ども レパード沼です。
熊との遭遇の続きです。
今から7,8年前、団体旅行で十和田湖中山半島の付け根、休屋地区に行ったときの話です。
昼食を終え、集合時間まで1時間あまりあったので、それまで行ったことがない十和田湖随一のパワースポット「占い場」まで行って見ることにしました。
パワースポットって言葉は、理系向きではない言葉ですが、この表現が一番ぴったりするところなので、あえて使います。
十和田神社の社殿の脇に入口があり、木道を上っていくようです。
そこにある立て看板。
「熊 に注意」
気にもとめずにいましたが・・・・・・
木道で整備されているものの、結構急な上りで、運動不足絶頂期のレパード沼はすぐに息が荒く、目線は足下になりました。
半分も上った頃でしょうか、すぐそばから
ガサガサッ
ケモノの気配
くせ者!?
イヤ、くまもの!??
やられる!!
顔を上げると、そこには
カモシカだー!!!
距離は3mほど。
にらみ合うこと2~3秒。
プイッと横を向いたと思ったら、
カモシカは遠くに走り去っていきました。
助かったー。
これがその時の正直な気持ちです。
カモシカとはいえ体長2mくらいはあったように見えました。
カモシカとの遭遇と山登りのために、心臓はバクバク。
しばらくのぼり続け、
ピークからは、ゆらゆら揺れる鉄製の長いはしごを下りました。
帰りが心配になるほど長いはしごでした。
そして、
やっとの事でたどり着いた占い場。
音のない静かな世界でした。
帰りは再び長いはしごを登り、木道を下るときにはもう腿に力が入らなくなりましたが、集合に遅れそうなので、必死に下りました。
このとき運動不足を痛感したことが後にロードバイク乗りになるきっかけだったかもしれません。
いろいろな意味で、山は油断できないところです。
熊との遭遇でなくてすみませんでした。
せばまた。
追記
占い場への陸路は現在通行禁止となっており、船でしか行くことができないそうです。