　前時に、各班で、「葉をそのままにした枝」と「葉を全て取ってしまった枝」、それぞれに袋をかけてありました。

　今日は、その結果の確認からです。

　葉がたくさんついている枝の方の袋の中には、「水滴」がびっしりつ付いていることを確認できました。

　一方、葉を取ってしまった枝の方の袋の中は、乾いていました。水滴は付いていません。

　葉まで行った水は、葉から水蒸気となって出ていっていると考えられそうです。

　葉には、本当にそんな水蒸気の「出口」があるのでしょうか。

　ここで、教科書や動画で「気孔」について紹介しました。

　教えるところは、しっかり教えてしまいます。

　早速、実際に気孔を探してみることになりました。

　今回は、ムラサキツユクサの薄皮をはいで、プレパラートにしておきました。

　班に2枚ずつ、プレパラートを作っておきました。

　各班、顕微鏡も2台ずつ。

　久しぶりに使う顕微鏡の使い方を動画で再確認した後、早速、顕微鏡で気孔が見えるか探してもらいました。

「ありました！なんか唇みたい！」

「ちょっと不気味ぃ」

「たくさんある！」

「倍率上げて良いですか？」

「ばっちり見えました」

と、興奮気味の子どもたち。

　先ほど、動画で見たのとそっくりな、唇のように見える気孔がびっしりと見えて、子どもたちも驚いた様子です。

　倍率をさらに上げると、より構造がはっきりと見えます。

　一方、トラディスカンティア・セブリナの葉は、見るのにコツが要ります。

　見るのは葉の裏側。ムラサキ色の方を上にして見ます。

　この植物は、薄皮を剥いでプレパラートを作らなくても、そのまま葉をステージに載せて観察できます。

　が、葉のままですから、厚みがあって光を通しづらい為、「LEDライト」で下から葉を照らすと、みごとに気孔の部分だけが緑色に光って確認できます。孔辺細胞の部分にだけ葉緑素がある為です。

　ピントをはっきり合わせるのに苦労しますが、根気強く調整すると、みごとに気孔が見えます！

7月8日 6年生 理科「葉の気孔を観察してみよう！」

7月8日 6年生理科「葉の気孔を観察してみよう！」