何世紀にも渡ってオリーブの木は、マルケ州の広い地域で栽培されてきました。
古くは中世の時代、マルケ州産のオリーブオイルは
高い値段でヴェネツィアに向けて売られていたことで有名です。
しかしそのクオリティーの高さが周知の事実であった為
その高い値段に疑問を抱く人はいなかったと言われています。
古い資料によると、1347年に2,500壺
(当時、オイルや酒などを入れていたテラコッタ製の壺が単位となっていた)が
フィレンツェに送られていると記されています。
この様に何世紀にも渡り、ワイン、オイルなどが
北イタリアをはじめとした主要な町へ送られていました。
現在もなお、約150軒のオリーブオイル生産業者があり
1万ヘクタール以上の畑がオリーブオイル生産の為のオリーブの栽培が続いています。
マルケ州のオリーブオイルの特徴のひとつとして
その恵まれた数多いオリーブの品種があります。
その代表として
レッチーノ種
フラントーイオ種
ラッジャ
アスコラーナ
コロンチーナ
ミニョーラ
オルベターナ
ピアントーネ・ディ・モリアーノ
などがあります。
これらの品種の一つ一つがそれぞれ違った個性、特徴を持っており
色は緑から黄色、香りの強さ、そして野草の香りやアーモンド、アーティチョークなどの香り
苦味、辛さの強さなど、それぞれのオリーブが
オリーブオイルの品質を決める重要な特徴を持っています。
先月北イタリア、ベローナで開催された
イタリア国内最大級のワインの見本市“ヴィーニタリー”の中の
SOLと呼ばれるパビリオン内で、
マルケ州は、
Azienda Gabrielloniアジエンダ・ガブリエッローニ,
Azienda del Carmineアジエンダ・デル・カルミネ,
Colle Nobileコッレ・ノービレ,
Il Conventinoイル・コンベンティーノ,
Frantoio Valeriフラントイオ・ヴァレーリ,
Frantoio Agostiniフラントイオ・アゴスティーニ,
をはじめとした多くのオリーブオイル生産者と
彼らの生産する高品質なオリーブオイルを紹介しました。
テイスティングの参加者達は、
それぞれの品種のオイルを注意深くテイスティングし
個々の違いや特徴を認識していました。
そして、数ある種類のEXVオリーブオイルの中でも特に
多くのブレンドされたオリーブオイルよりも
単独品種のオリーブで作られたオイルにより興味が集中していたようです。
また、それぞれの生産者による生産法による違いや
土壌や天候による差、またオリーブの収獲方法による違いなど
生産者と愛好家たちとの間で多くの意見交換がおこなわれました。
更には人の健康に与える影響など非常深い話が交わされていました。
そして、同会場内ではガブリエローニ社の
“La buona cucina di mamma Cesarina(ラ・ブオーナ・クチーナ・ディ・マンマ・チェザリーナ)”
オリーブオイルを使用した伝統料理50品が紹介されている
小さなレシピ本が紹介されました。
マルケ州のEXVオリーブオイルの特徴のひとつとして、
そのオイルを伝統料理と合せることで、よりそれらの品種の個性が強く感じられるという
面白い意見があります。
海辺の地方料理、内陸の地方料理、旬の自然な食材を使用する
シンプルな調理法が中心で、まさにこれらの要素が
マルケ州の料理を個性付けていると言えるでしょう 。
そして、それらの料理には、
勿論美味しいワインと美味しいオリーブオイルの存在が不可欠です。
香り豊かなマルケ州のオリーブオイル、そして伝統料理の話をするだけで
食欲が湧いてきます。
みなさんも是非一度、この地を訪れてオリーブ畑
オリーブオイルの生産者を巡る旅を計画してみませんか。
2010年10月 レ・トレマリエ社主宰 ガストロノミーツアーが開催されます。
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