中学3年生で悩むことは、進路でしょう。
学校での成績は、中の中。
いわゆる並。
この成績で、進学校への進学は微妙である。
個人的には人と違うことがしたかった。
レールの上を進むのではなく、自分で進路を開きたかった。
そこで選んだ進路は、高専(高等専門学校)でした。
自分の中では、工業高専へ進み家業の自動車修理工場を継ぐというのが自然の流れであろうと考えたのでした。
グレてはいなかったのですが不真面目な中学生だったので、内申点を上げるために努力をした次第です。
倍の評価になる得意の技術は、クラストップ。
いや、学年トップ。
長期休校期間の宿題は、すべて制覇。
自由参加の書き初めである書道も出した。
そして金賞受賞。(校内ではあるが…)
そんな苦労が実って、内申点は上がったはずだ。
それでも、地元の「呉工業高専」は私にはレベルが非常に高い。
そこで、競争率の低い「松江工業高専」に進路を決めたのでした。
そしてある日の休憩時間に、校長室へ呼ばれたのでした。
校長曰く、「島根県は公立高校が少ないから、優秀な者が高専を受けるから難しいぞ」
との事。
大きなお世話だが、落ちれば今は無き地元の工業高校。
それはマズイと思った次の瞬間、校長が出したパンフレットは、
と
後者は、近いと知っていたので迷わず決めた。
で、校長が言った言葉は、
「弓削は歴史が古いから難しいぞ」
と忠告の言葉。
松江よりは確立があるみたいだから、弓削に決めた。
そして教室に戻ると、授業が始まっていた。
いきなり、「どこへ行ってた!」と渇を入れられ、逆ギレ寸前。
平静を保ち、「校長室へ呼ばれてました。」とお返事したところ、
「ウソ付くな」とのお言葉。
その後の事は記憶にありません…。
話戻って、
「ところで、商船って何?」
「まぁいっか、機関科があるし」
「なんで機械科じゃないの?」
と自問自答して、うやむやのまま進路は決定しました。