ。コロナ禍の放送休止時期には、それぞれの相棒となる戦士やそれまでの戦いについて熱く語る特番「キラトーーク!」が2週にわたって放送され、話題となった。それは操演や演出、CGなどを担当されるスタッフの方々の努力、彼らが生き生きと喋って動いていることを表現するために実際に手の中で動かしてリアクションを取るキャスト陣の演技力、そして彼らストーンに声をあてて言葉を吹き込む声優陣の卓越した技術の結晶である。

 

また、本作ではオラディン王やヨドンの鬼将軍・ガルザをはじめとした主要キャラクター達は声優とスーツアクターの二人三脚で演じられている。その中でも特に注目したいのが、マブシーナ姫を演じた声優・水瀬いのりさんとスーツアクター・野川瑞穂さんのコンビである。

エピソード35「マブシーナ放浪記」は、日本茶で酔ったマブシーナが敵味方問わず、酔って絡んでひたすらやらかしていく衝撃的なエピソードであり、行動力はあっても基本的にはお淑やかで礼儀正しいマブシーナ姫のキャラクターが大きく崩される面白いエピソードである。野川さんの演じた衝撃映像に水瀬さんが当日初見で声を当てていたという話が公式サイトで明かされているのも印象深い。半年以上一人のキャラを演じられてきたお二人の関係あってこそのものであろう。

 

また、話題性が高かったキャラクターとしては、エピソード25より登場したヨドン軍幹部のヨドンナだろう。『特命戦隊ゴーバスターズ』のエスケイプ以来8年ぶりとなるレギュラーの顔出し女性幹部であり、予告の時点ではゲストキャラとして扱われていたというサプライズも大きな話題となった。演じたのがコスプレイヤーの桃月なしこさんというのも大きく、彼女がツイッターで流行らせたハッシュタグ「#ヨドンナ様しか勝たん」は最終的にテレビ朝日公式ホームページのヨドンナ紹介ページに逆輸入されるまでに至った。

生身のアクションの多いキャラクターであるため、そのトレードマークである肩に乗ったカラスは、撮影をより大変にしていたようだ。

なお、カラスというモチーフには充瑠役・小宮璃央さんの希望が反映されており、キャストの希望や視聴者の反応が反映されることも多い通年作品の良さが伺える。

 

 

4)新しい価値観

 

「1人1人が輝くために支えあうから5人必要なんです。そして、そんな5人なら居場所がバラバラだっていつだってチームとして1つなんです」

 

(エピソード2「リーダーの証明」より)

 

さて、『キラメイジャー』を語るうえで外せないのは、令和になって初めて作られたスーパー戦隊であるという点だろう。その名にふさわしく、極めて新時代的な価値観や考え方を提示している。そしてそれが一年間ブレることなく継続している。その根底には作品のテーマである『キラめき』を何よりも尊重する精神が流れている。この章では、一貫して描かれた「新しい価値観」を中心にいくつかのエピソードにスポットを当てて語ることとする。

 

エピソード2「リーダーの証明」では、陸上の大会とキラメイジャーの戦いが被ってしまった瀬奈に対し、「キラメイジャーは5人で1つじゃないといけない」と無理に戦わせるのではなく、代役ン(いわゆるコピー人形)に戦わせて瀬奈には大会に出てもらうという判断をする。ここで出たのが、上記の発言である。そして、瀬奈がきちんと大会に出たことで彼女の『キラめき』が守られ、それが最終的な勝利にも繋がるという物語の構成が『キラメイジャー』らしい。

 

エピソード7「トレーニングを君に」とエピソード8「エクスプレス電光石火」では、リーダーとして必要な基礎体力が足りない充瑠を他のメンバーが特訓する。しかし、文化系の充瑠には立て続けの特訓は負担が大き過ぎ、巨大戦の途中で倒れてしまう。基地に撤退した後、実質的な司令官である博多南無鈴(はかたみなみむりょう)「誰だって自分の時間が必要なんだよ」と諭されたメンバーたちは充瑠に無理な特訓を強いていたことに気づかされる。彼らの謝罪に対し、充瑠は「文化系の体力のなさ、甘く見ないでほしいよ」とエモい逆ギレをして復帰。邪面獣との戦いでは新戦力の魔進エクスプレスの力で逆転するのだった。

なお、その回では敵の兄弟邪面師の片方がウスギタゴールド(エナジードリンク)を飲みすぎた反動で不調になってガルザによって斬られており、キラメイジャーの結末が対照となっている。

 

エピソード19「相棒」は、いわゆる「入れ替わり回」である。スミカエ邪面の能力により、キラメイジャーたちは人格をそれぞれの相方の魔進と入れ替えられてしまう。そのため、戦闘に出ても、魔進たちは慣れない人間の身体でまともに戦うこともできず、追い詰められてしまう。そんな状況を基地から見守る魔進に入ってしまったキラメイジャーたちからはダメ出しばかり。しかし、人に褒められることでキラめけることを思い出した充瑠の提案で、各自の相方を褒めて自信を取り戻させて逆転に成功する。

なお、このエピソードでは唯一の異性コンビである瀬奈/魔進マッハの入れ替わり(とマッハの気持ち悪い言動)がフィーチャーされがちだが、本来は充瑠およびファイヤがメインの回である点に注意してほしい。

 

エピソード26「アローな武器にしてくれ」では、新幹部・ヨドンナの能力で5体に増えたバクダン邪面に対抗するため、キラメイジャーはカナエマストーン・エネルギアを使ったパワーアップを検討する。しかし、最悪の場合には反動により死んでしまうリスクがあると危惧した充瑠が反対。充瑠たちはヨドンナの力で無理やり強化された挙句に自壊した戦闘員たちを見ていたのである。

充瑠は幼い頃から知る神主のヌシカンさんから、「弓に力を入れて引きすぎたことで、弓が耐えられず壊れてしまった」というオラディン王の過去の話を聞いて「限界は超えないためにある」ことを知り、そこから時間制限の付いたパワーアップアイテム・キラフルゴーアローを創造。見事バクダン邪面を追い詰めることに成功するのだった。

 

エピソード30「誇り高き超戦士」では、博多南無鈴に真の戦士の素質があることやピンチの時にキラめけることが語られ、7人目のキラメイジャー〈キラメイゴールド〉になる可能性が示唆される。しかし、無鈴はサポート能力や気遣いスキルこそが彼が真の戦士たる所以であり、前線で戦うのとはまた違った彼のキラメンタルの在り方が明かされる。このエピソードは、縁の下の力持ちとして働く多くの中間管理職に希望を与えたとか。

 

他にも、エピソード20「あぶないペア」などに登場した充瑠のクラスメイトの柿原さんや、エピソード31「おもちゃ」に登場した親子などいろいろなキャラクターたちにも通じているのがキラメイジャーの偉さである。

 

 

5)総括

 

キラキラ輝くために僕らはめぐり逢ったと思うから

 

(オープニングテーマ曲『魔進戦隊キラメイジャー』より)

 

コロナ禍でどうしても巣籠りを余儀なくされ気分が凹みがちになってしまうご時世に、そしていろいろな趣味が致し方なく制限されてしまうこの年に「好きなことを信じるチカラ」を大々的に掲げた『魔進戦隊キラメイジャー』という「肯定の物語」が放送されたことは、全国のファンにとって非常に有難い巡り合わせであったように思う。

今回取り上げた要素は本作の一部分、氷山の一角に過ぎない。終盤の展開や中盤以降に出てきた魔進たち、ヨドン軍のキャラクターたちについては敢えてあまり掘り下げていない。そこは是非本編を見てもらいたいからである。一通り見終わったという方々も、好きなエピソードが必ずあるはずである。是非、見返してほしい。本作は間違いなくスーパー戦隊シリーズの歴史に大きな爪痕を残した作品になっただろう。

 

現在は、夏に上映を予定されていたもののコロナ禍により延期された劇場版『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』が劇場版作品『スーパー戦隊ムービーレンジャー2021』の中の一作品として上映中である。

また、東京ドームシティのシアターGロッソでは『キラメイジャー』のヒーローショーシリーズ第4弾「Gロッソ最終決戦 輝け!キラメキの光!」が3月21日まで上演中である。

さらに、最終回の放送直後にサプライズ発表されたオリジナルビデオ、Vシネクスト『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』が4月29日より期間限定上映を予定している。

そして、『魔進戦隊キラメイジャー ファイナルライブツアー2021』も4月から5月にかけて各地で開催を控えている。

まだまだキラメイジャーの物語は続いていく。楽しみは尽きない。

 

