着床判定日のhcgの上りは良かったけれど、

P4(黄体ホルモン)が少ないのが気がかりだった。


そして、D12からはhcgの上がりも徐々に悪くなり、

その後の検診では、全ての数値が基準値よりも低くなっていった。


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hcg/P4/胎嚢 の記録。

( )はクリニックの基準値や医師のコメント

 

D4(3w2d) hcg:3,6/ P4:16

(hcgの上がりは良いが、P4が低い)

D7(3w5d) hcg:63/ P4:19,4 

(hcgの上がりは良いが、P4が低い)

D12(4w3d) hcg:207,2/ P4:25,2

 (hcgの上がりが鈍っている。前回63だと10倍の600は欲しい)

D17(5w1d) hcg:1027/ P4:23/ 胎嚢3x2mm 

(胎嚢確認日:hcg5000以上ないと厳しい。P4も下がっている。胎嚢小さい←胎嚢基準値:5-10mm)

D22(5w6d) hcg:4345/ P4:10,3/ 胎嚢6x7,8mm 

(胎嚢基準値/10-15mm。P4がかなり低い)

D27(6w4d) hcg測定なし/ P4:8,2/ 胎嚢9,2x14,2mm/ 心拍104bpm

(心拍確認日:胎嚢基準値/15-20mm。心拍基準値/110-130。心拍、胎嚢ともに小さすぎる)


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私は、案の定、いろんなブログを検索する日々。。

少しでも自分と同じような状況で、妊娠継続できた人はいないかな。

望みを見つけたい、すがりたい気持ちでいっぱいだった。


でも、わたしが検索する限りでは、見当たらない。

基準値から外れると、結果はほぼ残念なことになっているようだった。

妊娠継続している人々は、一度基準値より低くても、その次の検診で盛り返して、基準値に達している。

でも私の場合は、常に基準値から外れていて、盛り返す様子はない。

D27で心拍数は確認できたけど、全ての数値が基準値に満たない。


家族には、基準値なんて絶対ではないのでは?

奇跡が起こるかも!卵ちゃんを信じて!などと励まされる。

私もそう思いたい、けど。。


けど、そう甘くもなさそう。

この有名クリニックでは、膨大な過去の患者データからかなり正確に基準値を割り出しているらしいし。。。


それに、どこかで読んだ情報では。

妊娠初期の受精卵や胎児の成長というのは、個人差がほぼないという。

基準値から大幅に低いというのは、やっぱり正常な妊娠じゃないんだ。

またしても、絶望的な結果は目に見えていると思った。


受精卵の中の気泡(?)のこと

移植からすでに1ヶ月。

毎回何万ものお金を払いながら、ジリジリと通院は続く。


それに実は、移植の時からずっと気になっていることがあった。

移植後に渡される用紙には、移植した卵の写真が載っている。

今回の卵ちゃん。

いつもはイビツな形だったりするのに、今回は綺麗なまんまる、それは嬉しい!

だから着床もしたんだなどと思った。


でも卵の中に、一箇所、とても大きな空気の泡のようなものがある。

それが何なのか気になっていたし、結果に影響するのか不安にも思っていた。

移植時に院長は、気泡とか言ってたきがするけど、緊張していてよく覚えていない。。。

移植後の培養士さんとの面談でも、時々みられますが原因不明というようなことを言っていた。


今回、最初は良かったのに失速していくのは、何かこの気泡も関係あるの?

ずっとずっと気になって仕方がなかったので、

診察時にもう一度聞いてると、院長は「死んだ細胞に決まってるじゃないですか」と

一言だけ言ってジロッと睨んだ(ように感じた)。

 

あれ、気泡じゃなくて??

意味がよくわからなかった。死んだ細胞?じゃあ初めから良くない卵なの?

でも、もうそれ以上聞けない雰囲気で、診察室を後にした。


もう限界だった。ここに通い続けるのは限界だと思った。。

ダメだと言われつつ、去年のように1ヶ月以上も流産手術が決定するまで通院し続ける気力がもうないし、

こんな風にただでさえ辛い時に、優しさも感じられない対応をされると、さらに精神的にも追い詰められる。。。


12月。暮れも押し迫った切ない時期。

このままクリスマスもお正月の時期に、気兼ねしながら忙しい親戚の家に居候して、通院するのは辛すぎるし。

さらに、このクリニック、前回と同様、流産手術は意識がしっかりある中での、局所麻酔のみ。

前回の流産手術後、原因不明の腹痛に数ヶ月悩まされたので、もうこのクリニックで流産の手術は絶対にしたくなかった。

他の人のブログで読むと、他院で流産手術を希望すると、もうこのクリニックでは治療できないらしい。

けど、もうここに戻って治療することは、絶対ないのだもの!


母に話すと、実家に帰って来たらいいという。

流産の手術するなら、今回は地元でやった方が、私たちも術後安心だもの、と。


そこで、家族もお世話になった評判のいい産婦人科に診てもらい、

必要ならそこで手術をしてもらうと地元に戻った。


***


地元の産婦人科。

最新鋭の東京のクリニックと違って、どこかレトロなのんびりと雰囲気。

待合室は妊婦さんでいっぱいなのが、不妊治療クリニックに慣れた身には、

ああ、産婦人科なんだなあとしみじみ。


エコーでは、小さな胎嚢は見えるものの、心拍は見えなかった。

東京では一応、肉眼では心拍は見えなかったが、画面には心拍数が出ていた。

ここの婦人科では画面に数値が出ていない。心拍数を数値で測ることもなく、目視のみなのかな?


先生の診察では、

自然妊娠なら、排卵日とか受精日の数え間違えなどがあるけど、あなたの場合は体外受精。

すると受精日がはっきり分っているものね。

そうすると心苦しいけど、今、この数週で心拍が見えない、そして胎嚢もこの大きさってことは、

やはり残念な結果だねと言われる。


流産手術は、全身麻酔ではないが、意識も朦朧として痛みを感じない麻酔だと説明された。


院長先生や看護師さんたちは、私のこれまでの治療の状態をゆっくりと聞いてくださり、

気持ち的には、東京とは天と地との差だなあと思った。


だったら、この先生にお任せしようと言う気持ちなった。