私が20代前半の頃父の会社を手伝ったことがある父の経営する会社は今で言う超ド級のブラック企業だいわゆる3Kの上にいつも資金が無くとてもしんどい私は若かったせいもありしんどいことも承知の上で手伝った父は会社の跡取りとして大変喜んでくれたけど支払いがいつも大きくて入金を上回るほど支払いが廻ってくるもんだから私は跡取り気分どころかいつも支払日が怖かった父はＯ型で資金不足など気にもかけないその分私が苦労した資金不足なのに誰も外へ営業かけないから私だけが実行したよそんな綱渡りの中のんきな父は私を会社の近くのステーキ屋へ連れて行ってくれた勿モ烽ィ金が無いから会社の経費おごりというわけだけれど会社にお金が無いことは私が一番よく知っていたから高級ステーキなど何も嬉しくなかった当時父は社長なので私は言われるままに肉を食べた確かに盾轤ゥくてうま過ぎる肉だったそして今日超久々にそのステーキ屋へ一人で訪れた生前父とよく話していたステーキ屋の店主がおられ私はなつかしい思いに満たされたすっかり老人になられた店主は私のことも父のことも覚えていなかったけどあれから30年弱も経ったんだから覚えてなくて当然だった禁煙用のカウンター席に座り視線を感じたので真向かいを見ると派手な不動産会社社長さん風のじーさんと30代けばいホステスさんがおられたホステスさん右手フォークで肉を持ったままフリーズしてる笑上着も着ていないカッターシャツだけの私がそんなに珍しいのか薄切りヒレランチ1250円を注文してもう一度前を見るとまだ見てる後ろを見ると誰も居ないホステスさんの横のじー093877さんが話しかけても返事もしていない爆ジロジロ見られるのは好きじゃないがもう気にしないことにしたランチがカウンターに乗り私はサラから食べたんこの味だ少し事。
があり爽やかなドレッシング思わず口から出た店員うまいですか肉じゃなくドレッシング褒められるとはねこの味は生前の父と一緒に行ったときのままだったから単に嬉しかっただけヒレを口に入れると父と食べた味ではないものの盾轤ゥくて十分過ぎる程うまいオージービーフの上級ヒレ肉であることは私にもわかるこれで千円少しだなんて安い父と食べた肉は国産牛肉だったけど5千円はするもの心の中で父に謝った父さんと食べた高い肉より財布に余裕があって食べるこの安い肉私にはこっちの方がうまいと感じたよと父が天国から怒ってる声が聴こえ私はクスッと笑ってしまったにやにやしながら席を立つ勘定の為と前のホステスさんまで笑っていたこの人は一体なんなんだ笑怖ぇさっさと帰ろう余談このオージービーフヒレ肉は原価度外視して昼のみ提供されているそうでものすごくお得だなもっと稼いで国産牛肉をって思ったもののそんなに贅沢を望まなくてもいい次は今月旬のうなぎにしよう大阪一うまいんだよなあの店肝吸いが特にうまい笑