来る3月7日からは、スーパー戦隊シリーズ第45作目『機界戦隊(きかいせんたい)ゼンカイジャー』のテレビ放送が始まる。

正直に告白すると、キラメイジャーロスが一周回ってキラメイジャーのテレビ放送は終わっていないという錯覚すら覚えてしまっている自分がいることも否定できない。戦隊しかり、ライダーしかり、一年間見てきた作品の最終回の後は毎年のようにロスを味わっているが、これほどの喪失感を覚えた作品は初めてかもしれない。

 

それでもまずは『魔進戦隊キラメイジャー』に関わった皆様への感謝を以って本記事の締めの言葉とさせていただきたい。

 

 

 

先月に続き、ポケモンのランクマの記事を上げます。

 

自分としては初めての3桁順位に乗り、先月掲げた目標の最終3桁もなんとか届いたので、記録として記事を書きます。

 

目次
・構築経緯
・個体紹介
・主な選出

・環境ポケで個別に対策が必要な相手
・最終成績

 

☆構築経緯

先月使っていて楽しかった物理テッカグヤを使いたくて構築記事を調べていたところ、もう一つ使ってみたかったスカーフウオノラゴンと組み合わせた構築を発見。それをベースにしつつ、実戦で足りないと感じたところを埋めていく形で完成。

※勝率等はパーティメンバーが固まった24日以降のものです。

24日以降も技や努力値の細かい変更を行っております。

 

 

 

☆個体紹介

レジエレキ

H 12(実157=2n+1)
B 4
C236
D12
S244(実251)
最速100族(サンダー)のS+1抜き調整
B<D調整
サンダーの特化ダイバーン耐え調整
10万で耐久無振りサンダー確1
主な地面タイプはウオノラゴンで見られる。

霊獣ボルトロスはマンムーで見られるほか、テッカグヤでもある程度対応できるように調整。(後述)

電気の通りが良ければ先発でも出せるが、ウーラオスやゴリランダーなどの高威力先制技持ちを出されることが多いので、選出する際はポリゴン2やドヒドイデなどの受けを破壊したり、最後の詰め筋にする。

 

選出率5位(29%)

勝率57%

DM率4位(4%)

DM時勝率25%

 

ウオノラゴン

A 252
D 4
S 252
テンプレの最速スカーフウオノラゴン。
不一致技として採用したサイコファングはウオノラゴンに相性の良いラプラスやキュウコンが展開する壁を破壊できるほか、マンムーが誘う水ウーラオスへの打点としても有効(逆鱗より火力が出る+柔軟に動ける)。ダイサイコとして使う機会はなかった。

みがわりは使う機会がなかったので寝言でも可。一応相手のDMターンを稼ぎきるために採用してます。
実際はダイジェットなどでS抜かれたり、先制技をもらうことも多いので通せる機会は多くないが、相手に強烈な選出圧を掛けられる。

基本的に選出した際はレジエレキと同様にポリゴン2やラッキーなどのエラがみが等倍以上で通る受けを破壊したり、最後の詰めに使ったり。

 

選出率6位(10%)

勝率58%

DM率6位(0%)

DM時勝率0%

 

テッカグヤ

H 4(実173)
A 252(ぶっぱ)
S 252(実113)
A:ダイロックでH252サンダー確1
S+1時:実169=最速101族(霊ボルトロス)抜き
S+2時:実226=S+1最速85族(レヒレ)抜き、S+1準速98族(サザンドラ)
とりあえずジェット撃てばHBサンダー以外は破壊できる
ビーストブースト:A上昇
構築の軸。
使いはじめ数戦は特殊で使ってみたが、読まれすぎて自分には使いづらくて物理に戻した。
また、パーティ単位でナットレイで止まるという弱点が露呈したので地震を火炎放射に変更して現在の形に。実際、ビーストブーストで確実に物理型がバレるため、物理受けやナットレイ、テッカグヤ等を投げられて受け切られたり打ち合い負けたりすることを考えるとC無振り下降補正でも火炎放射を入れた方が止まりにくく使い勝手がいい。
受け出しに来たサンダーや霊ボルトをダイジェットで抜いてダイロックで破壊が取れるようになったため、サンダー相手に羽休めの択で粘られることもなくなり、地震の必要性自体が薄れた。ウツロイドもダイスチルで十分倒せる。炎も基本的にダイロックでOK。
レジエレキ・ウオノラゴンの天敵であるゴリランダーに後出ししてグラススライダーを安く受けつつダイジェットの起点にできるなど相性も良い。読まれて叩き落とされたら終わり。
エースバーンはランドで受けるのが基本だが、居座るなら負け筋に応じてジェット積むかロックやスチルにするか選ぶ必要がある。
特殊型との比較
利点
・メテオビームや徹底光線のような通常時に使いにくい技が少ない分、DMを温存して柔軟に対応しやすい
・パワフルハーブより珠の方が素のDM火力が出る
・空を飛ぶで相手のDMターンを枯らせる
・なにより意表がつける(=型を誤認させられるため、特殊受け投げられたり、光の壁貼られたり)
欠点
・徹底光線による自主退場ができない
・威嚇に弱い
・ヘビーボンバーがDM相手に撃てない

 

選出率2位(81%)

勝率56%

DM率1位(65%)

DM時勝率59%

 

ランドロス(霊獣)

H252(実196=4n)
B252
D4
陽気パッチラゴン珠ダイドラを威嚇+オボン込み2耐え
臆病サンダー嘴ダイジェットを最高乱数以外耐え
元々はポリゴン2にしていたが、パッチラゴンとエースバーンが吐くほどしんどかったので最終週よりHBランドロスを投入。めちゃくちゃ活躍してくれた。
岩技を岩石封じにすることで後続のウオノラゴンやレジエレキを通しやすくするという役割を与えた。
とんぼステロのサポーター一辺倒型にしようかとも思ったが、本人がある程度戦えないと厳しいと考え空を飛ぶと剣舞を採用。

剣舞はラグツルギの流行を考慮して一瞬だけ草結びにしたが、パーティ全体だとポリ2相手が安定しないことやパーティの半分がフルアタでダイウォールを使えるポケモンが少ないことを考えると剣舞は必要だったので剣舞に戻した。

 

選出率4位(40%)

勝率65%

DM率2位(12%)

DM時勝率57%

 

カプ・レヒレ

H 252
C 4
S 252
ウーラオス対策ポケモン。

挑発でポリゴン2などの自己再生持ちを止めて破壊できるほか、黒い霧でバトンパのリセットなどもできる器用なポケモン。
最速にすることで意地ウーラオスを抜ける。
ウーラオスの陽気鉢巻毒突+ステロや意地鉢巻毒突、意地襷の毒突+不意打ちを確定耐え。
サンダーの控えめ珠ダイジェット確定耐え。
実況動画で見てパクったポケモン。レジエレキの天敵である悪ウーラオス(やエースバーン)の不意打ちに投げて有利対面が作れる。
カバルドンに対しても欠伸ループを阻止する性能があり、ウオノラゴンと共に選出圧を掛けられる。
S複数積みでレジエレキやウオノラゴンを抜こうとしてくる相手を阻止できるのも相性がいい。

 

選出率3位(53%)

勝率62%

DM率4位(4%)

DM時勝率25%

 

マンムー

A 252
C 4
S 252
電気の一貫切り枠として採用。
カイリューやボーマンダ、ガブリアスなどの氷4倍組への圧。氷柱針にすることで外しのリスクをなくしつつカイリューのマルチスケイル対策もできる。
フリーズドライは、襷で耐えてウオノラゴンを4倍で返り討ちにするのをメインに採用。(HD無振りウオノラゴン乱数44%、D4振りなら乱数25%でいずれも氷の礫込みで確定)

終盤増えたラグツルギに対しても、HBオボンラグラージと無振りカミツルギの両方に確2取れる(無振りカミツルギなら、フリドラと地震は同じダメージ)
また、氷の礫は通りのいい一致先制技でレジエレキやウオノラゴンを抜くためにダイジェットや竜舞をしてくる飛行や竜に突き刺さる。
天候ダメージを受けないので襷との相性が良い。
最速レヒレに抜かれるのが欠点。

 

選出率1位(84%)

勝率54%

DM率3位(4%)

DM時勝率60%

 

 

