おはようございます。

今日は肌寒い一日です。

暖かくして出かけましょう。



日本と台湾が、尖閣諸島周辺の漁業権を共有することになりました。

僕は、これを聞いて「国有化よりははるかに建設的だな」と感じました。

領有権の問題は棚上げするという、グレーゾーンを残した選択ですが、

白黒つけることだけがすべてではないと思います。

お互いに、海洋の利益には浴することができる。双方の利益です。


僕が思うに、外交は人間関係と同じなのだと思います。

国家という人格同士の関係が、国際関係なのだと。

そう考えたときには、周りに力を誇示するよりも、

うまくやっていくほうが良いときがある。

主張すべきところと、和を大切にすべきところの見極めが重要で、

人間同士の関係と、なんら変わるところは無いのではないかと思います。


僕の職場は、売り場の中に同業他社3社が覇権争いを繰り広げています。

しかし、だからといってそれぞれが自分たちだけのことしか考えていないと、

売れるものも売れなくなってしまう。

自分のメーカーが気に入ってもらえなかったとしても、

ほかに売れるものがあるなら売ったほうが良い。

それは売り場の利益になり、他メーカーからの信頼にもなるからだと、

当初、先輩には教えられたものでした。


国際社会はスケールは違えど、似たようなものなのではないかと考えます。

今回の日台合意は、国有化よりは建設的ですが、

国有化以上に中国にプレッシャーを与えていることも事実ではないかと思います。

一説には、今回の合意はアメリカが誘導したとも言われています。

個人的に、今回の選択は間違っていないように思います。

しかし、日本は、アメリカと中国という二つの大国の間にあって、

世界の平和を維持していくには何ができるのかを、

広い視野で考えていかなければならないと思います。

それができたときには、国際舞台においても、

今まで以上に世界から必要とされる国になっていけるのではないでしょうか。


さあて、今日もミサイルが飛んでこないことを祈りつつ、

一日乗り切っていきましょう!