うちのソファーの背もたれのクッションが型崩れしてきたので、背もたれを解体してクッションに作り替える事にした。

何年か前に新しいソファーを買い換えた高級品好きの知人から、まだ綺麗な状態だった古いソファーを頂いた。2年前、ペットを飼っていて表面がどうしても傷み易くなったソファーの布を全て張り替え、クッションカバーを作り替えた。

最近背もたれの部分の大きなクッションの型崩れが気になり出したので、思い切って作り替える事にした。

綿とかスポンジの細切れが詰まってると思ってクッションに鋏を入れたら、なんと羽毛が出てきた。作業場には羽が舞い、犬達は嬉しそうに羽が舞うのを見ている。私はアレルギー反応が出て、涙と鼻水が止まらなくなった。ベースのクッションを縫い、羽毛をぎっしりと詰め、新しく縫ったクッションカバーをかける。十数個の大きなクッションを作り、座る部分のシートも簡単な刺繍のキルティングっぽい仕上げをした。我ながら、結構良い出来だと思った。主人も気に入ってくれたし、座り心地や背もたれ加減も悪くはない。10日程の私の涙と鼻水を伴った努力は報われたかの様に思われた。

先週の始め、買い物から帰ってきたらシートの部分がよれている。奥の方に少し濡れた部分がある。まさかと思い見てみると、L字型に破れている部分が見つかった。「誰がしたの!」って、叫ぶと茶々の姿が見えない。私は名探偵ではないけれど、すまなさそうにミシンの下に隠れている茶々を見て、すぐに犯人(犯犬?)が判った。破れた部分を同じ布の端切れと刺繍で隠そうと思っていたら、一昨日、同じシートの違う部分もL字型に破れていた。

私の涙と鼻水と努力の結晶は、1匹の犬のために一週間も持たなかった。虚無感が半端ない。