夢からのお知らせ
よく夢を見ます。大抵の夢は起きた瞬間に消えていってしまうけど、それが何かを知らせる夢だったとき、記憶は鮮明に残ります。わたしは以前、東京に20年ほど暮らしていて、そこで東日本大震災を経験しました。その時、息子はまだ一歳になったばかり。幼子を抱えた都会での生活に不安を感じ、家族で東京を離れる決心をしました。けれど、わたしにも夫にも移住先のアテはなく、候補地をいくつか絞ったものの全て一度も行ったことのない土地だったので、どうにも決めあぐねていました。その頃見た夢です。玄関を開けると一面の雪景色。少し大きくなっている息子と雪遊びをする夢でした。目が覚めたとき布団がめくれて身体が冷えていたので、そのせいで見た夢だろうと思っていました。けれど数日後、また雪国の夢を見たのです。雪の山道で迷いながら家族で歩いている夢でした。そして、さらに印象的な夢を見ました。どこかの空港の中にスーパー銭湯のような温泉施設があり、家族で温泉に入ろうと列に並ぶ夢です。おもしろい夢だったので、夫に話しました。その時のわたし達はまだ、北海道に温泉施設のある空港が実在することを知らなかったのです。それから間もなく、夫の転職先が北海道に決まりました。住むところも引越しの手配もとんとん拍子に決まり、流れるようにスムーズに移住してくることができました。まさか自分が北海道で暮らすことになるなんて…全てそれを知らせてくれていた夢だったのです。のちに新千歳空港に温泉施設があると知ったときは、本当に驚きました。そんなピンポイントで未来を教えてくれるなんて…夢って本当におもしろいです。