(前回の自宅ゴトの続きです)
息子の夢は叶いませんでした。
神頼み 翔さま頼みは 届かなかったようです。
息子には、学校まで行ってダメだったことを伝えました。
それから家で帰宅を待つこと数時間。
意外とさばさばした様子で帰ってきた息子。
ただ本当に些細なことで軽く口論してしまったら、心に溜めてた思いが溢れてしまったのでしょう。
ふっと私に背を向け、机の前で肩を震わせ声もあげずに泣いていました。鼻水流してずっとずっと泣いて、布団に突っ伏して泣いて、強く言ってごめんねと謝ると泣いて。
君は今回学校で一番頑張ったよ、みんな知ってるよ、と頭を撫でると更に泣いて。
普段泣かない子が、兎に角ずっと泣いてました。
いくら泣いても結果は変わらないけど
気持ちを変えることは出来る。
だから晩ごはんまでは泣いてていいから、ここで一人で泣かないで、みんなのいる部屋に行こう。
そう言ったら素直に出てきて、居間で突っ伏してました。
たまに聞こえる嗚咽。
TVを見るのも黙っているのも憚られて、
ふと思い出したのはこの間手に入れた
『黄色い涙』
プレイヤーに掛ければ、派手さもなく物語が始まります。
嵐さん5人の共演。
夢を語る若者と、その夢の終わるとき。
願えば叶う。
そうとは限らない世の中。
今の息子にも似た話が淡々と進んでゆきます。
話の半ばぐらいから、すーすーと泣き疲れた息子の寝息が聞こえて来ました。
目が覚めてご飯を食べたら、
もう一校の入学申し込み書を一緒に書こう。
君の望む結果にはならなかったけど、
それをこれから良くするか悪くするかは
全部、君次第。
だから今起きていることは
決して悪いことじゃない。
目覚めた息子の第一声。
「もう一校の入学書類書いちゃおう」
悔しいけれど後悔はしていない。
頑張った息子は、もう前を向いていました。
(おまけ)
『黄色い涙』に嵐さん5人の入浴シーンが出てきて思わず「きゃあ💕」
しかも翔さまのお・し・り💓
息子寝ていて良かった。