マイセンローズのブログ

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2024年7月7日のF1イギリスGPは、ルイス•ハミルトンのドラマチックな勝利で幕を閉じました。

本人は意識していないかもしれませんが、ルイスのレースそのものが、かなりドラマチックです。

ルイスのF1デビューから応援していますが、初めて母国GPで優勝した時、初めてワールドチャンピオンになった時、ハラハラしながらテレビ映像を観ていた事を思い出します。

ルイスは、レースで涙したのは初めてと語ってました。自然に涙が溢れてくると…。2021年のアブダビから今まで、毎日朝起きては戦おうと諦めずに頑張ってきた。946日、それはとてつもなく長い何月だったと思う。

きっとルイスはレースを始めてから、ずっと勝ち続けてきたのでしょう。本人の努力と才能と全てがあって、勝利する事が自然に起きていたから。

マクラーレンで2008年にワールドチャンピオンになってから、翌年はマシーンが酷く散々な思いをしたけど、後半はレースで優勝する事も出来たし、メルセデスに移籍するまで、ワールドチャンピオンからは遠のいていたけど、レースで勝つ事もありました。メルセデス移籍の年でも1勝して、翌年はワールドチャンピオンになりました。

そのメルセデスではチームメイトのロズベルグが最強のライバルになって、険悪なムードになってしまう。チームの緊張感そのままで2015年もワールドチャンピオンになり、翌年はロズベルグがワールドチャンピオンをもぎ取りました。ルイスのチームメイトへの振る舞いがチームの反感を買い、放出されるかもと噂されたいたのに、ロズベルグが引退を表明。ドラマのような事がリアルに起こりました。

ルイスのライバルはベッテルに代わり、その後マックスに代わり、常に強敵を相手に戦っては、勝利してきました。でも、2021年のアブダビGPのあの奇妙な幕引きで不穏な空気のままシーズンが終わりました。翌年から立ち直ったルイスだったけど、又マシーンの不調に悩まされます。それから今まで、こんなに長い間勝てない経験は初めてだったと思います。自分を信じられなくなったり、不安な日々を過ごしてきたと思います。

イギリスGPでルイスはポールポジションのジョージと協力してマクラーレンを抑えると言ってました。それは、スタートする前までの事、きっとスタートしたら必死にジョージを抜かそうとするはずと、私は思ってました。しかしルイスはスタート直後ジョージの背後に入り、見事マクラーレンの2台からジョージを守りました。私は思わずテレビに向かってルイスを褒めてしまいました。「そんな事が出来るのね、偉いね、チームプレイも出来るようになったのね、大人になったね」と。

その後は雨が降ったりジョージがマシーントラブルでリタイヤしたり、ルイスがリードしたり、ドライタイヤになったら、マックスの猛追を受けたり…。目まぐるしく変化する状況を把握するのがやっとでした。そして祈るようにテレビを観ていたら、青空のもと、ルイスのマシーンがチェッカーを受けてました。夢みたいな展開でした。ドラマでした。

ルイスはドラマを生みます。それはルイスが常にピュアな気持ちでレースに挑んでいるから。私はそんなルイスをこれからもずっと応援し続けます。ルイスおめでとう。母国グランプリで前人未到の9勝目を挙げて、パパとママに祝福されて、本当に良かった。ルイスの笑顔が頭から離れません。