ついに、ついにトヨタ純正のナビ・オーディオシステムがハイレゾ対応になりました
2018年6月26日にフルモデルチェンジ、発売開始された新型クラウンにハイレゾ音源対応のカーナビ・オーディオシステムが標準搭載されています。
実は一部のレクサス車は、2017年から既にハイレゾ対応していましたが、
フラッグシップである1000万円以上する超高級車LC500/LC500h・LS500/LS500hのみです。
確かに新型クラウンも500万円~と決して安くはありませんが、
それでも1000万円以上の車と比べればまだ手が届きそうな気がしなくもないです。
ちなみに、レクサスがハイレゾ対応した際には、公式サイトやカタログには、
"音の情報量がCDを上回るハイレゾ音源に対応"、と明記されていましたが、
今回の新型クラウンのハイレゾ対応については、あまり積極的に記載されていません。
というわけで、公式サイトから取扱説明書をダウンロードし、
確かめてみました。
新型クラウンのナビゲーションシステムの取扱説明書の表紙です。
ハイレゾ対応が明記されているのは、
250ページ目でした。
"本機はハイレゾ音源に対応しています"とあります
対応フォーマットの詳細は、248ページ目にありました。
FLAC、ALAC、WAVに対応しています。
DSD、MQAには非対応のようです。
アフターマーケットのカーナビ・カーオーディオですら、
まだDSD、MQAには非対応のモデルが多いので、まあ当然かもしれません。
現時点ではFLACに対応していれば、個人的には十分です。
ただ取扱説明書をよく見ると、FLAC、ALAC、WAVのハイレゾ音源再生に関しても
最大でも48kHz/24bitのダウンコンバート再生のようです。
16bitではなく24bitなところに、ダウンコンバート再生でありながらも、
ハイレゾ対応を標榜するにあたってのトヨタのプライドを感じます。
とは言いながらも、アフターマーケットのカーナビ・カーオーディオは
既に販売されているモデルで、さらに高スペック再生できるモデルもいくつかあります。
例えば、パイオニア・カロッツェリアサイバーナビは、
192kHz/24bitのFLAC再生にネイティブ対応していたり、
5.6MHzまでのDSD再生にも対応しています
アフターマーケットのカーナビ・カーオーディオのハイレゾ対応状況は、
別ブログの"知っておきたいハイレゾ対応カーナビの選び方"の記事に
詳しく書いてみたので、もしよければ、ご参考にどうぞ
なので、カーメーカー純正ナビとしては、
業界のトップを走っているトヨタとは言え、
ドライブ中の音楽体験向上のために、さらにがんばって欲しいところです。
ちなみに私の愛車は2006年式レクサスISで、
10年以上前のかなり古いモデルかつ当時のままの純正ナビにもかかわらず、
実は少しの工夫をすることで、ハイレゾ音源を聴くことができてます
別ブログの"誰でも簡単にハイレゾを車で楽しむ方法"の記事で
詳しく紹介させていただいておりますので、
もしよければ、ご参考にどうぞ