☆MY PRECIOUS WONDERLAND☆ 思い出を「かたち」にしよう!

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会社破綻!ある日突然失業した茫然自失の日々から脱却するまで約1年。ようやく「自分らしさ」の本質に気付き始めた今日この頃。今感じている「ココロ」や今在る「モノ」たちを、いつか振り返ったときに素敵な「オモイデ」として残せるように書き綴っていきたいと思います。

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前回からの続き。

今回の花菖蒲の絵柄のアルバムには、橋本商店さんのイタリア製の衣料用ソフト羊革を使っている。橋本商店さんによると、羊革(ラム革)をソフトに水染め染色したあと、ナッパ面に2色の特別な薬品をインクを流してアンティック仕上げにした革だという。

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菖蒲の絵柄はアールヌーボーのデザインでもよく使われているので、革もその特徴を最大限に活かせるものを選んだ。これから若干の色つけと仕上げがあるので、あと1/3位工程が残っている。前回の椿のアルバムと菖蒲のアルバムで100枚の絵を収納できる。

土台の素材を工夫し、より微妙な凹凸感が出せるような極薄できめ細かい革を使えば、写真からトレースした人物やペットの絵を、より立体的に浮き出させることができるので、次はこの手法にトライしてみようと思う。手を取るたびに大切な家族やペットとの思い出を、より身近に大切に感じてもらえるようなものをいつか提供できるようになりたいものだ。

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革の質感は昔から大好きだったけど、突然思い立って道具を揃え始めたのが半年前。最初はやみくもに革工場からキロ単位でのまとめ買いをしたり端切れを集めたりしていたけど、全然イメージが湧かなくて大量の革を前に途方に暮れるばかり。革の1枚1枚に、どんなふうに生きていたのか、どうしたらこの革にふさわしい形で残してあげられるのか、語りかけても答えが出ず。

そんなときに出会ったのが、橋本商店さんの革!素晴らしい手触り、透明感のありながら個性ある染めの技術、そして個々の革の持ち味を最大限に引き出した商品のみを取り扱ってるという誇りを感じさせてくれる。こういう革に出会えたことは、ものすごい幸運だった!

で、手がけてみたのが、添付の画像の革で装丁したアルバム。高校時代の親友のお母様がお亡くなりになり、遺作の色紙が大量にあるからまとめて画集にしたいという親友の意向を反映させるべく、まずは色紙100点をスキャンしてフエルアルバムに張り、アルバムの表紙は革張りにした。表紙の絵は、大量の色紙の中から椿の絵を選び、段ボールにトレースし、段ボールの厚みを生かしてレザークラフト用の道具で浮き彫りにし、その上から橋本商店さんの柔らかく薄い羊革を貼り付けて浮き彫りを革の表面に反映させ、さらに革の上から凹凸を引き立たせるため重ね彫りをし、アンティックダイなどで仕上げをした。

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通常、レザークラフトというと、厚みのある革に道具で彫り込んでいく手法が多い。実際自分もやってみたが、女性には厚い革を彫る作業が実にツライ。今でもペットボトルのキャップが回せないほど親指に力が入らなくなってしまった。

女性でも簡単に力をそれほど入れずに出来ないだろうかと考えたのが、段ボールを彫って上から革をかぶせる方法。粘土を使ってやっている人もいるみたいだが、もっと身近な素材で簡単に出来ないかと段ボールを選んだ。段ボールは中が段々になっているため、ちょっとの力で簡単に凹凸感が出せる。力を入れすぎて段ボールが破れても修正しやすいのもグッド。

添付の画像は色紙とそれをトレースした段ボール。トレースしてから数種類の型押しペンのようなもので絵柄の凹凸を付けたり絵柄の外の部分とのアウトラインをはっきりさせていくのだが、レザークラフトと違ってナイフを使わないため、お年寄りにも子供にも優しく安全にトライしていただけるのではないかと思う。もっとも、この手法で手掛けたのはこれが初めて。トレースしたはずなのに原画の線とずれてしまった感は否めない。更なる修養が必要!いずれにしても早く仕上げて親友に届けねば。もう少し待っててね!

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