zuzu's room ズーズーズルーム -245ページ目

zuzu's room ズーズーズルーム

翻訳者が書く英語・日本語ブログ English/Japanese Blog
ごくたまに英会話レッスン! With Free English Lessons (Rarely)
                    


年の瀬のことである。

時計が壊れたので修繕した。



現代人とはおかしなもので、アパートに一人暮らしなら

時計1台あれば事足りるかというと、とんでもなく、

寝室にも洗面所にも台所にもリビングにも時計が必要だ。



一般家庭に時計がないのが当たり前だった時代の人間て、

時間感覚が現代人から見て超能力級に優れていたに違いない。

毎朝だいたい同じ時間に仕事に行くとか、

人と待ち合わせるとか、よく支障なくできていたことだ。

筆者なんか、時計が2分狂っただけで電車に乗れなかったり、

アラーム時計をセットし忘れただけでびっくりするほどの時間を寝過ごしたり、

アラーム時計が鳴っても止めて寝直して一日の計画がボロボロになったり、

とても江戸時代の先祖に顔向けできないマヌケぶりだ。

もちろん社会が分刻みを要求するのであって、時計が2分狂ったら電車に乗れない

とかいうことについては、筆者が特別マヌケというわけではないかもしれないが、

アラーム時計関連の事象については筆者がヌケサクであるせいとしか言いようがない。

ウワサによると、福島県産である父方の先祖には、白虎隊に入って戦死したのがいるらしいが、

戦死、の前に、そもそもよく時計もないのに集合場所に行けたなあ、

って感心してしまうという、エクストリーム情けな子孫である。

エクストリームなさけなしそん、である。(=読み方を記した。)



さて、今回壊れたのは台所の壁に取り付けた時計である。

この時計は3,4年前にIKEAにて驚愕の149円で買ったものである。

エネルギー効率が異常に悪くて単3電池が1年半ぐらいで消耗するが、

元が149円だから、あながち ”安物はかえって電池代が損” とも言えない。

何といってもペッラペラで空気のように軽いから、賃貸の石膏ボードの壁に

ダメージなく取り付けることができるのが魅力であるし、

家具調度に目立ったデザインが無いことを ”最高のデザインの定義” と考える

筆者の主義から言ってこれ以上望むべくもないのっぺらぼうぶりなのだ。



そういうわけで、値段、重量、デザインの薄さと三拍子そろって大満足の

時計が壊れて、まあまあショックであった。

なんとかできないかな、と思って壁から下ろして見てみたところ、

どうもキカイのところは壊れていず、

低級すぎる材質に印刷され、低品質すぎる糊で本体に貼られている

安物すぎる文字盤の端っこが剥がれて、浮いた文字盤の一部が

長針の動きを止めているというわけだったので、

ウマイ考えたあったわけではないが、とりあえず文字盤をすべて

剥がすことにした。

これが意外に困難であった。

というのが、何でできているのか想像もつかないが、とにかく

紙状のものを剥がす、というようなわけにはいかず、

触っただけでボロボロに崩壊する文字盤を少しずつ少しずつ

除去する、ということをせねばならなかったのである。



ささ、超しょうもない話であるから、筆者の乗り越えた困難とかの

叙述はさておき、修理計画があって始めた行動でもなかったけど、

文字盤を剥がしたら、新しい文字盤を作って貼り直すしかないではないか。

ところが筆者はコンパスとか持っていないから円が描けないし、

分度器を持っていないから均等に文字を割り振ることもできないので、

テキトーに作るじゃん?

それから、正中がどこかも決められないからテキトーに

貼るじゃんか?

そしたらこんなことになって:



結局詳しい時間がよくわからないことになってしまった。

例えば、この写真では一見

12:55

のようではあるが、短針の調子がなんだかまだまだ15分ぐらいは

1時になりそうにない感じで油断ならないわけである。

この画像のプロパティを見ると12:52に撮影したらしいが、

それに合わせようとして、もし長針を3分後退させたら、

さらに短針の具合が悪くなるような気がするからダメであるし、

8:40ぐらいのときは結構いいセンいってる感じの時間を

示してくるし、針の方はこれ以上調整できないのだ。

つまり、この時計で正しい時間を知りたいときは、8:40になった時だけ

見ればよいのであるが、そのためには他の時計をチェックして8:40だな

ってなったとき、台所に来てこの時計を見ればよい。イエイ。ロケンロール!

とかゆーてますけども。


ま、いいのだ。台所だから。

ホントの時間が知りたくなったら他の部屋のを見るか

ケイタイを見ればよい。



それにしても、時計はムーブメントが要かと思っていたけど、

仮にどんな正確なムーブメントも

最後の最後にいい加減な文字盤に取り付けてしまったら意味がない、

という事実に、このたび気づいた次第である。

奥が深いな、ものづくり!!