イタリアで客船が事故を起こしたのは皆さんご存知ですね。

$もう一人の気楽人


ニュースでは現場の説明が無かったと言ってますが、

おそらく乗組員は周知されてなったと思います。

旅客船には甲板部、機関部、無線部、事務部とあります。

甲板部は、操船や船体維持管理を行います。

機関部は、エンジンの保守、発電給電や多種機器の保守を賄います。

無線部は消滅しましたが、名前の如く通信関係で甲板部が現在請け負っています。

事務部は一般商船ではすでに存在しませんが、

客船においては旅客の接客をしています。船客部とも言われます。


さてさて、いざ座礁事故が起こるとどうなるか?

実際目に見えて現状が分かるのは甲板部だけでしょう。

機関部は、突然機関室に穴があいて浸水してきてそれどころではないでしょう。

下手すれば感電死します。

接客係は、乗客と同じで何が起こったのか分からないでしょう。

船員としての経験上、なんとなくは分かっているとは思いますが、

公式に言える立場でもありません。

とにかく場をパニック状態にしないように放送していたと思います。

旅客に何も説明しなかったのではなく、乗組員も何が起きたかよく解からなかったんだと思います。

トラブルが起きればよくあることでしょう。

あれだけの人数で犠牲者が少なかったのは、陸岸が近かったと言うことだけですね。

そして地中海で水温がそれほど低く無かったって言う点ですね。

それを対応が悪いだとか、説明が無いだの…

日本のマスコミはクレーマーか?

あの事故で何が悪くて、誰が悪いかって言うと

船長でしょう。最終的にはそうなります。

先に逃げようと、部下がやったとしても

責任はすべて船長です。


船長としては、そのまま北〇鮮に亡命したかったと思います。


潔く最後まで指揮を取って責任をとった方が、かっこは良かったでしょうがね。