「こんにちは、経済学部3年のマーサです。今日からこのゼミを主導することになりました。
よろしくです~。」

「このゼミのモットーは、お気楽極楽に、丁寧に、指導することです。
ですが、時々脱線することも、ありますが、その時は、フォローお願いしますね。」

「こんにちは、商学部1年のアトリ―です。
ゲーム理論初心者の、不束者です。」

「引っかかりまくるでしょうが、皆さん、よろしくお見知りおきください。です。」

マーサ「初回の今回は、ゲームって何?って所から、始めたいと思いますね。」

アトリ―「それでは、というわけではないですが、僕、ゲームなら得意ですよ。むふ。」

マーサ「最初から、ボケてくれますね~。だいたい君の言いたいことは、分かりますよ。
    TVゲームかボードゲームのたぐいのことでしょ。たぶん。」

アトリ―「FF14に今、はまっていますよ。パソコン新調して。」

マーサ「私も、ぜひTRYしたいですけど、そんな予算ないので、13で我慢します。はい。」
「まあ、それはさておいて、本題に入りますね。ゲーム理論って、ゲームを研究する学問って思うかもしれませんが、囲碁、将棋、チェス、PCゲームだけではなく、スポーツもゲームですしね。最近は、新聞などのメディアで、マネーゲーム・投資ゲーム、外交ゲーム、などのように経済や政治に関する出来事にもゲームが使われ始めているようです。」

アトリ―「男性と女性の間の恋愛や人生なんかも『人生ゲーム』って、言われる場合があるようですねん。」

マーサ「このように、見てくると、ゲームっていたるところで、使われていますね。上で挙げた例には、共通点がありますよ。」

共通の構造
1.複数の行動する主体(プレイヤー)が存在すること
2.プレイヤーは、それぞれの目標を達成しようとして、いくつかの行動を選択すること
3.プレイヤーの目標の達成は、自分自身の行動の選択ばかりでなく、他のプレイヤーの行動の選択にも依存すること
4.プレイヤーは一定のルールを守らなければならないこと

マーサ「これだけ、あるんですね~。人間社会はゲームといえるし、社会の有り様や社会での人間の行動を研究する学問ですから。」

アトリ―「企業なんかが、いい例ですよね。相互に依存しながら、互いに影響しあっているみたいですしね。」

マーサ「よく気がつきましたね。そう、これらの『複数の経済主体の依存関係』のことを、『ゲーム的状況』といって、その数学モデルを『ゲーム』というのですよ。」

アトリ―「現在もゲーム理論は発展段階ですし。人間社会の科学の1つと定義とすればいいのですよね。」