私の母が何故不幸だったのか。

 

 

 

それは彼女が主体性を持てない自立できない戦利品だったからだと思う。

 

 

 

父親は誰もが羨む美しい女を手に入れた。

 

原始社会では最も優れた雄。

 

 

 

私の父親は男三人兄弟の真ん中。

 

いつも長男と比べられて、しかも、何の権利もない。

 

 

 

唯一、長男に勝ったのはとても美しい女を手に入れたこと。

 

 

 

私の父親は母親を愛していたからではなく、

 

おそらく兄に勝つために母を手に入れたと思う。

 

 

 

そして、女を手に入れた男三人兄弟の核家族で育った父親が

 

その扱いを知るわけもなかった。

 

 

 

自分が唯一知っている女である

 

自分の母親の生き方を押し付けるだけだった。

 

 

 

私の母は12歳の時に父親を結核で失った。

 

三人姉弟の長女だった。

 

 

 

祖母は当然、母を働かせて、

 

一番末っ子の男の子に人生をかけた。

 

 

 

母は学校にも行けなかった。

 

中卒だった。

 

 

 

母は私に大金持ちと結婚しなさいとは言わなかった。

 

自立しなさい。

 

自分で人生を選択できる能力を手に入れなさい。

 

そう言って私の勉強の手助けをいつもしてくれた。

 

 

 

私が勉強もせず何もできない女であれば、

 

今度は私が誰かに贈られる贈答品になるだけだった。

 

私は物じゃない。

 

 

 

私は一人の人間として、自分の意思で自分の人生を選択する。

 

 

 

私は誰かに選ばれたり、

 

誰かに評価されたりする存在ではなく、

 

自らの意思で自らの人生を選択し、

 

自らそれに納得して、

 

自らの人生を生きるのだ。

 

 

死んだようにただ生きながらえるだけの

 

物体にはならない。

 

 

 

~シャネルの言葉~

 

私は自分で引いた道を

まっすぐに進む。

 

自分が勝手に

選んだ道だからこそ、

その道の奴隷になる。