警察署から連絡があった。
どうやら姉が私を訪ねてきたようで、でも引越したため見つからず捜索願を出しに警察に相談したらしい。
姉とは正月の親との問題以降、連絡を取ってない。
家族なのだから仲良くすべき、毒親を許して付き合っていこうと言われ、到底受け入れられなく疎遠になった。
遺影を送られたこと、親から学費を返せと迫られたこと、非常識な行動は家族だからと我慢しなくてはいけないのか。
そこに家族の絆なんてあるの?
家族を免罪符に全てを許されると思う親も姉も、私には理解できなかった。
そして姉は頑なになる私に独りで生きていって、もう何も相談しないからというメールを送ってきた。
1人、と書かずに独りと書いた事に、決別の意味も含まれるのだろうと思ったことを覚えている。
それは、私との縁を切ると宣言したようもの。
今更捜索願を出して探し出して何の意味があるのだろう。
言われた方は忘れる。でも言われた方はその時の傷を忘れられない。
暗く沈みそうな心を浮き上がらせることの大変さを、親も姉も知らないのだ。自分達だけを考えている。
困った時だけ頼り、そして鬱陶しくなったら突き放すのだ。
そこに家族の愛も思いやりもない。
できる限りの事はしようと思い、役所に相談しに行こうと思う。
私の悪口を言いふらすために友人の家に行った事、お金を要求されている証拠として手紙があり、姉のメールもある。
でもどこまで制限できるか分からない。それが少し不安だ。