東京のクリニックで授かったいとこが、親切にも事前に海外からの治療が可能かを、クリニックに問い合わせていてくれた。
数ヶ月滞在できるなら、大丈夫とのこと。
ついに、2014年3月に来日した。
いろんなブログをみて、事前にクリニックの様子を予習して。
普通は生理3日目に初診のようだけど、時間は無駄にしてられないし。。
到着して翌日、長旅と時差ぼけでかなりしんどいけれど、とにかく診察だけでもしてもらおう〜。今までの治療のデータが入った重いファイルを持って、ドキドキ&意気揚々とクリニックに乗り込む。
待合室には、ズラーっと女性たちが静かに座っている。
今までは電話での指示のみで、通院がなかったので圧倒された。でも、同じような状況の女性がたくさんいるんだと、勇気づけられた気もした。
カリスマ院長は、採卵も自ら行なってくれ、しかもほぼ毎日患者さんを診ていらっしゃるらしい。すごい体力と信念。。根性が違うわあ、さすが日本!と期待も高まる。
厳しい人柄との前評判通りの院長診察。
一瞥するだけで、笑顔も何もない。厳しい言葉しかない。怖いけど、でもそんなことは、今は気にならない。とにかく実績に自信もあるんだろうしね。
ところが。。。
海外から来日して治療希望というと、なんと治療を断られてしまった。
海外で治療中出し、基本的に首都圏以外の人は受け入れない、そんな理由だったと思う。聞きたいことも全く聞けない雰囲気で、今までの治療のデータが入った重いファイルを開くこともなく、気がつけば診察室の外にいた。
まさか追い返されるとは。。
予想外の展開に、放心状態で病院をトボトボと後にする。
はっ!
気の弱い私だけど、
でもでも、ここで、追い返されるわけにはいかない。
このまま、海外へ戻るわけにはいかないのだもの。。。どうしよう。
一旦、実家にもどり旅の疲れをとり、悩みに悩んで、今度はもっと理論武装して、
翌周期に3日目に再診へ(その方がホルモン値も見やすいかと思った)。
新幹線での往復の交通費が、すでにイタイよ。。
今回は、東京では叔母の家に長期滞在すること、治療のためには何ヶ月でも1年でも滞在する覚悟はあること、夫もすぐ来日が決まっていることなど、とにかく熱意を持って、できる限りのことを訴える。。
そして、やっとなんとか治療を受け入れてもらった。ふう。。
そして、私の来日から1ヶ月後、夫も日本に到着。
すでに4月になっていた。
検査の結果、私のAMHもやはり低く、夫の精子もやはり悪い。顕微授精での治療になると言われる。
ちなみに、夫の採精は時差ボケと旅の疲れからか、その場では採れず。家からクリニックに持ち込み採卵に使用した。貴重な残りは凍結してもらうことになった。。。汗
その辺は、厳しい院長先生でも理解があったのでありがたい。
(凍結精子は3回分の採卵に使えるとのこと。)