[2020マッシュ秋旅]2020/10/5 岩手県・西磐井郡平泉町
伝統工芸「秀衡塗・翁知屋」隠すつもりもないのですが・・・( ̄▽ ̄;) ドキッ
2020年10月5日(月曜)
朝一でマッシュを平泉の町営中尊寺第1駐車場に駐車させて中尊寺参拝。
そのあと近くにある高舘義経堂に行き、妻は大満足。そのあと、さり気なく
「翁知屋」さんへ行きました。(o‘∀‘o)*:◦♪
店内に入ると素晴らしい秀衡塗の工芸品がずらりと陳列、確かに博物館も顔負けです。
年配の女性が対応してくれました。佐々木社長のお母さんでした。
僕「あのー店内に犬は駄目ですよね?」
彼女「犬なんてとんでもないですよ!」
初めから印象悪くしたかもしれません・・・・・(^_^;)
社長のお母さんが僕を見る目は、たちの悪い冷やかしの観光客に見えたかもしれません。
僕は彼女に道の駅でこちらの商品を進められて買いに来たと宣言します。
彼女、僕が冷やかしでないと信じてくれたみたいでホッとしました。
秀衡塗のカップの商談を進めていると佐々木社長が登場です。
彼はサミットで使われた物と同じセットの秀衡カップとぐい飲みセットを勧めます。
商談成立です。お母さんが商品を丁重に梱包している間に社長と雑談です。
キャンピングカーで妻と愛犬と一緒に中尊寺参拝に来たと話すと、二人とも驚きます。
キャンカー見たいと二人とも言いますが、あいにく町営の駐車場に置いて来たと話すと、
「なんだ、見れないのね」とお母さんです。
代金の支払いの時、社長がスタンプ押しますよと言います。GoToトラベルの事です。
僕は、ありませんと社長さんに言って代金を支払いました。
お母さんが「記念の写真撮っていいですよ」と暖かいお言葉ですが、恐れ多くて辞退ですよ。
世界中の著名人がここを訪れて記念のスナップを撮っています。
社長のお母さん、店から出て妻と談笑、可愛いビッケをみて可愛いワンコと褒めてくれました。
商品をいったんマッシュに持って行き平泉観光は続きます。
「翁知屋」さんに相応しい袋です。デザインも最高です。
丁重な包装です。
伊勢志摩サミット贈呈品と同じものです。
佐々木社長は、普段使いとして秀衡塗を味わって欲しいと言います。
素晴らしい出来栄えです。気分だけでもサミットです。(^_^;)
正に日本の伝統工芸品です。後世にもしっかり伝えて欲しいです。
2020年12月26日(土曜日)
ご訪問、ありがとうございます。<(_ _)>
平泉「秀衡塗・翁知屋」
「平安時代」に平泉を治めていた藤原三代秀衛が京都の方から漆職人を呼び寄せ、
お椀等を作らせたのが始まりと言われています。
特徴としては漆で雲模様を描き、その上に菱形の金箔を貼りつけ、余白に縁起の良い草花や果実を描いています。この菱形は「有職菱紋(ゆうそくひしもん)」と呼ばれていて、平安時代当時に、この土地で流行した由緒ある文様と言われています。
金色堂でも見られるように、豊富な漆と金を使った「平安の栄華」を今に伝える伝統的工芸品です。秀衛塗は850年以上の伝統を誇り、昭和60年に国の伝統的工芸品に指定されました。
「翁知屋」屋号の由来
翁知屋は、秀衛塗の発祥地といわれる衣川村の増沢という漆器産地集落で代々漆業を営んでいました。
増沢を流れる二つの川、「後川」、「前川」が合流して「北股川」になるのだが、その丁度落ち合う所に家を構えていた事から、「オチアイ」さんと呼ばれていて、それに漢字を当てはめて、先代だった佐々木誠が命名しました。
昭和30年の増沢集落のダム建設に伴い、翁知屋は平泉町に移転して、現在に至ります。
「衣」の由来
その翁知屋製の商品の裏側には、すべて「衣」という字が漆で書かれてあります。
これは衣川村の増沢集落のことを忘れないためと、作った商品に責任を持つ、
という思いを込めて職人自ら書き記してあります。