早速、何をするか頭を悩ませています。もともと僕は、堕落の上に堕落を重ね塗りしたような性格なので、何かに挑戦するという男性が本来持つ闘争本能がまるっきりないのです。

とは言え、なぜか仕事では能力以上の評価を受けてしまい、転職を重ねる始末です。

天才と凡人の差を問われれば、僕は迷わず「評価」というでしょう。能力では決してありません。なぜなら、能力という目に見えないものをただの人間がかぎ分けられるはずがないからです。本当に能力があるかどうかは誰にもわからないのです。だから、自分の経験や偏見、その他もろもろで評価するしかないのです。つまり、能力=評価と考えるのは必然なのです。

そして、僕の能力は、相手に誤解を与え、必要以上に期待をさせてしまうと言えるでしょう。

そのせいで、2,3日しか働いていないのに社員にならないかと言われたり、右も左もわからない高校生のガキを捕まえて、この店を任すなどと、迷惑以外の何者でもないお願いをされてきたのです。

僕は自由を気取るつもりは毛頭ありません。ただ、誰にも必要とされず誰にも迷惑をかけないポジションにあこがれているだけなのです。

それが僕とっての相応な人生のような気がしてなりません。これからもこの考えを通すかどうかは僕には予想できませんし、する気もありません。ただこれだけは言わせていただきたい。

僕は誰にも期待はしません。だから、僕に期待をしないでください、と。

ところで、大切なことを忘れていました。

これは過去形ではなく、現在進行形ということです。

ロマン飛行の結果は僕の知るところではありません。ですから、Eランクに格下げになるかもしれませんし、もしかして、Aランクに昇格するかもしれません。いずれにせよ、一歩踏み出した僕には想像を現実に変える行動力が伴うと確信しています。その行動力が素晴らしい未来への原動力になることは様々なひとが実証しているので、一抹の不安すら感じずに飛びたてるのです。

では、いざロマン飛行へ!

その前に、きっとあなたは僕がどんな人間か少なからず気になって、夜も眠れないことでしょう。眠れるよ、なんて野暮なことを平然と言うひとは、とっとと寝てくれると幸いです。

では、軽く自己紹介をさせてもらいます。と、言っても外見的な紹介は無駄も良いところですし、だからといってよくありがちなパターンの内面の自己紹介をするのも変な話です。僕がどんな人間かなんて、日記を読めばわかることですし、あえて自分はこんな人間だからね、と念を押すのもお恥ずかしいので、客観的かつシンプルに自己紹介させていただきます。

何を隠そう、僕は何も隠すほどのものを持ち合わせていない26歳です。したがって、人生ランクに照らし合わせるとCランクです。比較対象として、もう一言追加させてもらえるのならば、最高に幸せな瞬間を味わえる人生を送ってる方はAランク。自分にも他人にも卑屈で、いつも周りにだけ嫉妬や羨望の念を送り続けるだけの輩はEランクです。つまり僕はごくごく普通のひとということになります。

この際、普通とは何か、などという愚問は、公園に埋めるなり、郵便ポストに投函するなりしてください。今は、ただロマン飛行を一緒に楽しむためだけにその貴重な頭脳をお使いください。そうしなければ、何も変わらないのですから。


人間には分相応な人生がある、と昔から引き継がれた考えが僕たちの間には根付いています。現在この考え方は、あきらめた人間の発言だと誤解されがちですが、そうではありません。

今では、分不相応に生きようとすればそれなりのチャンスは与えてもらえますが、結局は分相応な人生を歩むのがオチだからです。この発言に異論がある方は必ずいらっしゃるでしょう。しかし、今回は相手にするほど元気ではないので、無視することにします。もちろん、僕自身の完璧な理論だとは決して思わないですし、それに完璧な理論など存在しないとさえ思っています。それでも、あえて異を唱えるのであれば、どうぞご勝手に。

では、僕にとっての分相応な人生とは何か?

僕はその答えを見つけ出したい、少なくともその答えに触れてみたいと常々思っていたのです。なにせ、これが分相応な人生だ!、というモデルが存在しないのですから。だからといって、出口のない自問自答をしても埒が明かないですし、嫌気だけが増して、卑屈な人生を歩んでしまいそうなので、とりあえずその答えに向かって飛び立つことにしました。

ひとは言う。それがロマン飛行だと。