今日のようによく晴れた暑い夏の日

4年前の今日の出来事を私は忘れない

 

泊まりに来ていたあなたと愛犬と寝る

 

ぐっすり眠れない日が続いていた

数時間、数分ごとに声で起きる

 

いつの間にか少し眠っていて

翌朝早番だったあなたを送り出してから

少ししてその時は訪れた

 

私の腕の中で

 

すぐに家族とあなたに連絡した

 

息の仕方がわからなくなった

あなたの存在と

まだ声は届くとギリギリで保っていた思考だけが

私を連れ戻していた

 

仕事中だったあなたはきっと

私のことが心配で心配で仕方なかったと思う

 

休憩時間の度に電話をかけてくれた

 

私が逆の立場だったとしても

仕事してる場合じゃないと思っていたと思う

 

仕事が終わったあとも

今から行くからねってすぐに電話がかかってきた

 

何も食べれず

何も飲めずだったけど

ギリギリを保っていた私は

後悔のないようにと必死に

動かない時間を過ごしていた

 

あなたが帰ってきて

少しだけ安心した私は糸が1本切れたように

ボロボロと泣き出した

 

あなたに私を託したと心配した母の声が

遠い記憶の中で残ってる

 

何も食べれていないからと

私の大好物のお寿司を買ってきてくれていた母と

食べやすそうなものを買ってきてくれたあなた

 

口も開かない

 

あなたがいる

まだここにいる存在

 

引き裂かれたような痛み

 

生きなくちゃ

生きたくない

 

久しぶりにゆっくり寝れるはずなのに

何度も何度も目が覚めては魘されて

どうしようもない不安と恐怖と孤独が押し寄せては

呼吸の仕方を忘れる

 

朝も早くあなたもきっと疲れていただろうに

寝ぼけながらも

そんな私を安心させるように

背中をさすり優しく抱きしめた

 

夏場だからと本当にギリギリまで

延ばした時間はあっという間に過ぎてしまって

 

送り出したあの何とも言えない苦しさ

 

本当にそうだったのか

そう思いたかっただけなのか

 

聞こえなくなってしまった音と

時々聞こえる音と

見える姿と見えない姿

 

そんな毎日を過ごしていた

 

どれだけ覚悟をしていても

心のどこかでわかっていても

 

あなたがいなければきっと私は今頃いなかった

大袈裟なんかじゃなくて

今でもあの日のことを思い出しては泣いてしまうけど

あの苦しさを乗り越えていけたのはあなたのおかげで

 

それは紛れもない真実で

 

私はきっとこの先もあの日のことを忘れない

 

何があっても

このときのあなたへの感謝を忘れることはない

 

ありがとう