参考

DMなし率11%

DMなし勝率75%

☆主な選出

マンムー+レヒレ+カグヤ

エースバーンがいない場合。レジエレキとウオノラゴンで圧をかけてカグヤを通すプラン。相手にウオノラゴンやラグラージがいる場合はマンムー先発で。ゴリランダーがいる場合はテッカグヤ先発でダイジェットの起点にしていく。

選出率1位(32%)

勝率56%

 

マンムー+ランド+カグヤ

エースバーンがいる場合。先発の選択については同上。

選出率2位(17%)

勝率45%

 

マンムー+エレキ+カグヤ

電気無効がいない、ウーラオスがいないなどの場合に。先発の選択については同上。

選出率3位(14%)

勝率56%

 

☆環境ポケで個別に対策が必要な相手

 

・先制技持ち

ゴリランダー

→初手DMテッカグヤで起点にする

エースバーン

→ランドロス投げる

ウーラオス(水・悪)

→カプ・レヒレ投げ

ミミッキュ

→先発では出されないが、アッキ持ちが多い

レジエレキやカプ・レヒレで相手できない場合は基本的に、

マンムー:氷柱針で皮ごと本体を削る

テッカグヤ:火炎放射で皮剥いでからヘビボン

 

・電気無効枠

地面タイプはウオノラゴンで対策するほか、

ランドロス、ドサイドン

→マンムー
カバルドン、マンムー

→カプ・レヒレ
ドリュウズ

→ランドロス
ラグラージほか水地面複合

→マンムーのフリーズドライ

霊獣ボルトロス

→テッカグヤで1ジェットを積んだうえで対峙するorマンムー

 

・テッカグヤに刺さる炎・電気

サンダー

→テッカグヤで1ジェットを積んだうえで対峙するorマンムー

パッチラゴン

→ランドロスとマンムーで対策

ヒードラン

→地面が2枚いるのでそちらで対応。ただ、出されることは少ない(10回遭遇して1回だけ)

バシャーモ+クレセリア(バトン構築)

→カプ・レヒレの黒い霧で上昇したランクをすべてリセット。クレセリアには挑発も刺さるほか、カグヤで半減受けできる

 

・その他アタッカー等

ドラパルト

→スカーフノラゴンより早いため注意。マンムー、DMテッカグヤで倒す

カミツルギ

→カグヤバックでリーフブレードを受け、引いてくる相手にダイジェット。その後(ビーストブーストで)物理型であることが判明して居座る相手を突然の火炎放射で焼き払う

ラグラージ

→マンムーのフリドラでオボン込み確2。あくびはレヒレで対策可

ウツロイド、バンギラス

→テッカグヤを特殊型と勘違いさせて倒す。地面2体で倒す

ウオノラゴン

→マンムーが襷で耐えてフリドラ+礫で破壊

ラプラス

→レジエレキ強制選出

 

・受け

基本的にはテッカグヤを特殊型と勘違いさせて倒す。レヒレの挑発だけでは基本的に止められない

両受け

ポリゴン2

→HBでなければテッカグヤのダイスチル/ダイジェットで確2。あるいはレヒレで挑発してムンフォのCダウンからめて倒す。特に電気技持っていないのが増えてきたので存外レヒレでも相手できる

スイクン

→レジエレキ

ナットレイ

→テッカグヤの火炎放射で確2。かなり重い

ドヒドイデ

→レジエレキで破壊するか、地面2体で何とか詰める。

ハピナス

→テッカグヤで破壊可能

ラッキー

→HBぶっぱだとテッカグヤのダイマ技でも確2取れないから、ウオノラゴンを強いられる

ガラルヤドキング

→テッカグヤの型を勘違いさせて物理で殴る。あとは地面2体で倒す

 

☆最終成績

TN リブラ 最終856位 レート1900

最終日の前が3000位台だったところから最終日に頑張って潜ってなんとか3桁に潜り込めたところで終了。翌朝起きたら4桁に落ちてたので仕事前に滑り込みでやった1試合で勝って前日の終わりより少しだけ順位を上げられました。在宅勤務に感謝。

相手の選出を読むのが苦手な自分としては、レジエレキとウオノラゴンの圧力のおかげで相手の初手や裏をある程度予測できるのがとても役に立ち、非常に使いやすかったです。

 

2月からは禁止伝説が1匹だけ使えるルールであまりやる気はないですが、物理テッカグヤが使えそうなら少し遊んでみようかと思います。

 

2020年1月にポケモン盾を買い、シーズン2から(過去作含めて)はじめてポケモンのランクマをちゃんとやっています。

 

シーズン6での最終1475位以外は4桁後半から5桁順位が続いていたのですが、個人的に使ってて楽しかったので、全然高い順位ではないけど自分用の記録もかねてこの記事を作っている次第です。

 

目次
・構築経緯
・個体紹介
・主な選出
・最終成績

☆構築経緯

冠の雪原で解禁された準伝説をいろいろ使ってみたかったのですが、

・耐久型や特殊型に偽装して相手の目論見を外せるチョッキカグヤ

・前シーズン終盤から増えたスカーフレヒレ

の2体が使いやすかったのでこの2体を軸に考えました。

そこに、環境トップで純粋にパワーの高いサンダー、エースバーンを追加しました。

この時点でサンダーやレジエレキの電気の一貫を切る必要があったことから、電気無効枠としてカバルドンを採用。

残る1枠はサンダーをかなり意識してウツロイドを採用しました。

 

 

 

☆個体紹介

サンダー(原種)

H 実169=10n-1 珠ダメ最小

C 余り D4振りエースバーンを暴風で確1

S 実152 最速レヒレ抜き

S+1時:152×1.5=228 最速フェローチェ抜き

 

皆様ご存知、現環境最強ポケモンその1。冠の空の覇者。

耐久に振った厚底ブーツや食べ残し持たせた型も増えていたが、なんだかんだシンプルに使いやすいアタッカーの方が使いやすそうだと考えた。

熱風や10万の火力が欲しい場面もあるため命の珠を持たせる。

あと、一回でも攻撃すれば体力が削れるので羽休めでができるようになり、タイプ相性変更ができるのも優秀。

ただ、ダイマが前提になるためテッカグヤと同時選出しづらい。型を変えた方がいいかも。

 

選出率5位(20%)

勝率47%

DM率2位(18%)

DM時勝率55%

 

テッカグヤ

H 実191=16n-1 定数ダメ最小

A 耐久無振りサンダーをダイロックで砂ダメ込み確1

S 実96

S+1時:96×1.5=144 準速ランドロス抜き

S+2時:96×2.0=192 準速スカーフウオノラゴン抜き

ビーストブースト:A上昇

 

構築の軸。

自分が対戦相手のテッカグヤを見たときにやどまもや特殊型を警戒するので、敢えて物理で使ってみたかった。相手の特殊受けをカモりながらビーストブーストの発動も狙える。

サンダーの攻撃をできるだけ耐えるための突撃チョッキ。

ダイスチルやダイアースの耐久上昇、ダイジェットのS上昇、ビーストブーストのA上昇で畳みかけていく。

S+2で最速スカーフウオノラゴン抜けるようにS振った方がいいかもしれない。

 

一致技としては999.9kgの体重から放たれる最大火力ヘビーボンバー、ダイジェットになる物理飛行の空を飛ぶ(ダイマターンを稼げる)。

サンダーなどの飛行やブリザポスなどの氷への打点としての岩技。命中率を考えてストーンエッジではなく岩雪崩。ダイジェットで上を取ったら怯みも狙える。ダイロックの砂嵐生成でウツロイドの耐久を上げたり相手の襷を破壊したり、晴れを打ち消して炎ダメージを軽減できたり。

また、炎、電気タイプを呼ぶので地震を採用。ヒードランやレジエレキ、ドリュウズに撃ったり、サンダーの羽休め読みで打つことも。

 

エースバーンに弱いのを他でカバーできるようにしたい。

 

選出率2位(76%)

勝率60%

DM率1位(61%)

DM時勝率57%

 

ウツロイド

H 実185=2n+1

B 余り最大

C 実169=S実-1(ビーストブースト調整)

D 余り

S 実170=最速

ビーストブースト:S上昇

 

諸説あり。

サンダーに強い特殊受け。草結びはラグラージなどへの打点として。

カバルドンやテッカグヤによる砂撒きで耐久が上げられるのも良い。

ただ、後半ほとんど選出できなかった。

パーティ全体で特殊受けるようになっているので物理受けられるやつに変えたい。

 

選出率6位(11%)

勝率53%

DM率3位(6%)

DM時勝率71%

 

