思えば小説を読むようになったのは、ここ十数年位です。
それまでは、
小説やドラマなんて、
所詮作り話じゃないか。
くだらん‼️
と毛嫌いしていました。
読む本はほとんどドキュメンタリー。
佐瀬稔氏が好きでした。
そんな私を変えるきっかけとなったのは、
BOX
百田尚樹
アマチュアボクシングが舞台の小説です。
リアルなアマボクの世界に引き込まれました。
以来、
常に何かの本を(小説を中心に)読んでいます。
で、
今回読んだのは、

あの沢木耕太郎のボクシング小説、
春に散る
です。
あのというのは、
カシアス内藤と夢を追いかけた
ドキュメンタリー
「一瞬の夏」で有名だから。
その沢木が書いたボクシング小説を読むように言ったのは、
幼なじみのヒトちゃん。
仕事で観戦できなかったけど、
あの大宮の激闘のあとに合流し、
マスターと三人で語り合った時、
沢木の小説を紹介されました。
最初にマスターが借りていましたが、マスターが読み終え、
私に回ってきました。
マスターは、
「最後に涙が止まらなくなった」
と感激した様子でした。
ネタバレになるのでストーリーは書きませんが、
50代以上の男性には共感を得られる作品かもしれません。
私も感じるところはありました、
が、
途中に突如出てくるオカルト的な話や、
終わり方が間抜けで、
やや興醒めでした。
残念ながら、
涙が止まらない、
という小説ではありませんでした。
これを読んで多くの人にボクシングのファンになって欲しいなぁ、
と思いつつ、
ボクシングファン以外は手に取らないだろうなあ、
という小説でしょう。
50代60代のおっさんは、
読んでも損はない作品です。
よろしかったら読んでみてください。
オチがない話ですみません😅
せばまた。