またやってきました。
2月22日。
今年で7年目突入です。

ずっとお互いを慈しみあって、病める時も健やかなる時も共に助け合う夫婦。
理想のかたちだけど、わたしたちにはできなかった。
そんなしょっちゅう相手を一番に考えられるほど大人でなかった。

自分がいちばん。いちばん大事。

そんな二人が結婚したもんだから、そりゃあそうなる。

浮気(疑惑)や不倫(疑惑)もあったし、喧嘩や殴り合い(ベッドから落としあうデスマッチ)もした。
相手が傷つくためならと、あえて選んだ言葉もある。

そんなこんなで(どんなだ)6年一緒にいる。

毎年必ずお休みをもらっておいしいものを食べる。
自作ダンスや五七五を嗜む。
それももう6回目。
(あ、つか、あの不倫女事件のときは一緒にいなかったような・・もやもや)

いつの間にか気にして気にしてはげそうになっていた元彼女と夫の交際年月を越えようとしている。それは当初のわたしの目標年月で、とても気にしていたけれど(なにせこちとら交際期間2カ月で結婚なのでな)、あらま、だ。


そんなわたしは風邪をひいた。

2日前から「これはあやしい・・」という関節の痛みがあって、朝起きたら「あ、やっぱね」なけだるさ。

夫はやさしかった。

病院まで犬の散歩がてら一緒についてきて、終わるまで公園で待っていてくれた。
仕事前に買い出しに行ってくれて、ポカリやらいちごやらゼリーやらを買ってくれた。
夜中に「アクエリアス~飲みたい~」とわたしが呻くので、風呂上りにも関わらずダッシュ圏内の自販機を回ってくれた。

やさしさ・・・あったんだね・・悪魔だと思っていたよ・・・

このやさしさが何から来るものかわからないけど、ありがたく受け取っておこうと思う。
(詮索よくない!)

さらには「2月22日、今年は何したい?」と聞かれたので、

「指輪が欲しい、まだあきらめていません」
「じゃあ明日はまだ病み上がりだから今年中に買おうか、ゆびきり」

ですって。

だれなの?この人、だれなの?オトゲーなの?

でも、そう、そうね。
詮索よくない。

やさしさは素直に受け取ろう。

人って変わるのかもしれない。(希望)


今日はケーキを買って(全部で5つ!わたしは3つ!)すきやきパーティー。

オトゲー的に言えば、スーパーハッピーエンドになるといいよね。
(死ぬときにそう感じられれば良し!)
「あの子は本当にいい子だから」

いい子だから不倫しても許してあげよう、いい子だから他人の家庭壊しても許してあげよう、いい子だからね、仕方ないね、もうしないよ、だっていい子だから。

ない。

ノーだよ。

ルークがダースベーダーに「I am your father」って言われたときくらいのノーだよ。


イブやらクリスマスやら年末やら、奥さんはどういう気持ちで過ごしていたんだろうと思うと胸がはりさける。気持ちわかる、わかるぞ。

きっとあの子といるんだろうと思いながら待つ方の気持ち、考えたことあるかよ。地獄かよ。

初めて夫婦として過ごしたかったクリスマスやお正月に浮気されるとか、しにたいしにたいしにたい、つか、リュークどっか飛んでねえかなって窓を見てしまうよ。

「ずーっと幸せだった」

じゃねー!このくそ!と思って、わたしなら震える手でラインを写メって週刊誌に売るよね。

人のライン見るとかサイテー!っていう人もいるだろうが、見るときのあの冷たい感覚はサレ妻にしかわからない気持ち。怒りで体は熱いのに手は異常に冷たくて息がうまく吸えないあの気持ち。本当に本当にここは地獄かよ、と。

どちらが悪いっていうか、誰かが傷ついてるのを知っていてする恋愛は悪だ。両成敗ってセンス良すぎかよ。

既婚者って知っていて好きになるって図々しいな、おい。「好きになる気持ちは自由でしょ?」はい、自由です。そこから一歩行くか行かないかが重要なのだよ、おい。

そういや、あの女も「結婚しているのは知っていましたが、好きな気持ちを止められなかったんです・・」とかほざいていたっけ。

あーあ。なにより一番の罪は既婚者なのに恋愛脳から抜けられない男だな。

断れば 不倫もなにも 始まらない(575)

つか、ゲスの極みってセンス良すぎかよ。(二回目

あの元カノ。

あの人をわたしは超えられない。


いっしょにいる年月が超えたら大丈夫。

たのしいと思ってくれている時間が多いなら大丈夫。

わたしといることを選んだのだから大丈夫。

かわいい犬をいっしょに愛でているのだから大丈夫。


いつもなにかしら大丈夫な要素をがんばってしぼりだして、それでも全然大丈夫じゃない。


女の「相談がある」はぜったい相談じゃないって、女の人の中では「うんこはくさい」くらいに常識。


でもそれを男は信じない。


「この子は違うから」


ちーがーわーねーえーかーらー


武井さんじゃないけど「五寸釘ぶちこんでやろうか」


あの人はやく結婚して子供産んでそれなりの幸せ手に入れてほしい。

そして「彼のこといちばんわかるのは私だし、私のこと一番わかってくれるのは彼だから」っていう呪いから解かれてほしい。


アーメン。