カプ・レヒレ

H 実159=16n-1

C 余り ムーンフォースで耐久無振りウオノラゴンにステロ込み確1

S 実150=最速

150×1.5=225 最速フェローチェ抜き、スカーフ意地ウーラオス抜き

 

一番使いやすかった枠。

水技は命中安定+火力を意識して波乗りを採用。

氷技は一致でない分火力が出ないので吹雪を採用。霰必中になることもたまに。

トリックは、ポリゴン2やラッキーなど進化の奇石持ちやナットレイやハピナス、ラグラージなどの残飯、木の実を没収しつつ技を固定するのが優秀だった。相手の回復技粘りを事実上封じることで試合時間を短くできるのも良い。

 

選出率1位(88%)

勝率58%

DM率4位(4%)

DM時勝率75%

 

エースバーン(キョダイマックス)

A 最大

D B<D

S 最速

 

皆様ご存知、現環境最強ポケモンその2。冠の陸の覇者。

技2枠目は、当初は飛び膝蹴りにしていたがレヒレに隙を見せるのが気になって中盤以降はダストシュートに変更。なお、変更して以降打つ機会はなかった模様。

飛び膝蹴りを撃つ相手として想定していたのはバンギラスやノーマル耐久勢(ラッキー、ハピナス、ポリゴン2など)だが、

バンギラス→テッカグヤが攻守ともに有利

ノーマル耐久勢→レヒレのスカーフトリックをキメれば勝てる。ポリゴン2以外はテッカグヤの物理技で十分倒せる。

ということでダストシュートを採用。

不意打ちは先制技としてだけでなく、エラがみ・電撃嘴を耐えたり。

カウンターは、決まればDM珠エースバーンやブリザポスへのeasy winも狙える。

ステロや砂で襷が機能しないことも多かったが素のスペックの高さでなんとか誤魔化した。

 

選出率3位(54%)

勝率59%

DM率5位(2%)

DM時勝率0%

 

カバルドン

H 最大

B 余り

D 最大

 

電気(特にレジエレキ)の一貫切り要因。

サンダーやレジエレキの相手をすることを考えてHDで採用。

攻撃技の地震、ステロとあくびでループして相手を削る。

身代わり置かれることが多いので吹き飛ばしを採用。

砂はウツロイドのD上昇や襷潰しだけでなく、カイリューのマルスケ潰しやパッチルドンの霰の上書きとしても優秀。

カプ・レヒレのミストフィールドやエースバーンの襷との噛み合いは悪いが、意外とそれで困ることはなかった。

 

選出率4位(48%)

勝率65%

DM率6位(0%)

DM時勝率0%

 

 

(参考 DMなし率10%)

 

☆主な選出

レヒレ+カグヤ+エスバ

エスバの不意打ちや炎打点が必要な相手(ドラパルト、ナットレイ、クレセリアなど)がいる場合に。カグヤで耐えながらビーストブーストで全抜きし、スカーフレヒレで上からお掃除。

選出率1位(32%)

勝率59%

 

カバ+レヒレ+カグヤ

カバレヒレでお膳立てしてカグヤで耐えながらビーストブーストで全抜きし、スカーフレヒレで上からお掃除。

選出率2位(29%)

勝率64%

 

☆最終成績

TN リブラ 最終2841位

次は3桁目指します。

 

われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか―― 
(公式HPから引用) 
楽園追放|INTRO-STORY
5年前の本日11月15日。劇場版アニメーション 『楽園追放-Expelled from Paradise-』(以下、本作と呼称)が公開された。本作は監督:水島精二×脚本:虚淵玄によるフルCGアニメーションである。
本記事は、本作を愛してやまないすべてのディーヴァ市民へ捧げるものとする。 
記載の情報は執筆時点のものとし、あくまで素人ファンの個人的な思い出や意見を多分に含む感想文であるため、クレームの類は一切受け付けないこと予めご承知おき頂きたい。 
 
 

#1 評価 
この項目では本作の評価と当時を振り返っての時代背景雑感を記す。 

・第24回日本批評家大賞・アニメーション作品賞、第68回(2014年度)日本映画テレビ技術協会・映像技術賞 

・アニメーション部門、VFX-JAPANアワード2015・劇場公開アニメーション映画部門 
・優秀賞、SIGGRAPH 2015 Computer Animation Festival・Daytime Selects、SIGGRAPH ASIA 2015 Computer 
・Animation Festival・Animation Theater Selection 
以上が本作の受賞歴、すなわち"公式の評価"である。 
上映劇場数13(追加上映を含めて合計25)という限られた館数でありながら、興行収入1.8億円・BD/DVD累計販売枚数7.2万枚以上とオリジナル作品としてはかなり高い結果を叩き出している。 
なお、2014年当時のアニメーション作品では、児童向けの『妖怪ウォッチ』、オタクには『ご注文はうさぎですか?』が流行した。劇場アニメーションではディズニーの『ベイマックス』が12月に公開されたほか、本作と同じく虚淵玄氏が脚本を担当した『劇場版PSYCHO-PASS』が本作の2ヶ月後に公開を控えていたことも付記しておきたい。 

 


そんな中で、公開当時の本作の感想をサーチすると出てくるのはCGやアクションや物語への反応よりもまず、「尻」というワードである。それがどういうことなのか、説明が必要だろう。 

ポスターなどのキービジュアルでは萌え方面に誇張された美少女が前面に押し出され、その後ろにはレトロウェスタンの空気を孕むディンゴと近未来SFらしく清潔な印象を与える白いアーハンが控える。そんな本作が本格的なSFであるだけでなく怒涛の燃えアクションエンタメ作品であることを、ネタバレを避けて語ろうとするとどうしても言葉足らずになってしまう。それならば「耳で音を聞くのではなく骨でビートを感じるように、人伝えに圧縮された言葉でなく生で作品を感じてほしい」という想いが「ロボットアクションだけじゃなくて人物造形のCGも丁寧にこだわっていて見応えがある、例えばアンジェラの尻とか」を略して「アンジェラの尻」に行き着かせたのではないか。その意味では別に「ディンゴの髭」でもよかったが、詠み人知らずの「尻」というワードは同時に「萌え」という疑似餌の象徴として使い出が良く、それが殊更に強調されること自体に面白さが見出された。というのがおそらくこの現象の大まかな実態だろう。 
公式もそれを面白がっていたのかそれとも計画の内だったのかは分からないが、劇場に展示されたアンジェラ寝像を撮影した公式ツイッターの担当者は間違いなく確信犯である。 

 

#2 映像 
本作の制作はグラフィニカが担当している。同社所属の板野一郎氏がモーションアドバイザーとして本作に参加しており、俗に「板野サーカス」と呼ばれる特徴的なアクション演出は本作の映像面におけるひとつの見せ場の言えるだろう。 
本作はセルルックCGあるいはセルシェーディングと呼ばれる手法によりに制作されている。その特徴はCG特有の違和感がないこと、セルルック使用による統一感、そして作画とCGモデルの使い分けが可能という点である。また、本作では2Dでは描写の難しい「ひねり」をキャラクターデザインに加えるなど、フルCGの効果的な活用が意識されている。 

 

 

当時のアニメーションにおけるセルルックCGは、TVアニメーション『アイカツ!』シリーズ(2012年~ サンライズ/バンダイナムコピクチャーズ)のライブシーンやOVA『機動戦士ガンダムユニコーン』(2010年~ サンライズ)の変形シーンといった部分的使用にとどまらず、『009 RE:CYBORG』(2012年 Production I.G/サンジゲン)などの劇場作品、そして『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』(2013年 制作:サンジゲン)、『シドニアの騎士』(2014年 制作:ポリゴンピクチュアズ)などTVアニメーション作品への本格的導入が進んでいた時期にあった。 
また、『映画Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』(2015年 東映アニメーション)では手書きアニメーションとCGアニメーションの中・短編を合わせて3本立てで上映し、メインターゲットとなる幼児層の反応を見るなど、実験的試みも行われていた。 

本作もまた、そのようなCGアニメーションが盛り上がっていく時代に生み出された作品という位置付けとなるのだろう。 

 

 

 

