おはようございます、レオンです。
今朝は、大きな話題が出ていますね~。
ASBJがロードマップの改定版ともいうべき、プロジェクト計画表を発表しています。

結論から申しますと、次の通りです。

 IFRSへのコンバージェンスを進める一方で、日本は2015~16年にIFRSを日本の会計基準そのものとして採用する強制適用(アダプション)を実施する計画だ。西川委員長は、「日本の立場は比較的はっきりしており、IFRSの作成についても意見を主張していきたい。ASBJのスタッフをIFRSの作成団体に派遣するなど、コミュニケーションを重視している」とした。

この目標に向かって、計画が走り始めるわけです。
しかも、今回、中期プロジェクトを半年前倒しにしています。

ASBJがプロジェクト計画表を発表するのは07年12月、08年9月に続いて3回目。コンバージェンスは、すでにIFRSを採用しているEU(欧州連合)と日本の会計基準を同等とみなすために実施する「短期」、IFRS自体との差異を修正するための「中期」、IFRSと米国会計基準のコンバージェンスプロジェクトに追従するための「中長期」の三つのフェーズで実施しています。

 今回は「中期」プロジェクトの項目を前倒しで実施することを明らかにしたほか、「中長期」にかかわる項目を詳細化しています。前回、6項目あった「短期」については08年12月にプロジェクトが終了したとして、計画表から記載がなくなりました。

 中期プロジェクトでは、企業が合併した際の「のれん」の償却方法の変更や、新しい利益の考え方である「包括利益」の採用について、10年中に会計基準や適用指針を公表するみたいですね。従来、IFRSとの差異を埋めるコンバージェンスは「11年6月までに実施する」としていましたが。

これで、結構主戦場がどこか?かなり分かりやすくなったといえるでしょうね。
世界の流れを追っていくと、意外と、自分が今、『何をすべきか』が明確になて行きますよ。
それでは、また、次回~。
計画表は、頭の中にインプットしておきましょうね。