こんにちは、NYは現在夜中の1時です。
風邪ということと、私事なのですがいろいろありまして更新が遅れました。
今日は、耐震強度偽装問題について触れてみたいと思います。
去年の11月頃からこの言葉をニュースなどで頻繁に聞くことが多かったでしょう。
ヒューザーの小島社長や姉歯元一級建築士、木村建設の木村社長などは国会に参考人招致をされるなど大きな話題をよび、また日本の不動産業界に多大な影響を及ぼしています。
実は私が今通っている大学で一緒に勉学に励んでいる友達の一人と彼の家族がその被害者です。
最初は私も信じれませんでしたが、事が進むにつれて現実味を感じたのを覚えています。
私の友人がこの偽装問題について記事 を書いているので是非ご覧下さい。
今日Yahoo News を見て知ったのですが、また偽装問題が発覚したそうです。
私の父も一級建築士で会社を経営しているということもあり、この冬一時帰国した時にいろいろと聞いたのですが偽装されいる物件は日本に何万件もあるそうです。
その中でも今回話題にのぼっている事件はあり得ないほどの偽装をしているらしいです。
父曰く、日本という物価の高い国において家というものは一般国民にとって一番高い買い物だそうです。
私も賛成です。
私も幼い頃、しばしば父の会社で遊ばさせてもらっていました。
お客様と物件に関して相談をしている姿、また真剣に自分たちが将来住むであろう物件を見ているお客様。
まだ幼かったのですが、父が真剣なことをしているのだなという事は感じれました。
そして、土地を決め家が完成したときのお客様の喜ばしい顔は今でも忘れません。
これまた父曰く、不動産の営業は大変だけど価値はあるとよく言っています。
何よりも家を売ったときにお客様から喜ばれることや、お客様にとって一番高い買い物のお手伝いを出来ることは素晴らしいことだと言っていました。
今回私が本当に遺憾に思っていることは、姉歯元建築士や木村社長などがどんな気持ちで偽装を支持、また承諾したかです。
彼らも不動産業界に何年も携わっているので家を売ることの重要さは十二分にわかっていたと思います。
経営者として利益を求めることはあたりまえです。
私も社会人ではないので大きな口はたたけませんが、やはりやって良い事と悪い事の区別はつけないといけないと思います。
ですが悪いのは彼らの会社だけではないと思います。
国土交通省などの国の機関にも落ち度はあったと思います。
私は常に思うのですが、一級建築士などの資格を取った後に何故そのあとに更新試験なるものが無いのか不思議でなりません。
私の父もですが、何十年も前に取った資格でずっと仕事をするのはおかしいです。
時代は常に動いている&法律も改正されるときもあります。
医師資格にも同じことが言えますが、医師資格や建築士資格を取るのと同様に難しいくらいの更新試験が必要だと思います。
私が国土交通省に求めるものは、
・5年後との更新試験の義務化
・民間に調査会社を任せる事への見直し
などです。
これによって事が無くなるとは言えませんが、少しは良い方向に向かってくれると思います。
アメリカに来て良く思うのですが、日本の家は本当に丈夫に見えます。
ずっしりとしていて、木の香りがし、何とも言えない雰囲気があると思います。
日本家屋などは世界に誇れるとも思います。
最後にもう一度言わせてもらいますが、家は本当に高価なものです。
きっと誰もがマイホームを手に入れることを一度は夢に思ったことがあるでしょう。
友達の家が新築だと羨ましいと思う心。
実家の落ち着く感じ。
アメリカに来て再認識させてもらったのですが、帰る場所があるというのは本当に素晴らしいことです。
「家」というものに対して、再認識すること。
また、私たちもこの問題に関わっている人たちを人事には思っていられませんね。
明日は我が身です、真剣に考えていきましょう。