入院当初の観察期間が過ぎ、通常の生活患者としての待遇になった私に困った状態になっていた。精神的ショックからか自立歩行が出来なくなっていた。そこで与えられたのが、車椅子。これが厄介な代物で、鉄製の古くて重い、方向転換どころか、移動すら思うように出来ない。これで、就寝時間以外はフロアでの集団生活を過ごす様指導される。鬱病患者である私には、以前観ていたテレビ番組も面白く無く、新聞すら読む気がしない。長く退屈な時間。自宅では愛犬との触れ合いが唯一の楽しみであったのに、当然彼も居ない。彼の名前は、村上マロン。法律で登録決まっているとかで性が付く。ショッピングセンターのペットショップ息子に頼んで購入。鼻が肌色のミニチュアダックスフンドである。正直、不細工な奴で、売れ残っていたので可愛そうに思った息子が、彼を選んだそうだ。

趣味のパソコンも、個室以外での持ち込み禁止。

入院生活は、起床就寝、食事時間も決められた集団生活。コーヒーを飲むのさえ、一日二回、しかも決まった時間に五分でも遅れれば許可されない。食事も日に三度時間が決められ遅れると取り下げられる。兎に角、細かな規則が多く気ままに暮らしていた私は窮屈に感じていた。

喫煙も駄目、 当然飲酒も駄目。アルコール成分のはいった菓子すら禁止。栄養管理の為か、間食も禁止。後ほど知った事では有るが、主治医の許可があれば、二時にカップラーメンを食べることが出来たそうだ。

栄養管理の観点からとかで食事も当然決められたもの。しかし、栄養士の肥満体形をみれば一抹の不安が。

入浴は看護師の補助のもと、週二回。これが又面倒である。