私らしく生きる?
最近どう生きていこう、と思う。これから下り坂という年令からか気力の衰えを感じることが多い。やる気を失ってやめていった先輩達を思い出す。でも私らしさまで失わなくてもいいよね。私は素直に目の前の課題に取り組んできた。いい加減だったこともあるけれどフットワークの軽さが長所だと思う。その素直さを忘れていたかな。しんどかったらしんどいなりに生き生きと生きることはできるはず。どこまでも真面目に取り組んでいきましょう、人生に。
追加
お風呂で考えたんだけど蜷川美花の世界は現実を圧倒する虚構と言えるのだろう。写真は圧倒的な人工物に囲まれた人間の姿を写しているし。蜷川幸雄氏は虚実皮膜の世界を追求し、娘さんは虚構の世界を追い掛けているというか、身を投じているといおうか。

蜷川美花 その2
「さくらん」という映画はよかった。蜷川美花は映画監督というより映像作家なのだろう。映画ではなく絵巻物なのだ。俳優も分けてつかっている。安藤正信はなかなか渋いいい役だった。土屋アンナにしても彼にしてもどんなにどぶの中をはいずりまわってきた設定だとしても生活感のない二次元の存在なのだ。生身の役はさすが本職、永瀬正敏と木村佳乃にやらせている。アンナと佳乃の両者の濡れ場を見ればわかる。結末はありえないし、安藤とアンナが二人でぶらぶら歩くシーンは桜並木を二匹の蝶が戯れるようでこの世ならぬ美しさだ。蜷川美花は現実を現実として現すのではなく記号化して表現するすぐれた映像作家なのだろう。