#3 脚本 
さて、ストーリーについてだが、具体的な内容に言及するのはそれこそ野暮というものだろう。そこで本作の脚本を担当した虚淵玄氏について、今更ながら私見を述べておきたい。 
まず、氏がアニメーションの世界だけでも『魔法少女 まどか☆マギカ』(2011年)や『PSYCHO-PASS』(2012年)などのヒット作を送り出してきたことは、2010年代を生きたオタクなら知らない者はいないだろう。 そんな虚淵脚本だが、先述の『Fate/zero』(2011年)や『まどマギ』、特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武』(2013年)などの強靭なメンタルを要求される絶望的な展開、有り体に言うならば鬱展開のイメージが未だに根強くあり、それらと比較される形で本作は、「人が死なない虚淵作品」という評価をされる。しかし、そこはさして重要ではないと筆者は考えている。 
そもそも、虚淵脚本は必ずしも死や恐怖、猟奇や残酷、バイオレンスを主題にしているわけではない。むしろ逆に、氏の作品には爽快感があり、萌えならぬ燃えポイントをしっかり押さえている。そしてステレオタイプな古典の空気に新しさを混在させることで予想を裏切るビックリ箱として成立しているのだと思う。 
ビックリ箱の最たる例を挙げるなら、『まどマギ』第3話での巴マミの顛末だろう。テンプレート的な「魔法少女もの」のお約束を裏切ったことで世間に衝撃を与え社会現象とまで呼ばれた、2010年代前半のアニメ史における最重要シーンだ。しかし、これは物語上必要なイベントを真面目に進行させていたに過ぎない。
なお、反証として『Fate/zero』にて虚淵氏が「今日はバイオレンスが足りない」と思ったというだけの理由で唐突に登場してそのまま殺害された間桐鶴野の事例が挙げられるが、それは定期的に死人が出ることによって作品の緊張感を保つスパイスに過ぎない…はずである。多分。きっと。そうだといいなぁ… 


そもそも、氏は18禁ゲームのシナリオライターとして名を馳せた人物である。氏曰く「まどマギは郷土料理」なのだという。「最後に女の子を脱がせれば、あとは何をしても良い」18禁業界はその制約の緩さから比較的自由に脚本が書けるのだという。故に『まどマギ』では女の子が酷い目に遭う。それが世間一般に評価されたというのは「エロゲ村の郷土料理がバズった」ということだろう。などとしたり顔で語る筆者はその実、この分野においてはニワカもいいところなので本論についてのこれ以上の深掘りは専門家に丸投げとする。 
ともかく。氏の脚本において「(女の子に限らず)登場人物が理不尽に酷い目に遭う」ことは主題ではなく、むしろ人やロボットが織り成す血沸き肉躍る新たなエンターテイメントにこそ主眼を置いていると私は考えている。そしてそれは「面白い」と定義できる。 
本作でも痛快な皮肉やノリの良いセリフ回しが謎解きを彩り、対話を通して「人間とは何か」という古典的なれど深淵なる問いを投げかける。
虚淵氏が脚本を担当する作品としては、人形劇『Thunderbolt Fantasy』シリーズが2度の劇場オリジナル作品を経てのTVシリーズ第三期を控えており、12月には新作ロボットアニメーション『OBSOLETE』も公開予定である。興奮と熱気とウィットに富んだ物語がまた見られることを期待してやまない。 

 

 

#4 声優
アンジェラとディンゴ、そしてフロンティアセッターを中心に話が進む以上、それぞれのキャラクターを担当した釘宮理恵氏、三木眞一郎氏、神谷浩史氏にも言及するべきだろう。 
アンジェラ役・釘宮氏のツンデレ演技は色々な意味で有名であり、視聴者もその先入観を持ってアンジェラを見てしまう側面は多分にある。確かにアンジェラのツンデレ的要素は本作における「萌え」であるが、それが彼女自身の芯の強さを決して損なうことなく両立するバランスが素晴らしい。 
ディンゴ役・三木氏は自身の役について、大人を感じさせるキャラクターでありながら、それは物分かりがいいという大人ではないと語っている。そしてそれが彼の魅力であり、アンジェラが”感化され”たことに説得力を持たせている。
フロンティアセッター役・神谷氏は、インタビューにて気持ちを抑えて演じるにあたって、基準となるとある線が示されて、それに従って演じたと語っている。三者三様の視点で見ることのできる作品だ。是非何度も見返してほしいとも語っている。
監督が水島精二氏であることも鑑みて『機動戦士ガンダム00』との重ねて語られがちな本作だが、『00』でもお馴染みの古谷徹氏が友情出演し、 ディンゴのプロフィールにやたら”狙い撃つ”というワードが出てきたりするので偶然ではなかろう。
また、本作後半に登場する3人のディーヴァ保安官たちにも高山みなみ氏、林原めぐみ氏、三石琴乃氏と錚々たる面々を揃えているほか、ディーヴァ高官たちも説得力のある役者陣が担当している。 


そして個人的に本作で推したいのはアーハン音声ナビを担当した安済知佳氏である。と、ここで筆者のことを知る方は「推しの話がしたいだけじゃないか!」と総ツッコミされるかもしれないが、我慢して聞いてほしい。そもそもオタクは推しの話がしたくて当然なのである。 
さて、2014年当時の氏は声優としてのキャリアは5年、同年4月の『棺姫のチャイカ』で初めての主役を経験した直後。水島精二監督との縁で言えば『UN-GO』(2011年)や『エスカクロンプロジェクト』があったが、後者については当時は安済氏の名前は伏せられていた。なお、監督:水島精二×脚本:虚淵玄という布陣の新作を楽しみにしていた筆者が狂喜乱舞したことは言うまでもない。 
安済知佳『【楽園追放】【トライブクルクル】【神様の言うとおり】』|安済知佳 オフィシャルブログ「ちかごろのあんざい」
アーハン音声ナビの活躍の場は、実際のところアーハン内のナビ音声に限られない。筆者の"ダメ絶対音感"に狂いがなければ、最序盤のある場面から始まり、アーハン搭乗時以外の多数の場面で使われているので、是非そこにも耳を澄ませてもらいたい。 

 

 

余談だが、氏のデビュー作『あにゃまる探偵キルミンずぅ』にてモニターデザインを担当した佐藤菜津子氏(グラフィニカ)が本作のモニターグラフィックスに参加していることも縁故という側面では興味深い。

あにゃまる探偵キルミンずぅ 第1話(見放題)|バンダイチャンネル

 

#5 総括 
「楽園追放はいいぞ」 
この一言を軸に文章として再構成を試みたが、伝わっているだろうか。正直、ここまで長くなってしまうとは思わず自分でも困惑している。 
ここまで書いてきたことは考察ではない。本作は140分のフィルムの内にて完成された物語である。そこに言外の意味を汲み取り声高に仮説を主張するのは野暮だろう。故にその近縁の情報を整理し、紹介する記事とした。この記事をきっかけに興味を持ってくだされば幸いである。 
なお、本作は映像コンテンツのみならず、3名の作家による小説作品が刊行されている。 本編に加筆・修正・一部設定改変を加えたノベライズ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』、アンジェラの過去を描く『楽園追放 mission.0』、本編の裏で起きていた出来事を描く『楽園追放2.0 楽園残響 Godspeed You』。いずれも、本編のキャラクターデザインを担当した齋藤将嗣氏がイラストを担当している。いずれもあの世界を拡張してくれる作品である。また、同氏による『楽園追放 -Expelled from Paradise- 齋藤将嗣デザインワークス』も刊行されており、3DCGでのデザインにあたっての裏話なども興味深い。こちらも併せて楽しみたい。 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 
各作品公式ホームページ様 
各作品公式SNSアカウント様 
各動画配信サイト様 
「楽園追放」セルルックCGアニメでキャラクター演技に挑む CEDECでグラフィニカがメイキングセミナー

 

また、記事中にてご紹介した資料も参考とさせていただきました。多謝。 


また、CGアニメーションに関する記載については、木村智哉文学博士の講義資料を参考とさせていただきました。多謝。 

 


『楽園追放-Expelled from Paradise-』に携わった皆様に最大限の感謝と5周年の祝福を述べて本記事の締めとさせていただきたい。

 

 

 

犬の話をするとしよう。


「犬、好きですか?」と聞かれたら何と答えるだろうか。


犬が好きな人ならともかく、犬がそこまで好きでない人であれば「いや、猫派です」と答えるかもしれない。僕が犬派か猫派かという話はこの際どうでもいいし、正直どちらでもいい。


問題は、犬と猫が常に二項対立になっているということだ。なぜ犬と鼠ではないのか。なぜ犬と兎ではないのか。人々に身近なペットだったからだろうか。それなら鳥でもいいではないか。飼っている人はたくさんいるだろうに。身近な生き物というなら蝙蝠なんてのはどうだ。都会の夜でもばっさばっさ飛んでいるではないか。


