僕が暮らすこの街では いたずらに時を捨て去り
翳りゆく明日にも ただ気付かないフリをするだけ
悲しいニュースにも慣れてしまったのかもしれない
帰らないで このまま君の胸で眠りたいよ
終わりのない迷いも 大丈夫だよと そっと抱きしめてほしいんだ
答えはあふれ過ぎていて 何がホントかわからない
やさしさだけ並べた歌じゃ 誰のことも救えやしない
何をどうして僕は歌えばいいのだろう
目を閉ざして このまま今は何も見たくないよ
空をよぎる悲劇も この苛立ちも いつか消える日が来るのかな
ここにいてよ 僕にはもう君しかいないんだよ
変わらないその光で僕の闇を照らしてよ
離さないで このまま君の胸で夢見させて
やわらかな鼓動の中 新しい歌 きっと生まれてくるから
新しい歌 / 秦基博
たまに、無性にこの曲が聞きたくなる、
というか何か喉が渇いたようにこころが求める時がある。
少し衝動に近いような。
秦くんが好きなのは、もちろん声もメロディも、音楽性も、
でも一番好きなのは想いなんじゃないかと思う。
人のもつすごく繊細で、アンバランスな消えてしまいそうな感覚、
夕陽に吸い込まれそうになったり、
雑踏で周りがスローモーションのように感じたり、
そんな人の持つ孤独、
それを日常で感じたそういうすごく繊細な瞬間を切り取った歌が、
彼のなかにある。
こころのバランスを崩してるってわけでもなく、
何かが特別問題なのでもない。
でも、自分のなかに何かがあって、
それは消えたり現れたりする。
それはきっと、なにか孤独の感情に近くて、
誰しもが持ちあわせているものなんじゃないかって思う。
そういう気持ちを歌える人ってあんまりいない気がする。
そんな気持ちに焦点をあてようとしなければ、
きっと気付かずに通り過ぎることもできるし。
人の営みに逆らわずに、
丁寧に生きてるんじゃないかな、秦くんって。
これまでずっと、やめていたし、
どこかで諦めていたことを、
諦めるのはやめにしよっかなって想います。
一人で生きて行くのは、
やっぱりすこし寂しいし。
頼りたい時がある。
依存は違うと思うけど、
誰かがいてくれるから頑張れる
そういうのはきっと大きいんじゃないかなって、
思うようになりました。
紫陽花を見に行きたいなって、ふと今日、想いました。
決して飾らない、
でもコントラストがすごくきれいな紫陽花。
桜よりも、なんか心惹かれるんだよな。
遅くなっちゃった。
おやすみなさい。
明日へ。