ママを味方につける。これが、スナックのオネーサンを口説くための一丁目一番地です。
味方につけるにはある程度の技が必要ですが、それ以前に、ママは孤独であるということを知っておく必要があります。
理由はいくつかあります。2つめはこれです。
②気合いの入った従業員(オネーサン)はいずれ、独立してライバルになります。
たいていのオネーサン(従業員)はアルバイト感覚です。
ですが、なかには気合いの入った人もいて、いずれ独立して自分がママになりたい人もいます。彼女たちはプロを目指しています。
そのために水商売の勉強のためにオネーサンとして働いているのです。 通常、ママにも「いつかは自分で店を開きたい」と伝えています。つまり、
ママは将来のライバルを育てることになるのです。
このあたりのママの心理は、正直なところ、私にもよくわかりません。
人を育てることそのものが楽しいのか、地域のママのなかのボス的な存在になりたいのか、飲むのが好きな客はハシゴ酒をするものと思っているのか・・・
理由はどうあれ、ママは独立志向の強いオネーサンを雇うことがあります。
独立してママになったオネーサンは、同業者であり、話し相手にはなってくれます。しかし、結局はライバルです。
ママたちの微妙な人間関係、ごくたまに観察できることがあります。そして、やはり互いに孤独なのだなといつも思います。
ママは孤独なのです。