この間、京都旅行中にふらっと立ち寄ったお店の軒先で、なんともレトロな機械を見つけました。
ガチャガチャじゃなくて、硬貨を入れると一枚ずつおみくじが出てくるタイプの自販機です。
なんか妙に惹かれて、財布から100円玉を一枚。
「素敵なご縁がありますように…!」って願いながらレバーを引くと、コトンと一枚。
開いてみたら、「大吉」とかじゃなくて、私の心を見透かしたような言葉が並んでいました。
原文そのまま載せますね。
「プライドをヘし折れるかが勝負や
君の見栄っぱりが邪魔してるみたいやな。
自分から相手を好きになりにいきなほれ。
気がつけば全員から惚れられとるわ。
未来の大予言」
もう、最初の「プライドをへし折れるかが勝負や」で、グサッときて。
運勢がどうとかじゃなく、「問題の根っこは、ぜんぶ君自身にあるんだよ」って、真正面から言われた気がしました。
✨ 私が必死に守ってた「プライド」の正体
正直、自分ではプライドが高いなんて思ったこともなくて。
でも、おみくじの言葉をきっかけに自分と向き合ってみたら、ハッとしたんです。
私がこだわってたのって、SNS上で作り上げた「知的な自分」っていうキャラでした。
ちょっとニッチな分野の投稿をしては、「誰も知らないこと知ってる自分、クールでしょ?」って、自己満足に浸ってた…。それが私の重たいプライドの正体でした。
🤔 好き避け?こじらせ?「欲しい」のに「いらない」フリ
一番タチが悪いのが、心の底では人一倍、誰かに愛されたい、大切にされたいって渇望してること。
それなのに、街で仲良さそうなカップルを見かけると、おめでとうって気持ちより先に、羨ましさと軽蔑がまじった複雑な気持ちが湧いてきて…。
「どうせホルモンに流されてるだけでしょ」
「私は違う、あんな風にはならない」
とか心の中で毒づいて、自分を必死に正当化してました。
手に入らないから、「あれは良くないものだ」って思い込む、典型的な「酸っぱい葡萄」ですよね🍇
🧱 高すぎる理想と、心の「潔癖症」
この歪んだプライドを守るために、無意識に相手に求める理想をものすごく高く設定してたみたいです。
頭が良くて、才能があって…。
中でも一番やっかいなのが、相手に純粋さを求めてしまう「精神的な潔癖症」。
ぶっちゃけて言うと、相手の過去の恋愛経験に過剰にこだわってしまうこと。もっと言えば、相手が童貞かどうかっていう…。
このこだわりが、今の時代どれだけ非現実的で、自分を苦しめてるかも本当は分かってる。
でも、これが自分の心を守るための、最後の砦だったのかも。
「理想の相手がいないから、私に恋人ができないだけ」
って、傷つくことから逃げてたんですね。
🌱 これからの私へ
救いだったのは、おみくじの最後の「気がつけば全員から惚れられとるわ。」という言葉。
なんだかすごく背中を押された気がして。
壁を壊した先には、もっと素敵な世界が待ってるかもしれないって。
この投稿を、自分を変えるための一歩にします。
✅ 見た目から「自分磨き」
今までは「中身が大事!」って見た目に無頓着だったけど、まずは自分を大切にすることから。清潔感のある、話しかけやすい雰囲気作りを頑張ります。
✅ 「ありのままの自分」を見せる勇気
SNSでも、考えや意見だけじゃなくて、もっと感情とか日常の「好き」をシェアしてみようかなって。「クールな私」は、もう卒業!
✅ 心の「潔癖症」は、一旦お休み
このこだわりは、本当に誰かを好きになった時に考えればいいのかも。今は、新しい出会いを遠ざける言い訳にするのはやめます。
✅ 「減点方式」から「加点方式」へ
相手のダメなとこ探しじゃなくて、素敵なところを見つけるクセをつけたい。人との関わりを、もっと楽しみたいから。
これを書いている今、絡まっていた思考が少しだけ整理できた気がします。
もし同じようなことで悩んでいる人がいたら、何か少しでも参考になったら嬉しいです。一緒にがんばりましょう…!
