壁によりかかる

冷やっとするその感触に

命の炎がゆらゆらしている


限界までつらぬいたその朝に

太陽がほほえんでいる

つかの間の祝福だ


おそらく今日もゆらめいているだろう

吹き消され、燃え尽きそうになる

ゆらめき、ふらつき倒れそうになる


そこにすべての感情が

一杯のコップからあふれだす水のように

うずを巻いてこぼれ落ち

空へ吸い込まれていく


緑の大地も空へ吸い込まれ

赤い太陽はゆらめき輝く

小さな少年合唱団がわめき叫び

この宇宙が朝を迎える
月で餅つくうさぎさん

あなたは一体なぜそこに?

うさぎさんは答えました

やることなんてないからさ


またのまたの次の日に

もいちどうさぎにたずねました

うさぎさんはなぜそこに?

うさぎさんは答えません


しばらく数日お月さん

すっかり眠ってぐっすりと

全然姿を見せません。


それから数日経ちますと

とうとうお月が顔を出し、

そこには亀がおりました。


亀さん亀さん、なぜそこに?

亀さんゆっくりしゃべります

ずっと走っていたけどね

僕は走るの遅いのさ


毎夜毎夜に見える月

そこでは今もうさぎと亀が

裏と表で競争してる






Lennonthe3rdはいま何位?
芸術は内面をえぐり、爆発させるものだ。

しかし、心が空っぽだと何も出てこない

外に吹き出す圧倒的なエネルギーが必要なのだ。


それはずばり、苦しみ、悲しみ、憎しみ、

あらゆるネガティヴな感情が必要なのだ。


フランスの哲学者ベルグソンの言葉で私が一番好きな言葉だ。

「生の躍動」

人間は生まれた時から下りのエスカレーターに乗っている。

そして、登っても登っても上の階へ着くことは永遠にない

それでも人間はそれに抗って登り上げようとする。

しかし、最後は死という階へたどり着いてしまう。


生まれたくないのに勝手に生まれてしまうのが人間。

生まれる前に生まれたいなんて思っている人はいない。

そして、生まれてからは苦行の連続。

そこに意味を見出そうとしてもがき苦しむ。


意味なんてない。

ただ全力で生き、全力で瞬間を戦う。

全神経が瞬間に集中すると、自分も他人も無くなる。

そこに内なるうめき、わめき、歓喜の声を聞く


芸術なんてものはおしゃれであってはいけない。

内なるエネルギーが爆発した時にこそ、芸術は存在する。

下手でも、無様でも、イカれててもなんだって構わない。

絵だろうと、音楽だろうと、詩だろうと、生きることであろうと

どんなことだって一緒だ。

内なるエネルギーを解放した瞬間に最高の芸術が生まれる。

綺麗でピュアでなんてまやかしだ。

人間がうちに持つあらゆる狂気を解放する機会を芸術は与える。






Lennonthe3rdはいま何位?
まんまるメガネのお月様は地平線に消え

血の太陽は川へと流れていった

真っ黒で真っ白なピカソも消え去り

輝くリンゴもどこか行った


うさぎはライオンになって帰ってきた

すべての言霊が爆発する

消えては生まれ

消えては生まれ

そうして最後に1人で絶える






Lennonthe3rdはいま何位?
てん

てんてんてん

てんてんてんてんてん

てん、

てんてん!

てんててん!

てんてんてん、てんて

てんててんててんててんててててて

どててててててて


すべてのものに意味なんかない

感じるだけで十分だ






Lennonthe3rdはいま何位?
狂気だ

全面的な狂気だ

溢れ出す狂気だ

食い潰される鬼だ

明日の勝ちを食い潰す

狂気だ

最大級の狂気だ

内なる赤さに飲み込まれる

戦いだ

全面的な戦いだ

降伏だ

叩き潰されてしまえ

恐ろしい狂気だ

明日の狂気だ

人間の最も醜い狂気だ

隠すな

解放しろ

全面的な狂気だ

止まることのない狂気に

全面的に降伏する

打ちのめされるな

内なる全面的な戦いだ

狂気よ来い

全面的に戦うのみ






Lennonthe3rdはいま何位?
陰に没するお嬢ちゃん

君を閉じ込めているよ

光を浴びせてしまったら

ぼくが朝焼けに消えてしまうから


小さな小さなブラックボックス

夢は消えちゃいない

だけど、消えてるのかもしれない


踏みつけられて、蹴飛ばされる小さな石ころ

今日も転がり続けてる

その身が削れ消えゆくまで


消えて塵になれたなら

怪しげな夜風に連れられて

きっとどこかへ行けるだろう


光を打ち消す心の炎

描く星空吸い込まれていく






Lennonthe3rdはいま何位?
君が僕を呼び寄せる

大きな庭を賛歌する


君が僕を呼び寄せる

みすぼらしい庭を見て泣いている


僕が君を呼び寄せる

言えることは何もない


たぶん、君の方が豊かなんだろう

たぶん、君の方が打ちひしがれてるのだろう

たぶん、ぼくは悔しいんだろう


僕は庭を壊し続ける

すべてを蹴飛ばし、泣き続ける


本当は気づいているんだろう

僕は庭に興味はない

本当は知っているんだろう

僕は飛びたいんだ


いつも同じこの景色を破り去ってやる

真っ赤な絵の具に怒りを込め

黒い絵の具に心黒さを打ちとく


空はきっと知っているんだろう

僕らが捕えられていることを






Lennonthe3rdはいま何位?