それでも犬とセットで出てくるのは猫なのである。だから今回は、そんなお話。


 


僕は犬の前に座っていた。もとい、全国的に有名なとある犬の銅像の台座に腰掛けることなく立って本を読んでいた。というかあの台座に腰掛けられるわけがなかろう。数年前の作者の愚かしい勘違いには憤りを禁じ得ない。


しかし手に持った文庫本をめくるページが一向に進まないのは、あの時よりも格段に増えた観光客のせいだけではない。


と、、その時混みの向こうに待ちわびた姿が見えた。正確には、これだけ多様な人がいても彼女とわかるほどの特徴的な服装を見逃すはずなどないというだけのことではあるが。隣駅で待ち合わせていたらこうもいかなかったかもしれないわけで、その判断は褒めてほしいところだ。僕が手を振ると彼女もこちらに気が付いた様子で小さく手を振った。とはいえあの人は人混みが苦手だった。前言撤回。待ち合わせ場所を駅前に指定したのはミスだったか。文庫本を雑に鞄に突っ込み僕は駆け出す。人混みに彼女を見失わぬようにと目で追いつつも人混みを迂回する。結局迂回しきれずに人混みをかき分ける羽目になったが、結果として合流できたのだから文句は言うまい。


 


怪しげな裏路地に入ればすぐに迷ってしまいそうな建物ひしめく都会の坂を、二人ゆるりと登りながら益体もない話をする。家族の話、共通の友人の話、少し前に行った遊園地の話。周囲の騒々しさに反比例する訥々とした語り口が心地よい。こうして話ができるようになるまでに思いの外時間を要しなかったのは何故だったのだろう。そんなことを思っていたら意外とすぐに、普段なら入口に立つこともないような店に到着した。これは、なかなかにハードルの高い門構えだ……付き添いとしてなら荷物持ちとしてなら入っても大丈夫か?そんな思考をぐるぐると巡らせている僕をよそに、彼女の瞳は既に世界的に有名なキャラクターたちで溢れかえっていた。


 


店を出る頃には僕の両腕にはキャラクターグッズの詰まった袋が提げられていた。自分で持つという主張に対して、僕は己が存在意義を賭して持たせてくれと説得した。そして次はすぐ隣の有名なCDショップへ。とはいえここはある意味本日の最終目的地でもあるので、本番を前に偵察を兼ねての入店という方がより事実に近いだろうか。CDを見ながらまた先ほどまでと変わらぬ調子でゆったり話す。そういえば、出会ったばかりのころもこうしてCDを見ながら話していたっけ。と出会ってからの時間の短さに、そしてその間に自分が気付いてしまった感情の深さと自分の中に築き上げてしまった執着の重さに少し眩暈がした。


 


偵察を済ませて近くの喫茶店へと歩を進める。特に荷物が増えることもなかったが、ウィンドウショッピングも悪くない。ゆったりと時間を潰すにはもってこいだ。とはいえ、さすがの彼女も少し疲れたのか喫茶店の机に座るや否や対面でうつらうつらとしている。もとより、喜び勇んで庭を駆け回るタイプでもないか。どちらかといえば炬燵で丸くなる姿の方が想像しやすい。


お代わりを頼む必要もないくらいにスローな時が流れていったが、それでも終わりはやってくる。小休止で回復した様子の彼女は、元気いっぱいとまでは行かずとも少し、調子が良さそうだった。


 


喫茶店を出ると、帽子に一片の雪が乗った。この街にしては珍しいこともあるものだ。そう思いながら、両手いっぱいに提げたにもつとともに彼女の隣を歩く。この時間がいつまでも続けばいいのに、と思う。そういう未来図もあっていいとも思う。


なにせ犬と猫はニコイチで語られるのだから。

2016年度はたくさんラジオがありました。

以下に投稿、採用されたラジオを挙げます。

☆安済さん関連

D-worldProject.R(D-world)

クオリディア・コード南関東三都市防衛機構放送部(クオ)

響け!ユーフォラジオ2(ユーフォ)

クズの女子会(クズ)

おるらじ〜キャプテン、聞いてください!〜(おるらじ)

安済知佳と朝井彩加のふたりはシンパシー!(ふたパシ)

☆三澤さん関連

アクセル・ワールド~加速するラジオ~infinite ∞ burst(AWIB)

三澤紗千香のラジオを聴くじゃんね!(じゃんね)

 

個人的にはAWIBがビッグニュースでしたね。加速するラジオは僕にとってアニラジの原点です。当時は尻込みしてメールを送っておらず、番組が終わってから後悔していました。それだけに、復活してくれただけでなく、採用されたことはとても嬉しかったです。

 

そして、4月からはふたパシが隔週更新に変更される一方で安済さんの新番組『いちかばちか』がa&gで始まります。【ラジオの安済知佳】を推してきた自分としては初の一人喋りの冠番組が、しかもあのa&gで放送されるというのはとても嬉しいです。金曜FIVESTARS(吉田有里)の後、内田さんと浅倉さんの前。新規のファンも増えるでしょう。とても楽しみです。

プレ放送がAG-ON(https://agonp.jp/programs/view/34)で配信されましたが、も良く、期待大です。作品に関係なくいろいろな話が聞けるといいなあ…

A&Gだと金曜夜9時という微妙な時間なのでリアタイできなかった場合にもAG-ON版で見られるのは本当にありがたいです。

※訂正:AG-ONプレミアムではおまけ放送のみだそうです

 

そうそう、昨年の記事を見返したところD-worldが始まることへの期待を書いていました。毎年楽しいラジオに出会えるというのは本当にありがたいことです。

 

2016年度採用件数 採用数/送信数

☆安済さん関連

D-world 4通/32通

クオ 8通/35通

ユーフォ0通/12通

クズ 3通/23通

おるらじ 1通/12通

ふたパシ 16通+おまけ5通/91通

☆三澤さん関連

AWIB 2通/10通

じゃんね 2通/8通

合計41通/223通 採用率18.4%

採用されたメール一覧

放送/更新日(メール送信日)|ラジオ名|回|コーナー名|内容(ゲスト)(あれば:→印象的な反応、チャレンジ結果など)

※ふたパシのおまけ放送は後日追加

追記:追加しました

 

04/14(03/28)|D-world|#02|D-world talk(ふつおた)|番組開始祝い&相方について(ゲスト:田中美海さん)

07/01(06/10)|AWIB|#02|ふつおた|番組復活祝い→この番組がアニラジ入門ってハードじゃない?

05/26(05/12)|D-world|#05|D-world talk(ふつおた)|水島監督への質問(ゲスト:田中美海さん、水島精二監督)

06/02(05/17)|じゃんね|#61|山梨のこと知りたいけー|富士の国やまなし館→知ってるよ!

06/09(05/30)|D-world|#06|D-world talk(ふつおた)|カナダお疲れ様でした!(ゲスト:永野愛理)

06/09(05/16)|D-world|#06|D-world promotion(キャッチコピー)|変身バンク風(ゲスト:永野愛理)→イベントD-world vol.0にて舞台上で使用される!!!(イベントレポは以前の記事で)

06/16(06/02)|じゃんね|#63|山梨のこと知りたいけー|山梨県立富士世界遺産センター

07/08(06/23)|クオ|#pre2|クオレディオ・メール(ふつおた)|ボケ?ツッコミ?

07/08(06/23)|クオ|#pre2|アンノウン・ファイト(お悩み相談)|自動ドアに無視される→アンノウンなのでは?

07/15(07/11)|クオ|#01|クオレディオ・メール(ふつおた)|好きな男性キャラ(悠木碧さんゲスト)→求徳さん

07/28(07/08)|ふたパシ|#04|ふたりの無声劇|二度寝→○

08/05(07/11)|クオ|#04|クオレディオ・メール(ふつおた)|3話感想&読む本の種類

08/12(08/09)|クオ|#05|クオレディオ・メール(ふつおた)|5話感想

08/25(08/05)|ふたパシ|#08|今日のシンパシー(いろいろやってみよう内)|夏野菜といえば?→○

08/26(08/22)|クオ|#07|クオレディオ・メール(ふつおた)|『どうせか』感想&お盆の過ごし方

10/07(09/17)|AWIB|#16|ふつおた|WSの大会優勝報告→君のもとに箔押しは当たったかい?

