おはようございます、レオンです。
今日注目したのは、『Windows7』です。

10月に発売されますよね~。
今まで、内容というかパフォーマンスについては、
全く『五里霧中』だったという感じですよね。
ちょっと、『Windows7』の記事が出ていたので、
紹介しますね。


『Tech Ed Japan 2009』で、プレゼンされていた内容です。

その記事の内容をそのまま記しても、専門知識がないと苦しいというか多分「???」な内容だと思われますので、単純化して、書いてみようと思います。

結論からいうと、「メモリをくわない」ということです。
「メモリをくわない」ということは、「同時処理能力がアップする」ということと「(同時処理するものが少なければ)単純に早くなる」ことの2つの意味があります。

基礎から説明しましょう。
コンピュータは、プログラムを実行する場合、通常ハードディスク(HDD)から呼び出して、コンピュータの頭脳ともいうCPUに送り込んで実行します。
ですが、HDDからCPUまでプログラムを送るのは、実は物理的にスピードが「遅い」のです。
時間がかかることを意味します。
その問題を少しでも回避するために、間に「一時キャッシュ(一時的にデータを溜めておく所)」とも言えるメモリを置いて、その「遅い」問題を緩和しようとしているのです。
つまり、プログラム自体が処理されるまでのプログラムの実行の順番待ちですよね。
今のCPUは、本当に性能が上がっていて、同時にプログラムを処理(タスクの実行)できるようになっていますよね。
「マルチタスク」なんて、呼ばれます。
CPUの特徴としては、プログラムの処理スピードは、「MAX」なのですが、容量は、「最小」です。
メモリはスピードは、「中くらい」ですし、容量は「中くらい」です。
HDDは、スピードは「最低」ですが、容量は「MAX」ですよね。
つまり、それぞれのパーツの個性を生かした構成というか、使い方をすることによって、能力をアップさせているのです。

どういうことか、良く分かりません?
つまり、CPUはとにかく処理スピードは「速い」と申し上げました。
ですが、それでも、一定の処理時間はかかるわけです。
その待っている間に、HDDからメモリに次のプログラムを上げておくわけです。
今処理しているプログラムが終ったら、すぐに次のプログラムが実行できますよね。
プログラムを読み込んでいる間に必要な、待ち時間をショート・カット出来るわけです。
メモリは、容量は、中くらいですから、CPUよりはたくさんプログラムを溜めておけるわけです。

これは、人間の動作にも同じことが、言えますよね。
記憶力は高く、いろいろなことを知っているけれども、思い出すまで時間がかかる方。
仕事をこなすのは速いけれども、記憶を増やして、溜めることは苦手な方。
両方とも中くらいの方など、様々です。
両方とも得意という特異な方も、時として存在しますけど。
いわゆる「スーパーマン」といってもいいでしょう。

マルチタスクの場合は、ある程度両方が並び立ってしまうので画期的なのです。
昔のCPUって、一つずつしかこなせなかったのですよね。
ほんの手と足の指の数の範囲以内前の話です。

ここまで書いてようやく本題に入れます。
『Windows vista』までは、I.E(インターネット・エクスプローラー)Fire・Fox,safari,google chrome
といった「インターネット・ブラウザ」において、すでにタブを同時に開くことができるようになっているわけですが、実は、メモリの消費という観点からすれば、タブを開いている数が多ければ多いほど、メモリの容量を消費してしまっているわけです。

つまり、開いているタブの数に「比例」して、メモリを消費してしまっていたわけです。
僕等もそうですが、同時に作業できることから、(便利なので)結構複数のタブを開いたまま作業をしてしまうわけです。

それは、メモリに負担をかけるわけで、常時メモリをめいいっぱい使っているから、無意識にパフォーマンス(処理速度やキャパ)を落としているのです。

昔のパソコン(数年前のことです)では、タブを3つ以上開くと、パソコンがフリーズしませんでしたか?
私は、よく経験しました(笑)。

ですが、今度の『Windows7』の画期的な点は、いくつタブを同時に開いても、パフォーマンスは、ほぼ『同じ』という点です。

つまり、「メモリを無駄に消費しない」ということですよね。

この点が、改善されたことで、いちいちタブを閉じて、作業を継続するという面倒さを回避することができます。
ただし、ここにも問題がないとは、必ずしも言えませんが。
タブをたくさん開き過ぎて、どれがどれだか把握できなくなるおそれはあります。

この点については、現在「サムネイル表示」の技術がありますから容易に回避することはできるとは、思いますが。

そんな感じで、結構『Windows7』には、密かに期待していたりします。

今回は、技術的なお話でした~。
また次回~。