ある時、打ち合わせの場でお客さんに対しお茶を出した人の話。
ノックをして入ったにも関わらず、社長にはそれが聞こえず
「おい、入る時はノックをするもんだ」と注意を受けたそうです。
お客さんはノックをしたことを知っていました。
その女の子がなんて答えるのかなと思っていると、
「すみませんでした。次回から気をつけます」と快く返事したそうです。
「いえ、しましたよ」と言うと思っていたお客さんは、関心したそうです。
また、別の話。
あるご夫婦で、帰宅した夫に「お風呂にしますかご飯にしますかと聞きます。
お風呂にするといって入ると、お湯が沸いておらず水が張られていたそうです。
お風呂から入った夫に、妻が「湯加減いかがでしたかと聞きました。
すると「少しぬるかった」と答えたそうです。
後で入った妻がお湯ではなく水だと言う事に気づき、ビックリしました。
疲れて帰ってきたにも関わらず、自分を責めなかった夫に対し深く畏敬の念を感じ、一生この人のために尽くしていこうと感じたそうです。
1つめの事例は、例え相手が言っていることが間違っていたとしてもまず受け入れて答えています。
相手に聞こえていなかったのだから、聞こえるように次はノックをしようと思い直しただけなのです。
2つめの事例は、妻も忙しかったのだろう、忘れることもあるだろうと相手のミスも受け入れ責めない優しさがあります。
ここで、「おい冷たいじゃないか。何をやってるんだと妻を責めていたら、「あなたは家事をしないくせに、偉そうに言わないでって反発心が出ていたかもしれません。
相手が間違っていると思っても、まずは肯定的に受け止めてあげる。
人付き合いで悩む人が多い今だから尚更、真似していきたいな~と思いました。