マーサ「こんばんは、マーサです。ゲーム論教室第3回目は、ナッシュの功績についてです。すっかり1ipadにも慣れた今日この頃ですね。」
アトリー「なんかボケとかないといけない感じですね。ナッシュ、ハッシュ、ボッシュ。」
マーサ「ゲーム理論は、『ゲームの理論と経済行動』の出版以降、プリンストン大学を舞台に、若手の数学者を中心に、精力的に研究が進みました。その中の1人に、カーネギーからやって来たナッシュがいました。」
アトリー「彼は、学部生の頃に、すでに、交渉ゲームの解の論文を書いていた超天才なんですよね。」
マーサ「それだけでは、ありません。彼は、大学院進学後も、2年で博士論文を書き上げたのです。」
アトリー「非協力ゲームって言うのですよね。」

マーサ「フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンの始めたゲーム理論を別の方向に、バージョンアップさせたのです。ナッシュの考えは、社会や経済における利害対立、交渉、協力行動、グループ形成などの基礎それにかかわる個々の人間の意思決定であり、相互の人間の意思決定の落ち着き先(均衡)を分析することによって、いろんな経済行動を理解し易くするのです。これらを一括りに、ナッシュ・プログラムと呼ばれます。はい。」

アトリー「ナッシュに始まる非協力ゲームの理論は、現代のゲーム理論や経済学の研究に、影を落としているので~す。以上。」

マーサ「それでは、今回は、ここまで~。」