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途中で誤って文が切れてしまいました。すみません。m(_ _)m
私はキッチンに倒れたままだと大智くんを驚かせてしまうと思い、這って布団まで行って休んだ。
しばらくして帰ってきた大智くんは私の部屋に入ってきたので、事情を話した。もう夕暮れ時に差し掛かろうとしていた気がする。
大智くんは私が具合が悪くなったことについて気を止めることなく躊躇なく「じゃあ食事どうするの?!」と言って少し離れたダイエーまでまた外出し、お弁当を買ってきてくれた。
それを食べたのか覚えていないが、
覚えにあるのは布団に顔を押し付けて嗚咽して泣く私に怒鳴り声で「お弁当買って来てやっただろうが!!」だ。
私は大智くんの人に対する何かが欠落しているのがはっきり分かっていたが、それが何なのかは分からなかった。
だけど前々から気になってる症状はあった。私はそれを気にしながらもぼやかしたり誤魔化したりしながらも謎に思い、なぁなぁにしていた。
それがたまたまスマホで見つけた『アスペルガー症候群』前からチラチラ何かとスマホを開けば出てくるこの文字。
何か意味があると思い、勝手に彼のセルフチェックをした。
すると多くが当てはまった。
私は点と点が結びつくということを体感した。
アスペルガー症候群でも、大智くんを好きだったが、私は『カサンドラ症候群』にもなっていたのだ。(進行形で)
対処の仕方はもう限界に来ていた。
…共感力がない…
これが1番痛かった…。
この間の喧嘩でも私が嗚咽したのもそれだし、今までの喧嘩もそれだ…。
それにもう一つ別の問題があった。
これは私自身の問題だが、(家庭に入る・家庭に収まる・家庭を作る)など極度の責任感によるプレッシャーだ。
別に大智くんと結婚してないし、予定もないが、同棲のライフスタイルが私にはそれと変わらない。
私には二人での生活は担えない、と痛感した。
半同棲と同棲の違いが色が別れるように分かる。
生活を支えられない。家を作っていけない。無理だ。
食事は私が担当すると前もって約束していたがそれが出来ない。
洗濯などは二人で協力していたが、私が一歩リードして家事をすること自体無理なのだ。
何故なのか出来ない。身体が固まる。
二人でこれ以上この家での描いていた生活は出来ないことが分かり二人で嘆きながらも、同棲は解消することにした。それで何度もやってる事だが別れることにした。
私達は喧嘩しては別れ、喧嘩しては別れを繰り返しながら元サヤに戻ることを繰り返していた。
そう、同棲と一緒に付き合いも今度こそ解消した。彼は別れることに憤慨していたが最後は仲良かった。
最初に彼が出ていき、私が後から家を出た。
何度も経験するが、簡単に分かれると一瞬はスッキリする。特に喧嘩や問題を置き去りにして別れると開放感に満たされる。
気分転換に私は少し離れたショッピングモールへ行った。この日は何故か服装もヘアスタイルも化粧も何もかもキマらなかった。いらついたが、気持ちの切り替えをし、これで、もういーやと手放した。
外へ出ると気にしてたスタイルの事は忘れ、非常に晴れやかな、サッパリした気分で足取りも軽かった。天気もいいので、余計気分は明るくなった。
ショッピングモールで、衣類や雑貨、化粧品、アクセサリーなどを楽しんで見ていた。私は一階上の3階へ移動した。
目の前を人が阻んだ。
話しかけてくる。男性だ。
心の中で私は『え?!私、何も間違って品物持ってきちゃった?! って持ってないよね?!え?え?本当に?!大丈夫?自分?!』と、永遠と自問自答しそうになっていると、
男性は「あの、…ずっと見てたんですけど…、」
私『え?!私服警官?!男性Gめん?!』て、また自分の手元を確認し、空のエコバックしか持ってないことを再確認する。
男性は若いのだが、私が次に何を言われるかただ待っていると、何か口元で言葉をモゴモゴ言わせてる。
私はとっさにでかい声で「ナンパ?!」と、言ってしまった。
若い男性は「あー……、はい…、そぅですね…。」ともごっと言った。
私は「君いくつ?私、だって40だよ。」
若い男性「ええぇっっ!!ジャストっすか?!」
私はコクっとうなずき、「君は…25…歳くらい?」
すると彼はもごついて「ま、まぁ、そのくらいッスね…(汗)」
実際は23歳だった。
私は大智くんと分かれて清々しさに満ちて、軽くて明るい波動だったせいでナンパされたらしい。
それによって顔つきも変わるのだろうと思った。
そして暇だったし、悪い子ではなさそうだったので、その時間は彼に付いて行くことにした。
その近辺をぶらついて話したりして辺りを一周した。私は若さに惹きつけられ、ライン交換し、2時間位で別れた。後日改めてデートをしようということになった。
その日はまた同じような場所を歩いて食べ歩きをしながら話をした。ここで相性の曖昧さを感じた。
彼は銀行でお金をおろし始めた。ホテルにでも期待しているのだろうか?などと考え付き、私は退屈になってきていた。
どうしよう…。
マックへ行き、小腹を満たしているうちに時間は夕方の4時になって、薄暗くなった。
私は言い訳を考え、「そうだ!私洗濯物干してたんだ!雨振らないかな?!何か心配だから帰るね!」
「〇〇くんはどうするの?」
彼「あ…、僕は…もうちょっと、ここに……。」
と言う彼を残して私は足早にバスに乗って帰った。
次の約束はしたんだかしてないんだか曖昧だった。
あまりそれからはラインしなくなり、トーク画面からは彼の名前は消えた。
この経験で、明るく手放した波動とはいかに軽いものか知った。