皆さん、長らくご無沙汰しております☆
かめさんです(*´▽`*)
突然ですが皆さん、この計算できますか?
543×678
ちょっと面倒ですが、できるという方は多いと思いますp(^-^)q
ですが…「筆算を使わずに」できますでしょうか!
もちろん、計算機も使わずに、です。
これから途中式を含めた解答を載せますが、
一度は「どうやったらできるか」考えてみてくださいp(^-^)q
【解】
そもそも、「543」とか「678」とかって、どういう数字なのでしょうか?
普段はあまり意識しませんが、僕たちが10進数を使っているので、このように書けます。
543=5×100+4×10+3
678=6×100+7×10+8
さて、ここから「分配法則」という、数字の仕組みを使って計算します。
# 中学受験でよく見かける問題で、「43×13+57×13=?」というのがあります。
# 43×13をする前に、「(43+57)×13」と変形させ、100×13=1300 を導き出す
# というのが、「賢い」「スマートな」解き方というわけです。
#
# 上記の「43×13+57×13 = (43+57)×13」は、結合法則と呼ばれますが、
# これから使う分配法則は、その逆の操作を行います。
#
# つまり…「(50+7)×13 = 50×13+7×13」のような感じです。
少し話がそれましたが(^-^;
最初の問題に戻って、543×678を解きます。
543×678 の678を細かく書くと、
543×678=543×(6×100 + 7×10 + 8)となります。
これに分配法則を使うと、
543×678 = 543×6×100 + 543×7×10 + 543×8 …①
となります(*´▽`*)
これなら解ける!という人もいるかと思いますが…
今回はこれにさらに分配法則を使って、分解します!
543=5×100+4×10+3なので、これを①式に当てはめてみます(^-^)ノ
543×678 = (5×100+4×10+3)×6×100
+ (5×100+4×10+3)×7×10
+ (5×100+4×10+3)×8
= 5×100×6×100 + 4×10×6×100 + 3×6×100
+ 5×100×7×10 + 4×10×7×10 + 3×7×10
+ 5×100×8 + 4×10×8 + 3×8
これならば、かけ算の九九と足し算でできますね(*^▽^*)
= 300000 + 24000 + 1800
+ 35000 + 2800 + 210
+ 4000 + 320 + 24
= 325800 + 38010 + 4344
= 368154
となります。これで完成(*´▽`*)
物事を単純にした結果、9回のかけ算(1桁×1桁)と、8回の足し算を経て計算することができましたp(^-^)q
【考察】
実は、上でやっていることは、
筆算と変わりません!!!( ゚Д゚)
筆算で、縦で計算していることを、横に書いて、しちめんどくさく、理屈っぽく書いたにすぎません(^-^;
しかしながら、筆算をしているときに「結合法則」だの「分配法則」だのを頭に思い浮かべる人はいますでしょうか?
(いたらすぐ、私にメッセージを送ってください!!お友達になりましょう!!ヾ(*´∀`*)ノ)
筆算もそうですが、実は計算機の中も同じことをやっています。
別解として、543+543+543+…を678回繰り返す、というのもありますが、
最終的に、543を10回足したところで5430になりますので、最終的に分配法則を使った解き方に落ち着くことでしょう。
基礎を大事にしていると、きっとそのうちいいことあります(*´▽`*)
#筆算 #数学 #算数 #小四 #分配法則 #結合法則 #基礎理論