10/07(09/27)|クオ| #13|ふつおた|最終話感想

11/03(10/15)|ふたパシ|#18|ふたりの無声劇解答|ラーメン→名前のみ発表

11/10(10/22)|ふたパシ|#19|聞いてみたいこと|印象的だったアフレコ→新妹魔王

12/01(11/18)|ふたパシ|#22|セレブ人生相談|一人称が安定しない→某(それがし)じゃない?

12/08(11/19)|ふたパシ|#23|今日のシンパシー!|人生で一度は行ってみたい外国の街→×

12/09(11/13)|クオ|#21|クオレディオ・メール(ふつおた)|演じるうえでの苦労・工夫(ゲスト:内田雄馬さん)→それな!!兄役なのに兄貴感ないから逆に難しい

12/29(12/17)|ふたパシ|#26|今日のシンパシー!|年末年始に食べるもの→○

12/29(12/17)|ふたパシ|#26|ふたりの無声劇解答|こちらスネーク応答せよ→×

01/05(12/17)|ふたパシ|#27|ふつおた|構成作家と社長の焼き肉会密告

01/12(01/07)|クズ|#02|ふつおた|1話先行上映会感想

01/12(01/06)|クズ|#02|最可選手権!(授業中暇を持て余したJK)|好きな人の名字の下に名前を机に彫る→最可!

01/12(01/05)|ふたパシ|#28|ふたりの無声劇解答|リスのジョニーと犬の彩加→×

01/26(01/14)|クズ|#04||最可選手権!(雪が降って一面銀世界を発見したJK)|窓辺から眺めながら手元の文庫本のページをめくる→腐女子だったらどうすんの?by井澤

02/23(02/11)|ふたパシ|#34|ふたりの無声劇解答|俺がお前でお前が俺で→×

03/02(02/02)|ふたパシ|#35|ふつおた|採血

03/06(02/15)|おるらじ|#09|マジカルガンナー真知!|ゴミ捨てを忘れがち→マジカルショット!

03/09(02/21)|ふたパシ|#36|ふつおた|眠れないときの対処法

03/09(02/21)|ふたパシ|#36|これってウソ?ホント?|糸をはかない蜘蛛(ウソ)→正解

03/23(03/04)|ふたパシ|#38|ふたりの無声劇|銭湯で泳ぐ→○

03/30(03/10)|ふたパシ|#39|ふつおた|アパート探し

 

追記

08/11(07/08)|ふたパシおまけ|#06|無声劇|間接キス→〇

09/01(08/19)|ふたパシおまけ|#09|グッズで解決|物忘れ

01/05(12/02)|ふたパシおまけ|#27|セレブ人生相談|指荒れ→ヨガ

03/03(02/10)|ふたパシおまけ|#34|ふつおた|初心者向け料理

03/09(02/15)|ふたパシおまけ|#36|これってウソ?ホント?|玉ねぎを切ると涙が出る理由→×

 

ヴァイスシュバルツのアクセルワールド発売記念大会で優勝してきましたので、記念にデッキレシピを載せます。



Lv.3×9

《加速世界》の絆 黒雪姫×4
《黒き死の睡蓮》 ブラック・ロータス×2
夏の1コマ ニコ×3
Lv.2×2
戦闘中 ウタイ×1
夏の1コマ 黒雪姫×1
Lv.1×13
ちび黒雪姫×2
蹶起の鬨 黒雪姫×1
華やかな和装 黒雪姫×1
風に舞うドレス 黒雪姫×4
不穏な予感 黒雪姫×2
血まみれ仔猫 ブラッド・レパード×3
Lv.0×18
夏祭り 黒雪姫×4
《銀の鴉》 シルバー・クロウ×4
憂いの面持ち 黒雪姫×3
巡る思い 黒雪姫×3
夏祭り ウタイ×4
CX×8
Nega Nebulas×4
夏の楽しみ×4

☆構築で意識したこと
自分が大会慣れしていないことを考慮し、シンプルに作った。長考しがちなので、選択肢を元から減らし、迅速なプレイを可能に。
《加速世界》の絆 黒雪姫を使うため、Lv.0のカードを極力減らしたいが、初動での事故を避けるのが先決。リフレッシュの時にLv.0を極力戻さないプレイングを心がけて枚数をカバー。
が全て山回収であり、夏祭り ウタイもあるので高速で山が無くなる。ただし、控え回収がシナジー頼りになる。

☆各レベル帯でのプレイング及びカードの採用理由

0帯

夏祭り 黒雪姫:加速(サーチ)。0帯の軸。4枚

巡る思い 黒雪姫:加速シナジー(サーチ)。早い段階で欲しいものの複数引いても仕方ない。3枚

《銀の鴉》 シルバー・クロウ:移動。4枚

夏祭り ウタイ:相打ちで高打点処理。山削りも優秀。4枚

憂いの面持ち 黒雪姫:山サーチ集中。登場パンプと巡る思い 黒雪姫を併せると夏祭り 黒雪姫が4500に。相手リバース時効果を後押し。巡る思い 黒雪姫同様の理由で3枚

1帯

風に舞うドレス 黒雪姫:1帯の軸。加速して手札を整え、LV.3キャラを回収。4枚

ちび黒雪姫:箱PR。1コスト多く払う需要に対応。手札アンコで事故時の継戦。2枚

蹶起の鬨 黒雪姫:1/0アタッカー枠。1枚

華やかな和装 黒雪姫:1/0アタッカー枠。大会PR。風に舞うドレス 黒雪姫のパンプも。1枚

血まみれ仔猫 ブラッド・レパード:1相打ち。高打点キャラを処理。夏祭り ウタイと共に、巡る思い 黒雪姫のシナジーを使いやすくする。3枚

不穏な予感 黒雪姫:1/0/2000助太刀。シナジー持ちを次ターンCXシナジーまで延命。2枚

2帯

早出し2種を展開するため、Lv.2は2枚だけ。《黒き死の睡蓮》 ブラック・ロータスの早出しの為に夏祭り 黒雪姫をクロック用に温存するのがポイント。

戦闘中 ウタイ:集中や後列(特に和む光景 ニコ&パド)の処理。1枚

夏の1コマ 黒雪姫:2/1/2500助太刀+2コストで擬似リフ。1枚

3帯

《加速世界》の絆 黒雪姫:風シナジーで詰めていく。複数面でシナジーを使えると理想的。4枚

《黒き死の睡蓮》 ブラック・ロータス:早出しが基本。1ドローでシナジー用CXを引き込む。後半効果で、シナジー持ちを次ターンCXシナジーまで延命。2枚

夏の1コマ ニコ:早出しも可能。扉シナジーで控え回収。Lv.0のキャラを回収し《加速世界》の絆 黒雪姫の成功率を上げることも。3枚

CX

Nega Nebulas:風。《加速世界》の絆 黒雪姫のシナジー。一応、夏の1コマ パドなどをバウンスできる。4枚

夏の楽しみ:扉。夏の1コマ ニコのシナジー。貴重な控え回収。4枚

ライブってのは2年ぶり?なところですが・・・今回は朗読劇もある、というか個人的にはそちらが目当てだったり。いろんな都合で夜の部には参加できなかったので昼の部のレポのみ。

レポについて。当日に作ったメモからの抜粋なので記憶の改変の影響は少ないはずだが、細かい間違いはご容赦を。あと、WUGの子たちの顔と名前と声が一致していないのもご容赦を。敬称略・呼称不安定注意。安済さんメインなのもご容赦を。

 

★開演前

さて、開場の約3時間前となる11時半に現地=一ツ橋ホールに到着した僕だったが、実は僕にとってここは因縁の地である。初めて来るところだけど。というのも、2014年8月24日、ここで催された「悪魔のリドル」のライブイベント"黒組PARTY!"に僕は参加しそびれているのである。個人的にはリベンジのつもりでもあった。

3時間も前に到着して何をしていたのかと問われれば、それは過去のライブイベントで逃していた「物販購入者先着でサイン色紙プレゼントの当日発表」をケアするために早めに行っただけのことではあるのだが。残念ながらその警戒は無駄なものとなった。

もっとも、その結果としていろいろな準備もでき、物販も先頭で誰よりも早くパンフレットを手にする栄誉を得た。(※物販は13時から)安済さんファンのみなさんとお話しする機会を得られたのも僥倖であった。

 

入場してまず目に入るのはフラワースタンド。僕も少しだけ出資させていただきました。

安野さんのファンの方々もフラワースタンドを贈っていたようで、そちらも素敵でした。

 

 

