アメブロ再開しますって宣言してはや1ヶ月・・・・・・
何をしていたというわけではないけれど
結局書いていないのが事実です
さて、気を取り直して
2歳の時に我が家に迎えた息子の話に
お付き合いいただけたら嬉しいです。
特別養子縁組で子どもを迎えるときに
子どもが取る行動のひとつに
「試し行動」
があります。
無意識に行動しているのですが、
自分を手放した実の親に対しての怒りを
心の中に抱いていると言われています。
そして自分の世話をしてくれる大人に対して、
自分はこんな悪いことするんだよ。
こんなことされたらイヤでしょ?
これでも世話をしたいの?
これでも好きだと言ってくれるの?
これでも一緒にいようと思うの?
と、これでもかと世話をする大人が
わざと嫌がることをして
自分への愛情を確かめる行動を取るのです。
わかりやすく家の中を汚したり
とんでもないイタズラをしたり
ということもありますが
満たされない心を満たすためなのか
過食行動(とんでもない量を食べる)
を取ったり
赤ちゃん返りをしたりということもあります。
試し行動をしている期間は
その子によって違うのですが
きちんと対処していれば
必ず終わりがやってきます。
その対処とは‥‥‥
「命に係わること以外は全て自由にさせる」
ということ。
これは言葉にすれば簡単だけれど
実際その場にいるとなると
かなりの我慢が必要になります。
例えば家の中を水浸しにされても
怒らず淡々と片付けるとか
過食のときはこれでもかと
目の前に食べ物を羅列するとか
しつけなければと思ってしまうようなことも
全て受け入れるのです。
そうすることで
この人はいい子の自分だけではなくて
悪い子の自分も受け入れてくれる
と子ども自身が思うことができれば
本当にある日突然終わります。
2歳の誕生日の翌月に
我が家にやってきた息子は
立って歩けるし走れるし
普通食を食べるし
片言だけれどギリギリ2語文が話せる
という状態。
オムツはまだ取れていませんでした。
外から見たら一番可愛い時期であり、
育てている側から見たら恐怖のイヤイヤ期。
そんな息子
最初は極々普通の男の子だなぁ
という印象だったけれど
10日くらい経った頃
「過食」
と呼ばれる試し行動が始まりました。
とにかく食べる食べる
大人と同じくらいの量を食べた後
バナナを2本
リンゴを2個
ヨーグルトの小さいパックを4個・・・
どんどん食べたいと言ってくるのです。
そしてごはんを食べながら
お菓子を食べると言って
ききませんでした。
そこで私が取った行動が、
・皮をむいたバナナやリンゴを
大量にタッパーに入れておく
・ヨーグルトは大量に買っておく
・ごはんを食べている目の前に
お菓子の袋をたくさん並べておく
こんな感じ
(当時の写真)
↓↓↓
息子の顔は日に日に丸くなり、どんどん体重も増えていきました
こんなの見てるとヤバイと思った方はこちらをどうぞ
↓↓
毎日こんな状況で
心が折れる日もありましたが
2ヶ月も過ぎたころには
開き直っている自分がいて
果物の皮をむいたり
お菓子を並べることが
日常になっていました。
そしてそして!!
5カ月が過ぎたころのある日突然
ごはんの時にいつも言う
「かしーーー(お菓子のこと)」
を言わなかったので
お菓子を並べずにごはんを食べました。
その日から「かしーーー」
を言うことはなくなったんです。
あっけないくらい突然の幕引き
その時は大変だったけれど
試し行動の中では比較的楽なものしか
出なかったので、ありがたかったです。
こんなことを書いていると
養子縁組で子どもを迎えるなんて
大変すぎる!!!
と思われてしまうかもしれません。
けれど、もしかしたら・・・・・・
自分の産んだ子どもであっても
試し行動ってあるかもしれない
もしそうだとしたら、
養子縁組の子どもと同じように対処すれば
きっと親子の絆は
深くなるんじゃないかなぁと
思うのです。
今日はここまで
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました
また次回お会いしましょう