おはようございます、レオンです。

 日本では、10年3月期の連結決算から海外展開する企業などがIFRSを選択することができます。早ければ15年にも全上場企業に強制適用される見通しです。
 時事通信社の調査は今月6~27日に大手企業100社を対象に実施し、94社から回答を得たようです。その結果、全体では62%の企業が強制適用まで国内基準を使うと回答しています。10年3月期にIFRSを導入すると明言した企業はなく、強制適用開始前の早期採用を検討している企業は日産自動車、NEC、日本たばこ産業(JT)など17%にとどまった模様。

強制適用に向けた準備状況については、「順調」という企業は3割にとどまり、全体の6割以上は準備が進んでいなかったり、具体的な対応に着手していなかったりしています。準備が進まない理由としては「FRSに詳しい会計担当者が不足している」(自動車大手)が目立った。

逆にいうと、人材不足といっているのだから、そこを勉強すれば、就職口があるということです。
学生の皆さん、がんばってください。こんなこと言っちゃっていいのかな~?
僕もできるだけ、サポートしていきたいと思いますので。
個人的に、相談なら、いつでも、受けますよ。

日本の会計関係者は「監査法人や企業内でIFRSが分かる人材を急いで育成すべきだ」と強調した。IFRSの実務は従来の日本会計基準の実務と大きく異なるうえ、国際的な基準策定の動向にも左右される。「『会計が分かる人に英語を教えるよりも、英語が分かる人に会計を教えたほうが早い』と述べる論者までいる。公認会計士や企業の会計担当者にも国際性が求められる時代になる」と話した。

ここのところは、僕はかなり、懐疑的というか。
僕は、皆さんもご存知かもしれませんが、135時間でBATICのsubject2にチャレンジしました。
しかも完全に独学です。
学者の方々は、かなり誤解をされていると思います。

英語の能力と会計の能力は、実は、次元が違うというか言語が違うと考えてもらえばよいのではないでしょうか?
要するに日本語と英語を2ヶ国語同時に学ぶのと同じことです。
つまり、会計の言葉を知っていることと、英語が理解できるということは、全くの別物です。
英語の能力を上げることと会計の能力を上げるということは、ベクトルが異なるのです。

逆に言うと、会計の用語を知っていれば、英語に置き換えることは容易ですし、吸収も早いです。
ですが、英語が得意な方ってどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
実数が把握できませんし、本来英語が得意な方でも、苦手と思っていらっしゃる方は、結構多いような気がいたします。
そう思っている方が、それにプラスしてあえて会計も英語で学ぼうと考えるでしょうか?
絶対的に総数が限られてきますし、能力偏重になってしまいます。
それだけは、ありません。英語で会計を学ぶ方が楽だという話を耳にすることが、時々ありますが、
海外で英語で会計の仕事をするのならともかく、日本で仕事をすることが、前提ならば、
3倍の労力が必要になります。
「日本語で会計」と「英語で会計」と「英語の表現力」ですよね。

これは、身内に聞いた話ですが、ある英語の通訳さんの話です。
その方は、確かにTOIECの能力は、かなり高いのかもしれませんが、専門的な用語については、全然ダメだとおっしゃっていました。
一般的な英語能力が高いだけでは
現場レベルでは、あまり役に立たないことを物語っています。
例えば、海外労働者の方が、「腹痛」で、痛みを訴えていたとします。
「どこが痛いのですか?」と聞いたとしても、的確な言葉が出てこないということです。

その部署で当たり前と言われている専門用語は、最低限『英語』で云い換えることが出来る必要があるわけです。
英語で食べていこうとするときに、一般的な英語能力を上げていこうとしがちです。
でも、この方法を採用していくと際限なく勉強が必要になりますし、自分の能力を上げていく過程で、どのくらい曖昧な基準で見ているかということに気づくはずです。
それは、そうですよね。
例えば、日本語で、何でもいいですが、例えば、税金の勉強(税理士)をしているのと比べ、英語を勉強するといった場合、すべてのジャンルを見境なく、やることになるわけですから。
日本人が、日本の全ジャンルを勉強すると宣言するよりも、かなり困難なことというか膨大な領域を勉強をすることを宣言するようなものです。
そんな全ての能力を客観的に量る指標なんて存在しませんよね~。
どちらが、先でもどちらが後でもかまわないのですが。

あえて、僕が勧めるとすれば、まず、日本語できっちり専門分野の勉強を先にある程度やる方が、楽だと思います。
その方が、「日本語で会計」を済ませているのだから、「英語で会計」と「英語で表現」だけ勉強することで済むのですから。

何せ、僕の経験から言わせてもらえば、大学の時、外書講読の講義を受講していた時のことです。
その当時、「会計用語」と「通常の英単語」の区別が全くできませんでしたね~。
会計の単語って、ワンフレーズのものが多いと思いますが、その英単語が「会計用語」として知っているのと知らないとでは、辞書を引く段階で、全然効率が違うのですよね。

例えば「Internal Control」って単語があるとします。
実務についていたり、会計を知っている方なら、すぐに反応できるのかもしれません。
でも、そうでない方にとっては、一語ずつ辞書を引くはずです。
言葉の意味は、「内部統制」ですよね。
知らない方にとっては「内側の統制」とか「内部の???」とか曖昧な訳にならざるを得ないでしょう?
会計のテキストには、たいていキーワードには、英訳も付いていることが、多いです。
というか会計のテキストの元は、英語のものが多いのですから。
基準のもとも英語のものでしょ。
米国基準とか。
全ての事象が、日本独自のものではないはずです。
自分に出来るからと言って、他の人もすべて自分と同じようにできるということは、実に少ないです。
自分にはできないことでも、他の人には易々と出来てしまことって、ありますよね。
不思議に思ったことありませんか?
「逆も真なり」です。
また今日も、まとまりがなさそうですね~。

今日は、この辺で。
また次回~。