本日の出演は安済知佳さん、安野希世乃さん、そしてWUG7名の計9名。

エスカ(cv.安済知佳)、クロン(cv.安野希世乃)を主人公としたエスカクロンプロジェクトが、形を成した作品としては初披露の舞台と言っていいだろう。ラジオでショートストーリーの朗読をする機会はあったが、それは今回のためのいわばプロローグという位置づけで良いだろう。

ここで言うラジオとは既に2016年3月31日から7月7日まで音泉にて隔週配信された"D-world Project.R"のことである。

 

入場時、水島精二監督が客席に座っていらしたので一礼してから自分の席へ。なんというか、僕の大好きな『楽園追放』の監督があんな近い距離で談笑している様を見るのはなんだか不思議な気分だった。

 

★"エイベックスのアニソン"メドレー

エスカとクロンの影ナレから始まった今回のイベントはメドレーから始まる。ただし、実は僕にとって馴染みある曲はほとんどなかったのでセットリストはツイッターなどで見たものを参考にしている。

1.Get Over (by安野希世乃、高木実佑、永野愛理);ヒカルの碁OP

2.believe (by安野希世乃、高木実佑、永野愛理、田中美海);ワンピースOP

3.ゲキテイ(檄!帝国華劇団) (by田中美海、青山吉能);サクラ大戦主題歌

4.心絵 (by吉岡茉祐、青山吉能);メジャーOP

5.黒毛和牛上塩タン焼680円 (by安済知佳、吉岡茉祐、山下七海、奥野香耶);ブラックジャックED

6.太陽曰く燃えよカオス (by安済知佳、山下七海、奥野香耶);這いよれ!ニャル子さんOP

7.ウィーアー!(by全員);ワンピースOP

 

さて、この中で僕がきちんと知っている楽曲はじつは「太陽曰く~」しかないのだが…

「ウィーアー!」も何度か聞いたことがあるかなというくらいなのですが、まあそれでも十分に楽しめた。というか、「太陽曰く~」が楽しすぎましたね。

曲が始まる前に「みんなー!(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!するぞー!」って安済さんに言われてテンションも心臓も跳ね上がった。

 

★OP挨拶

下手から安済、安野、WUGという並び。そして、始まる挨拶タイム…なのだが、ラジオの番組内で各キャストのキャッチコピーを募集し、決めていたことから、それらのキャッチコピーが披露された。

安「かっこいいのとかわいらしいのがあるんですけど」

安「せっかくだから両方やろうか」

ということで、披露されたキャッチコピーがこれ。

 

安済「きらきらー!ぴかぴかー!」

客「ちっかちかー!」

安野「好きなのはー?高いのー?安いのー?やっぱりー?」

客「きよのおおおおおおおおおお」

安安「「片手のジョッキ(おちょこ)は元気の証!安心!安全!安安コンビ!」」

 

コールアンドレスポンスもあって楽しいスタートに。

二人合わせて言う方は僕の投稿したものです。

 

 

投稿者冥利に尽きるというか、もうこれだけでも報われたという想いでした。

 

そしてWUGちゃんたちのキャッチコピーも披露。吉岡さんは唯一ラジオで決定しなかったので初披露だった。まゆD!

あと、田中さんのキャッチコピーが「抱きしめたい存在!天使のさえずり、田中美海!」に対して抱きしめに行く安済さんがいつも通りだった。安心安全とはいったい何だったのか…危険な匂いしかしない。

 

★ゲームコーナー:家電のモノマネ

ラジオでも最終回に行われたコーナー。音声だけでは分かりづらかろうということもあってイベントでも披露されることに。確かWUGの青山さんがやりたいと言っていたコーナーだったかな

二つのチームに分かれてチームメンバーがモノマネする"D"にちなむプレゼントが渡される(出演者ブログ等で後日発表?)とのことでしたが、2016年8月18日現在では不明。情報出たら教えて下さい。チーム分けは出身地で東西に分かれて対決という、これもまたラジオの投稿ネタです。

東軍:安済、山下、青山、吉岡

西軍:安野、永野、田中、奥野、高木

主将(安安)同士のじゃんけんで先攻後攻を決めるのだが、

安済「なんだっけ?」(主将という単語が出てこない)

安野「安安じゃんけん…」安済「ちょっと待ってそれ打ち合わせで聞いてない」

扇風機、掃除機などのモノマネをしたが…安済さんがトースターのモノマネをしようとした瞬間に終了の鐘が鳴り…
結果は東軍8問:西軍7問で東軍の勝ち。

スタッフに東日本出身者がいるんじゃないか、不正があったのでは、と圧力をかけ始める安済さん。ハケ際にも「絶対スタッフさんのせいだ」とか言ってた…


★エスカクロンパート

OP歌唱

Many Colors, Many brights, Many more musics(byエスカクロン)

朗読劇

夏の田舎にやってきたエスカ&クロンと地元の子供たち(演・WUG)の交流。高木さん・田中さんの二人は少女役で他は少年役。とても意外だった。

エスカクロンの回想では冬が描かれ、アルバートなる新人物の描写があった。

また、少女たちの会話中には、エスカクロンの二人はジュースを飲ませる芝居をいれていたのはステージ芝居ならではの演技だと感じた。

何よりも真剣な演技を感じることができた、とても素晴らしい空間でした。

ED歌唱

このセカイのユメノカケラ(byエスカクロン)

あとがたり

歌唱後に安済さんが間違えてハケようとする

安野「帰らせないんだから!」

安野「立ったり座ったりさせてごめんね!」安済「スクワットだと思ってください」

 

★宣伝コーナー

高木さん・永野さん・田中さんが物販のパンフとTシャツを持って登場。

物販、WUGのツアー告知、WUGキャラソンの告知

 

★ライブコーナー

1.あしたでいいから(by安野希世乃、吉岡茉祐);あんハピ♪ED

歌唱後

吉岡さんの乱入は途中から。

安野「やっぱりハモりが気持ちいいんですよ」

 

2.心響プロジェクター(by安済知佳、青山吉能);響け!ユーフォニアムCS

歌唱前

ドレスで登場した安済さん。

安済「こんな感じの服装で登山する娘なんですけど~(会場笑)」

安済「歩くトクベツなんですけど~(会場爆笑)」

安済「ここ(一ツ橋ホール)に一人で立つのは2回目なんですけど…えーっと何年前だっけ」

僕「二年前!」

安済「当時は黒だったんだよね。不思議と白と縁がありまして…」

安済「ユーフォは二期もあるのでね」

安済「よーしがんばるぞー、特別になるぞー」

青山さんの乱入は途中から。

歌唱後

青山「もう私、北宇治のパイプになる!」

安済「なら、私は特別になる(麗奈ボイス)」

青山「麗奈と…そのオタク」

 

3.少女交響曲(byWUG);劇場版Wake Up, Girls!青春の影主題歌

吉岡「実はいつもと違うことやってるんです。センターが変わってたり…そういうところも気にして見てみてください。ツアーもあるので!」

 

★トーク&写真撮影

WUGの歌唱後に再登場する安安コンビ、服を物販の黒いTシャツに着替えて出てきたのですが…安済さん、右肩が出ています。セクシーです。

エスカクロンの完成披露としてのイベントだったため特に安安の二人は緊張していたらしい。

そして、7月9日生まれの安野さんと7月19日生まれの山下さんの誕生日を祝うサプライズケーキが登場。サイリウムを蝋燭に見立て写真撮影も。

安済「昨日、夜9時まで一緒にいたんのに、別れるまで相方の誕生日に気づかず…イベントで祝えばいいや、と」

 

★ED挨拶&ライブ

安済「サイリウムをみんなが振ってくれるようなステージは久々で…」

安野「いつかD-worldで、生バンド、生SEつきで宝塚みたいにできればいいなあ…」

1.Many Colors, Many brights, Many more musics(by全員)

安済、吉岡、田中の並びになっていたところを吉岡さんが引き、安済さんが田中さんと手を繋ぎはしゃぐなど。

 

ライブを終えて終演。

素晴らしいイベントでした。終わった後、充実感に包まれ、うわ言のように「メール送ってよかった…」と言っていたような気がする。

 

 

さて、AWIBの舞台挨拶があったり、TTのお渡し会とかしろくろふぇすとか、いろいろとあったし、チャイカのBDBOXイベントもあるのだが、はたしてレポを書く時間はあるのか…

次回作にご期待ください。

そして、D-world vol.1、エスカクロンの次回作に期待しております。関係者の皆々様よろしくお願いします。