今日は12番目のカード、「吊られた男」です。
男が一人、吊られて動けぬまま死を待っています。
しかし、その表情はどうでしょうか。
男は絶望するのではなく、どこか悟ったような穏やかな表情を浮かべています。
彼は確信しているのです。
この状況は決して絶望に値するものではないのだと。
窮地に追い込まれた絶体絶命の状況でも、
まったく予想もしていなかった方向からの救いがあったりするものです。
ただ、それが来るまで耐えることが出来るのか。それが問題なのです。
このカードが表すのは「忍耐」や「物の見方のシフト」。
窮地に追いやられてもそれを耐え抜く精神力と、
ピンチをチャンスに変えるために必要な柔軟な思考を象徴します。
逆位置になってしまうと、このカードは「悪あがき」や、「不本意」な物事を暗示します。
XII 吊られた男
☆正位置のキーワード☆
・耐える
・忍耐力
・拘束、束縛
・辛い状況
・起死回生、一発逆転
・ピンチは最大のチャンス
・自己犠牲
etc
★逆位置のキーワード★
・耐えることができない
・悪あがき
・不本意
・無意味な犠牲
etc
吊られた男のキーワードには、「自己犠牲」というものが存在します。
もしかすると男は、誰かの罪を被ってこのような仕打ちを受けているのでしょうか。
そう考えると、絶体絶命な状況を耐え忍び、逆転のチャンスを待つ彼の心の強さが伺えます。
決して自己犠牲は尊ばれるものではありませんが、それでも、自分以上に大切に思う誰かがいるというのは、強さへと変わっていくということなのかもしれません。
かず




