滋賀県琵琶湖の近くにある賀茂神社
日本中の「気」が集まる中心地と言われる神社。
陰陽道の技によって創建され、古からずっと日本を守ってきた。
自然を慈しみ、縄文人の精神を今に伝える境内は、自分自身と向き合うのにピッタリな場所。
そんなパワーのある神社にご奉納に行って参りました。
岡田宮司様は、
陰陽道の祖・吉備真備の子孫として、 天平年間創建の社と陰陽道の教え、また馬の聖地を守り、その心を現代に普及されているそうです。
私が経験してきた神道の参拝とは色々と違うことがあり、
その一つ一つがとても興味深かったです。
そして、参拝をして頂いた場所は、
十数種類の木々が集まり完成した縄文人の心を受け継ぐ森の中のような祈祷殿でした。
宮司様のお話も、
今の自分に必要な言葉や教えが沢山あり、
何度も涙を堪えました。
実はこの10日間、
辛い状況に居たので本当に色々と刺さりました。
賀茂神社と竹生島、
この二日間の旅は私にとって忘れられない旅となりました。
全てのご縁に感謝します。
弥栄
上籔洋子 拝
2026年6月4日
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ー賀茂神社についての記事はこちら↓ー
[陰陽道の祖、吉備真備が選んだ聖地]
賀茂神社が創建されたのは今から約1300年前の奈良時代のこと。
当時の聖武(しょうむ)天皇の時代、日本は度重なる天変地異により危機的な状態にあったそう。
荒廃した日本に心を痛めた聖武天皇は、当時、唐(中国)で陰陽道を学んで帰ってきていた吉備真備(きびのまきび)に、日本の災いを封じ、国民の安寧を願うためにふさわしい場所を探させた。
神社創建の地を探した吉備真備はこの地を訪れた際、森羅万象の「気」が集まる「日本の聖域」だと悟り賀茂神社創建を決めたのだそう。
陰陽道によって建てられた賀茂神社の境内は、陰陽道の技が尽くされている。
たとえば一般的に神社の御本殿は、より太陽と向き合える南向きか東向きだが、賀茂神社の場合、南西(裏鬼門)を向いて建っている。
裏鬼門からやってくる災厄を封じ日本を守っているのだ。
毎年11月半ば~2月半ばにかけては、この鳥居のもとに太陽が沈んでいくそう。
全国でも珍しい光景らしい。
[賀茂神社の御祭神】
そんな賀茂神社は、「賀茂大神様」という高貴な神様をお祀りしている。
賀茂大神様を祀る賀茂神社の御本殿 賀茂大神様とは四柱の神様の総称。
●賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと) = 八咫烏(やたがらす)のこと、導きの神様
●賀茂玉依比賣命(かもたまよりひめのみこと) = 賀茂建角身命の娘神、安産の神様
●賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと) = 賀茂玉依比賣命の御子神、雷を司る農業の神様
●火雷命(ほのいかづちのみこと) = 一説によると賀茂別雷命の父である大山咋神(おほやまくいのかみ)のこと、火を司る神様 賀茂建角身命は、日本サッカー協会のシンボルマークとしても知られる八咫烏(やたがらす)のこと。
八咫烏は初代神武天皇の道案内をされた神様で非常に高貴な存在なのだ。
他の三柱をめぐっては、ある不思議な話が言い伝えられている。
[簡単には近寄れない?聖域の中心]
賀茂神社を創建した吉備真備は、「天からの光が降り注ぎ大地のエネルギーが集まっている」 この場所を、日本の聖域として神社を建てた。
ではそのエネルギーはどこに集まっているのだろう?
それが御本殿の奥にある「祭祀跡」だ。
ほとんど手を加えられていない自然が残されており、縄文時代と変わらない姿を伝えている。
ここは古来から、人々が祈りを捧げてきた場所なのだ。
祭祀跡 祈りの斎庭(ゆにわ) 結界が張られた“日本の聖域”に、特別に入らせていただいた。
中にはこんもりとした山が二つあり、陰陽を表しているのだそう。
そして中心には草がまったく生えない不思議な場所がある。
編集部が訪れた時は、ちょうどその場所に太陽の陽射しが当たり黄金の輝きを見せていた。
確かにここには「気」が集まっているのかもしれない。
[競馬の聖地!日本初の国営牧場]
天皇が作られた牧場 賀茂神社は「競馬の聖地」とも言われている。
それは元々この場所に、日本初の国営牧場があったから。
今から約1350年前、馬の大切さを推進した天智天皇は立地的に適したこの地に牧場を築き、馬の調教や繁殖に力を注がれたという。
今でも賀茂神社にとって馬は特別な存在で、毎年5月の大祭「賀茂祭」では貴重な神事、古式競馬「足伏走馬(あしふせそうめ)」が執り行われている。
足伏走馬は平安時代から行われてきた伝統神事。
長さ約400メートルの直線馬場を駆けていく人馬の姿は物凄い迫力で、県外からも多くの見物客が集まるそう。
あたり一帯が「日本人と馬」の結び付きを今に伝える貴重な場所になっているのだ。
[縄文人の心を受け継ぐ祈祷殿]
1万年程も続いたとされる縄文時代。
縄文人は自然と共存し人と協力し合って豊かに暮らしていたと考えられている。
賀茂神社はそんな縄文人の心を、今に伝えようとしている神社だ。
たとえば御本殿のそばに近年完成したばかりの祈祷殿は、まさに「縄文人の心」を感じられる場所。
こちらの祈祷殿は、国内の様々な木々を用いて建てられたもの。
一種類の木だけではなく何十種類もの木々が集まって初めて「森」ができるのと同じように、この祈祷殿もサクラ・クリ・ヒノキ・カシ・ケヤキといった様々な国内の木々によって成り立っている。 派手な彫刻や塗装は一切ない。
「森の中で祈りを捧げていた縄文人の心を、ここに蘇らせたかった」と禰宜の岡田氏は語る。 十数種類の木々が集まり完成した、森のような賀茂神社の祈祷殿 調達が難しいと思われていた木材が、幸運にも見つかり完成に至ったそう。 ご縁があり取り寄せられた木材 中に入った瞬間に、木々たちの優しい香りと温もりに包まれる祈祷殿。この空間で御祈祷していただく前と後では、ガラっと心の軽さが変わるかもしれない。
[白蛇が宿る御神木と、美しい木々たち]
賀茂神社境内には、エネルギーみなぎる木々が多くたたずんでいる。もっとも目を引くのは御社殿前の杉の木。
樹齢800~1000年ほどで「神杉」「大杉」などと呼ばれている。しっかりと大地に根を張る力強さに思わず圧倒される。 白蛇が宿ると伝わる御神木 この御神木には、昔から“白蛇”が棲んでいると伝えられ「見つけた人は富を得る、幸せになれる」と言われている。
透き通った空を背景に四方に伸びた枝振りは、まさに白蛇のよう!思わず息を飲むような光景に出会える。
[節目の美しい木々たち] 鳥居ひとつにしても自然への畏敬が残されているのが賀茂神社の見所。
神馬像の前にあるこちらの鳥居をよく見ると、節目模様がいくつも見られる。
木にとって節目は光合成をするために必要だった枝の跡。
見栄えの均一性を重視するあまり避けた鳥居が多いが、できるだけ自然に近い形にしたいとの思いで残しているのだそう。
*「神社専門メディア 奥宮」の記事より引用させて頂きました。