(さらに前回の続き)



〈三幕〉

甘く切ないチェロの旋律と共に、先に目覚めたのは「黒」




自分の行いを省みる。


ただ醜さを、自分を受け入れて欲しかった。

小さい頃から隣にいたのに、一緒に生きていきたかったのに、ずっと拒否され、否定されてばかりだった。


受け入れ欲しいという気持ちはどこまでも純粋であった。





自分の一部である黒布をかけてあげるも、「白」には本能的に拒否されてしまう。


無理をさせても仕方ないので、本人が持っていて安心するであろう、白布をかけてあげ、黙って去って行く。










〜目覚め、エピローグ〜


やがて目覚める「白」。

布を見つけ、軽やかなフルートの旋律に乗せて喜びの舞を舞う。


しばらくして、そばに黒布が落ちてあるのを見つける。


「ああ、あの子がくれたんだ、私のために…。」


ようやく「黒」の胸の内を理解する「白」







嫉妬にかられ傲慢になる自分は完璧で美しい人間ではなく、醜さをも持った人間。それを認めてこなかった。


「黒」もとい自分の醜さを受け入れられないのは悲しいことかもしれない。


少しずつでも、どんな自分でも受け入れて生きていこう。


そう決意した「白」を、影からそっと見守る「黒」であった。








Les Deuxは、お辞儀をして去るまでがパフォーマンスです。

最後は仲良く手を取り、2人でオーディエンスへお辞儀。







これからもずっと「白」と「黒」は一緒に生き続けることでしょう。


ご覧頂いた皆様ありがとうございました。












Les Deux 企画代表 青山実樹