長崎の3大お祭りの一つ「長崎くんち」が昨日終わりました。。。


祭りの後って何か寂しいですね。。。(^^;)


でも世間はまたまた連休。。。


皆さんいい休日をお過ごし下さい!!


ちなみにケータイから見てくださってる方は


妄想ブログの5話と最終話が何故か見にくかったですね!!


再編集して見やすくしましたんで、またぜひご覧下さい!!


これからもどんどん妄想していきます!!(^0^)

2時間ほど話しただろうか。

「じゃ、私そろそろ行くね」

「おぉ~、ありがとなぁ~!!会えて嬉しかったよ!!」

お互い連絡先は一切聞かなかった。

口にも出さなかった。

無意識にお互いの立場を察してたのだろう。

「ここでいいよ!!じゃあね!!」

純がごく自然な笑顔で言った。

まるでまた明日にでも会えるかのように。

「お~、元気でなぁ~!!」

俺もそれに負けないくらいごく自然な笑顔で言った。

駅に向かう純の後姿をボーっと見つめてると

急に純が振り返った。

「あ、そうそう!!思い出したぁ~!!」

「ん??どうした??」

「昔さぁ、あんたが作った曲が入ったデモテープ

 私にくれたじゃん」

「あぁ、あれね。。。それがどうかしたか??」


「あれ・・・まだ持ってるんだよ、私」


「えっ!?」

俺が耳を疑うのと同時に友人から電話が鳴った。

「おぉ~!!今仕事終わったぁ~!!」

それを見た純は手を振って

今日イチの笑顔で駅の階段を降りて行ってしまった。

「あ・・・ちょ、ちょっと・・・」

俺の声が聞こえてたのか聴こえてなかったのか。

そのまま背中向けて去って行った。

その後姿は昔と何ら変わらなかった。

懐かしく見送りながら友人と電話を。

「待たせたな、今から向かうから」

「いや、全然待ってねぇよ」

「え??」

「何でもない、早く来いよ!!」


まだ持っててくれたんだ。

しばらく涙をガマンするのでその場を動けなかった。

おそらく純とはもう会う事はないだろう。

しかし、俺の心は何故か爽快感で一杯だった。


この奇跡は真夏の太陽の悪戯だったのか。

なぜなら・・・

都会のアスファルトに容赦なく照り付ける太陽ですら

俺には妙に心地よく感じられたから。


Fin


昔の恋人と会うってのは

意外と気まずいものである。。。

しかし、この時に限っては

久々に会った友達のような雰囲気に

終始包まれていた。。。

二人ともいい記憶も悪い記憶も

軽く笑い飛ばせるくらい

大人になった事を痛感せざるを得なかった。。。


看護婦をやっていた純は

事故で入院してきた患者さんと付き合い始め

その男が東京かの人間だったため

結婚して東京に住むことになったという。。。

現在は子供が小さく面倒見てくれる人も

いないらしく専業主婦だという。。。

知り合いも少ないから、余計に地元の言葉が

懐かしく感じたのであろう。。。

何か当時よりも活き活きと話してるように

感じた。。。



つづく。。。



「まだ音楽やってんの??」

おもむろに純が聞いてきた。。。

新宿駅の近くのオープンカフェで久々に過ごす二人の時間。。。

いきなりの再会に戸惑いながらも会話は途切れる事無く続いた。。。

「いや、さすがにもう諦めたよ。。。

今は地元でちょいちょい弾いてるくらい。。。」

「ふ~ん。。。」

純の左の薬指にはまってる指輪を見て

「結婚したんだ。。。」

「そう、こっちの人と結婚してね。。。

それで今こっちに住んでんの。。。

もう子供も二人いるんだよ。。。」

二児の母か。。。

そりゃそうだ、普通なら結婚して子供が2、3人いても

何の不思議も無い。。。

改めて二人の中で流れてた時間に大きな差を感じた。。。

「でも私・・・あの頃が一番楽しかったなぁ~。。。」

「何だよ、急に。。。」

「だってさぁ~、高校卒業して車とかで色々連れてってくれたり

お酒とか飲むようになったりしてさぁ~。。。

全てが初めてで新鮮だったじゃん。。。」

「そっかぁ~、それもそうだな。。。」

「ホントに楽しかったなぁ~。。。」

「何??今あんま楽しくねぇの??」

「そんなわけじゃないけど・・・」

昔話と近況報告。。。

14~5年のブランクがあるにもかかわらず

意外にもスムーズに会話は流れていった。。。


つづく。。。


「俺東京行くから・・・」

「えっ!?仕事はどうするの??」

「辞める。。。東京行ってプロ目指すよ。。。」

「私達は・・・どうなるの??」

「どうなるって・・・今のままに決まってるさ!!」

「今のままって・・・離れ離れになるんだよ??

今のまま・・・いれるワケないじゃん・・・」

「・・・」

高校卒業して地元の工場に就職してすぐに純と出会った。。。

それからしばらく普通の日々が続いていたが

俺はどうしてもミュージシャンになるという夢を

諦める事ができなかった。。。

「また曲作ったんだけど・・・どうかな??」

「う~ん、何か足りないね!!」

「マジか!??結構いい感じだとおもうんだけどなぁ??」

「これじゃあ、プロにはまだまだなれないね(笑)」

「わかったよ、もちっと頑張るわ・・・(汗)」

自分で作った曲をテープに入れて聴かせてた。。。

今思うと我ながらバカだと思うけど

当時は二人とも笑って過ごせてた。。。

しかし、時間が経つにつれ、俺のプロへの思いは

日に日に強くなっていった。。。

「今の仕事も給料良いし安定もしてるし・・・

それもみんな捨てちゃうの??」

「ごめんな・・・今しかないんだよ・・・」

「私・・・もう無理だよ。。。ついていけない。。。」

純と交わした最後の言葉は覚えていない。。。

でもおそらくこんな感じの会話だったであろう。。。

泣かれるのが辛くて最後の方は連絡すら取ってなかった。。。

そんな中俺はスーツケース一つ抱えて東京へ旅立った。。。

もちろん連絡すら取らず。。。

それが純との最後だった。。。


つづく。。。